東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『介護スナックベルサイユ』(毎週土曜23:40 ~24:35 ※放送時間変更の可能性あり)が20日に最終話を迎える。主演を務めた宮崎美子が、このドラマへの思いを語った。

  • 『介護スナックベルサイユ』場面カット

    『介護スナックベルサイユ』場面カット

杢代和人演じる大輝の結末について心配する声

――クランクアップとなりました。今の心境を教えてください。

あっという間の3カ月間で、クランクアップを迎えられて、とてもホッとしています。まりえという役はずっとお店にいたので、撮影現場ではあるけれど自分の家にいたような気持ちでした。そこに諸先輩方をお招きしてまりえがお話を伺うわけですが、私自身が久々に会う方ばかりで、皆さんとお話しできるのが毎回本当に楽しみでしたね。

――今回新たに参加した杢代和人さんについてはいかがですか?

「あの子はどうなるの?」と、私の周りからも大輝の結末について心配する声が聞こえてきます。杢代くんは、撮影が進むにつれて表情も豊かになってきて、「この場面ではどんな顔をするんだろう?」と私も楽しみにしていました。最終回では大輝にスポットが当たるのですが、彼の微妙な表情の変化が見られると思うので、ぜひお見逃しなく!

―― 「介護スナック」の見方は、変わりましたか?

このドラマに出演して改めて思ったのは、「仲間と一緒に食べて飲んで死や老いを恐れずに元気でいられる、そんな居心地のいい場所があれば、心の平穏を保つことができる」ということなんですね。それは、まさにベルサイユのような場所だと思うんです。

そのことを脚本の清水先生にお伝えしたところ、最終回の脚本に反映してくださいました。ベルサイユのような場所が自分の周りにあれば、先々のことを不安に感じることもなく幸せに過ごせるのではないか、まりえを演じながら感じていました。

―― 最終回のみどころ、視聴者へのメッセージをお願いします。

見どころは、まさに大輝です。彼がどんな未来を選ぶのか注目してほしいですね。そして彼に大きな影 響を与えるのが、高橋惠子さんが演じてくださった久留辺蘭子。逃亡犯というインパクトの強いエピソードですが、しみじみとさせる部分もあって、それを大輝がどう受け止めるのかを見届けていただければと思います。

またこのドラマでは「最後に会いたい人は誰か。人生の最後に何を食べたいか」ということが語られてきました。それはそのまま、人生についておさらいをすることに繋がると思っています。ご覧いただいた皆さんが、「自分だったら?」と考えて、人生を振り返るきっかけになったらいいなと思っています。

(C)東海テレビ

【編集部MEMO】
『介護スナックベルサイユ』は、今年3月に特別企画として2回にわたって放送され(※)、多くの反響を呼んだことから連続ドラマ化が決定した。(※2025年3月22日・29日放送。 主演・尾碕真花 出演 宮崎美子ほか)。店はどこにでもあるスナックのようにみえるが、介護士資格をもつスタッフが常駐するなど立派な介護現場だ。訪れる客の大半が要介護認定を受けているため、点滴をうったり、血圧を測ったり、リハビリをする客もいる。ビールは誤嚥を防ぐため、とろみ剤を混ぜて提供することもある。中でも注目は、上杉まりえ(宮崎美子)が、仕入れから担当している特製ワイン『SEE YOU INMY DREAMS』だ。飲めるのは生涯でたった一度、それもお一人さま一杯だけ。飲めば、会いたい人に会える“魔法のワイン”で、訪れる客を“人生最期の夢”へと誘っていく。夢を堪能した後には、それを象徴する料理が振る舞われ…。これが、道先案内のフルコースだ。