星野リゾートが展開する「界」は2026年6月7日、「界 草津」を群馬県・草津温泉に開業する。

  • 草津温泉街と専用のトンネルでつながる界 草津

    草津温泉街と専用のトンネルでつながる界 草津

施設のコンセプトは「トンネルがつなぐ木立の湯宿と温泉街」。草津のシンボルの1つである、草津白根山の麓に広がる高台に位置する。94室の客室を有する宿泊棟の前には木立に囲まれた中庭が広がり、大浴場のある湯小屋棟、ラウンジ棟などが点在。豊かな自然に囲まれた空間で、湯浴みや湯涼みを楽しむ、くつろぎの滞在を提案する。料金は2名1室利用時1名あたり46,000円~(税・サービス料込、夕朝食付)となっている。

温泉街に直結する「専用トンネル」

同館の大きな特徴は、草津温泉街に直結する「宿泊者専用トンネル」。トンネルを抜けると、大露天風呂で知られる西の河原公園のすぐ横に出ることができ、湯畑周辺の散策にも便利。界 草津での滞在と、日本三名泉の歴史と活気を感じる温泉街の街歩き、趣の異なる2つの世界観を自由に行き来して、草津の魅力を余すところなく満喫できる。

ご当地部屋「シルクアートの間」

  • 左:草津の自然をイメージした布のインテリア/右:客室露天風呂

    左:草津の自然をイメージした布のインテリア/右:客室露天風呂

界では、地域の文化に浸る滞在を叶えるご当地部屋を用意している。界 草津のご当地部屋は、かつて養蚕が盛んだった群馬の歴史にちなんだ「シルクアートの間」。一番の特徴は壁面の布のアートで、雄大な山並みを背景に、温泉の湯けむりが立ち上る草津の情景を一枚の織物で描いた。織物の色彩のグラデーションで山並みを、そこに絹糸を細かく刻んで湯けむりを表している。遠目では草津の湯けむりを描いた一枚の絵画のように、間近では絹糸が織りなす繊細な表情や立体感を堪能できる。このアートをはじめとした布の装飾は、国際的に活躍するテキスタイルデザイナーの須藤玲子氏がデザインを手掛けた。織物の産地・桐生の技術によって生み出されている。絹糸や繭の素材を使って作られたランプシェード、草津の高原植物をイメージしたクッション、ベッドライナーなどのインテリアが、心地よい空間を演出する。

  • 左:草津の山並みと湯けむりを描いたアート/右:絹糸のランプシェード

    左:草津の山並みと湯けむりを描いたアート/右:絹糸のランプシェード

草津温泉の2つの酸性泉を楽しむ大浴場

  • 中庭の自然を感じる内観

    中庭の自然を感じる内観

自然湧出量日本一を誇り、毎分32,300リットル以上もの温泉が湧き出る草津温泉。同館の大浴場では、豊富な湯の恵みを感じられるよう、趣の異なる2種類の酸性泉を引いている。1つは、草津温泉の中でも随一の湧出量・高温・強酸性を特徴とする「万代鉱(ばんだいこう)源泉」、そしてもう1つは引湯する施設が限られる、希少でやや穏やかな酸性の「西の河原(さいのかわら)源泉」。内湯には3つの浴槽を設けており、泉質の異なる湯を泉温を変えて楽しむ、湯めぐりのような体験ができる。窓を広くとった開放的な空間からは中庭の豊かな自然を望むことができ、源泉豊富な草津温泉ならではの入浴を心ゆくまで堪能できる。

滞在スタイルにあわせて選べる食事

  • 左:「上州豊伝会席」イメージ/右:湯畑、湯もみをイメージした器の先付け

    左:「上州豊伝会席」イメージ/右:湯畑、湯もみをイメージした器の先付け

夕食は、プライベート感が保たれた半個室の食事処で、ご当地の食文化を生かした会席料理を提供する。草津温泉の湯畑と湯もみをイメージした器で供される先付けから始まる「上州豊伝会席」は、群馬の豊かな食の魅力を存分に引き出した品々が並ぶ。メインの台の物は「上州常夜鍋」。鍋の出汁の中には丸ごと煮込んだ鶏のもも肉を入れて提供する。群馬名産のほうれん草や柔らかく煮込まれたもも肉を、鶏の旨みが溶け込んだ出汁とともに味わう。

敷地内には、「蕎麦割烹 SAI」が誕生する。主役となるのは、地粉・生粉打ちにこだわった十割蕎麦と、鰹、昆布、干し椎茸から引いた風味豊かな三段つゆ。蕎麦を味わう前の一品料理も豊富に用意する。地元の日本酒やクラフトビール、ナチュラルワインと合わせて楽しむことができる。会席料理とは異なる軽めの夕食としても利用でき、滞在中の食事の選択肢を広げる。

  • 左:地粉・生粉打ちの蕎麦イメージ/右:ナチュラルワインと一品料理

    左:地粉・生粉打ちの蕎麦イメージ/右:ナチュラルワインと一品料理