毎日放送、北海道テレビ、テレビ西日本、テレビ宮崎は31日、地域情報コンテンツの流通を促進する新会社「合同会社LCB」を共同で設立したと発表した。

  • 「合同会社LCB」ロゴ

    「合同会社LCB」ロゴ

LCBは「Local Contents Bank」の略で、各地のテレビ局が制作、放送している情報番組の一部コーナーから切り出した映像(=地域情報コンテンツ)をシステム上に集約した映像バンクの実証実験。この中には、グルメや店舗などの街情報や祭り・温泉・観光スポットなどの行楽情報、地方の人々の暮らしぶりや取り組みを追ったドキュメンタリーなど多数の地域情報コンテンツが蓄積されており、全国のローカル民放局・63社が参加している。

合同会社LCBの社員となる4社は、現在A-PABが実施するLCB実証実験の幹事社を務めており、実証実験が終了した後もLCBの継続した運用が望まれる中、システムの運用母体として合同会社を設立することになった。

同社では、地域情報コンテンツの流通促進によりる地域活性化、地域情報コンテンツ制作の業務DXへの寄与を通して、ローカル放送の発展を支援することを目的に掲げ、国内配信プラットフォーム、観光プロモーション、ふるさと納税、交通機関の車内映像、教育コンテンツなどでの活用をイメージ。さらに、海外展開も想定している。