JR西日本は30日、山陽新幹線で運行を続けてきた「ハローキティ新幹線」の運行を2026年春で終了すると発表した。特急「はるか」で使用している「ハローキティはるか」も、2027年夏頃までに順次、運行終了する予定と発表された。
「ハローキティ新幹線」は、ハローキティが夢の中でリボンに出会って誕生したという物語をモチーフにした特別列車で、2018年6月から運行開始。ピンクを基調にした車体デザインや、1号車の展示スペース「HELLO! PLAZA」などが人気を集めた。
2026年春の運行終了が決まったことを受けて、終了までの期間に感謝を込めたフィナーレキャンペーンを展開する。乗車時の思い出写真をSNSで募集し、入選作品を使った「フィナーレアート」を制作するキャンペーンも実施し、完成したビジュアルはキャンペーンのスペシャルサイトや「ハローキティ新幹線」車内、主要駅などでお披露目する予定。その他、1号車「HELLO! PLAZA」でのイベント開催、限定ノベルティの配布、ハローキティに会える催しも企画しているとのこと。「ハローキティ新幹線」サイト内にキャンペーンとイベント情報を掲載する特設ページを開設し、随時情報を発信するとしている。
記念グッズも11月1日から順次販売開始。クリアファイル2種類(各660円)、メモ帳2種類(各440円)、アクリルマグネット(660円)、連結キーホルダー(880円)など用意した。「HELLO! PLAZA」限定のアイテムも用意され、京都鉄道博物館やJR西日本エリアの駅ナカ店舗、JR西日本の通販サイト「DISCOVER WEST mall」などで購入できる。
「ハローキティはるか」は2019年に登場。関西空港駅発着の特急「はるか」で使用する281系にハローキティのラッピングを施し、2020年に登場した271系も同様のラッピングで運行された。近年はラッピングなしの281系・271系も運行しており、2027年夏頃までに順次、「ハローキティはるか」としての運行を終える予定となった。

