「第63回全日本模型ホビーショー」(主催 : 日本プラモデル工業協同組合)が東京ビッグサイトで10月17~19日に開催された。10月17日は業者招待日で、10月18・19日に一般公開が行われた。鉄道模型関連メーカーも出展し、各社ブースで多数の試作品を公開した。

  • <!-- Original start --></picture></span>「全日本模型ホビーショー」が今年も開催。鉄道模型メーカーも試作品を多数出展した(写真はTOMIXのりんかい線71-000形)<!-- Original end -->

    「全日本模型ホビーショー」が今年も開催。鉄道模型メーカーも試作品を多数出展した(写真はTOMIXのりんかい線71-000形)

国内で主流となっているNゲージはもちろん、ZゲージにHOゲージとスケールもさまざま。今回もメーカー各社の出展内容を紹介していく。出展数が非常に多かったため、当記事で掲載しきれなかったものに関しては各社公式サイト等もチェックしてほしい。

KATOの「36ぷらす3」発売近づく - 「安寧」編成や南海電車も

KATOブースで展示された試作品の中では、「787系『36ぷらす3』」(品番「10-2090」・価格3万5,200円)が11月発売予定となっている。光沢を帯びた漆黒の車体とさまざまな装飾を再現。1~3号車のテーブルランプと3号車ビュッフェの冷蔵庫は、室内灯がなくても点灯する。各車両に対応した障子窓も別パーツで付属し、ユーザー取付けによって実車再現に一層近づく。コレクション向けに先頭車両のみを収録する「旅するNゲージ」として、1号車「クモロ787-363」も販売(価格4,950円)する。

  • <!-- Original start --></picture></span>787系「36ぷらす3」をKATOがNゲージ化<!-- Original end -->

    787系「36ぷらす3」をKATOがNゲージ化

  • <!-- Original start --></picture></span>1~3号車にランプ点灯ギミックも搭載(写真は2号車)<!-- Original end -->

    1~3号車にランプ点灯ギミックも搭載(写真は2号車)

  • <!-- Original start --></picture></span>各号車に対応した障子窓パーツも付属。黒い枠線で切り離す<!-- Original end -->

    各号車に対応した障子窓パーツも付属。黒い枠線で切り離す

かつての特急「サンダーバード」からリニューアルした「683系6000番台『まほろば』(安寧) 3両セット」(品番「10-2145」・価格1万8,480円)は10月30日に発売予定。金色と蘇芳(すおう)色のカラーリングに各種装飾を再現した。これまで増結専用だった3両編成にも動力ユニット(片軸駆動)を搭載し、683系を3両編成単独で楽しめるようになった。「安寧」と同様に3両単独編成で運行する「683系2000番台『能登かがり火』 3両セット」(品番「10-2144」・価格1万5,620円)も2026年2月の発売を予定している。

今月初頭に製品化が発表され、大きな話題を呼んだ南海電鉄6000系の試作品も早速公開された。現行塗色8両セット(品番「10-2999」・価格4万4,000円)が2026年2月、特別企画品の無塗装6両セット(品番「10-2100」・価格3万3,000円)が2026年3月発売予定。現行塗色の帯はまだ入っていないが、その位置がうっすらわかるようになっていた。

  • <!-- Original start --></picture></span>3両編成で走行可能になる、683系「安寧」編成(写真右)と「能登かがり火」(同左)<!-- Original end -->

    3両編成で走行可能になる、683系「安寧」編成(写真右)と「能登かがり火」(同左)

  • <!-- Original start --></picture></span>実車は60年以上活躍を続けている南海電鉄6000系、KATOが製品化<!-- Original end -->

    実車は60年以上活躍を続けている南海電鉄6000系、KATOが製品化

  • <!-- Original start --></picture></span>導光部品の抜差しにより列車識別灯の光り方を変更できる<!-- Original end -->

    導光部品の抜差しにより列車識別灯の光り方を変更できる

南海電鉄6000系では、他にも導光部品の抜差しにより、列車識別灯を全灯または助士側のみで光り方を分けられる。会場では、向かって左側の識別灯のみ点灯している様子が見られた。種別・行先表示との組み合わせで、識別灯の再現も細かく行える。

南海電鉄から譲渡された後の「大井川鐵道6000系タイプ 2両セット」(品番「10-969」・価格1万4,300円)もホビーセンターカトーから3月発売予定。こちらはスカートを取り付けて2両編成に短縮した編成となり、標識灯は全灯・消灯を選択する。

  • <!-- Original start --></picture></span>「レーティッシュ・クロコダイル」はR150走行可能。後方の緑色の客車は特別企画品に収録<!-- Original end -->

    「レーティッシュ・クロコダイル」はR150走行可能。後方の緑色の客車は特別企画品に収録

  • <!-- Original start --></picture></span>オレンジ色の「TGV Sud-Est」がリニューアル<!-- Original end -->

    オレンジ色の「TGV Sud-Est」がリニューアル

  • <!-- Original start --></picture></span>211系長野色、他にも東急電鉄5000系・5080系や「オリエントエクスプレス」など多数発売予定<!-- Original end -->

    211系長野色、他にも東急電鉄5000系・5080系や「オリエントエクスプレス」など多数発売予定

他にも多数の試作品を展示していた。東急電鉄5000系・5080系は先頭車両に帯が入った状態の試作品を展示。211系0番代・3000番代長野色も11月に発売する。さらに「オリエントエクスプレス’88」が12月に再生産予定。外国型車両でも、「アルプスの凸形機関車 Ge6/6-Ⅰ<レーティッシュ・クロコダイル>」が11月の発売を予定している。KATO初の欧州型車両として過去に製品化された「TGV Sud-Est」(シュド・エスト)がリニューアルされ、2026年4月発売予定。HOゲージ(1/80)のD51形に使用する「D51 メイクアップパーツセット」(中央本線タイプ・関西本線タイプ)の使用例も会場に展示され、10月21日にメーカー出荷された。

トミーテックブースは試作品展示多数、新技術の参考出品も

トミーテックのブースでは、新製品の出展に加え、現在開発中の新システムの参考出展も行われた。1つ目は、立命館大学理工学部・道関隆国特任教授らグループとの共同研究成果にもとづき開発した「レール周辺空間無線給電システム」。電飾を点灯させる建物にコイルとLEDを設置し、専用の送電装置から走行レールに高周波を流すことで、レールから磁界が発生。範囲内の建物は電磁誘導により発生した電流で照明が点灯するしくみとなっている。製品としての発売時期は未定だが、実用化すれば、照明の点灯やバス・自動車等のモーター制御など、鉄道模型の楽しみ方をさらに広げる可能性を秘めているという。

  • <!-- Original start --></picture></span>建物のベースにコイルを組み込み、レール周辺に配置。電磁誘導で発生した電流で照明を点灯させている<!-- Original end -->

    建物のベースにコイルを組み込み、レール周辺に配置。電磁誘導で発生した電流で照明を点灯させている

  • <!-- Original start --></picture></span>実車同様、ヘッドマークを縦に自動回転。レイアウト上での「幕回し」も現実になるだろうか<!-- Original end -->

    実車同様、ヘッドマークを縦に自動回転。レイアウト上での「幕回し」も現実になるだろうか

2つ目は回転式トレインマーク。国鉄特急型車両を中心とする、ヘッドマークが回転する車両に、縦に回転するトレインマークを組み込んだ。手動で回すマークはすでに存在するが、ここでは小型モーターによる自動回転となる。

参考出展の試作品では、マグネットスイッチによってモーターを駆動させ、10種類のヘッドマークを回転表示させていた。回転する方向は一方向のみ。プリズムは交換可能を想定しているが、その交換方法は今後検討が進められるという。

その他にも、既存の内装パーツと交換して組み込む車載サウンドシステム、実物と同じようにゆっくり駆動し、TOMIXの複線間隔に収まる自動ポイントマシン、フィーダー型の踏切警報器を参考出展していた。踏切警報器は、線路の両側に設置することを踏まえ、フィーダー差込み穴をひとつだけ使用する方式となっていた。いずれも現時点では参考出展にとどまるので、今後の進展に期待したい。

TOMIX初の阪急電車やりんかい線新型車両など試作品多数

今後の発売を予定している製品の試作品も多数展示された。九州から東北・北海道まで、多様な車両を発売するようだった。DD200形700番代、313系1300番代、H100形、寝台特急「北斗星」(混成編成)などは、10月中の発売が迫っている。KATOと並行して製品化を進めてきた山形新幹線E8系も11月以降に発売となる。

  • 直近の発売予定新製品も多数

12月発売予定の阪急電鉄新2000系(宝塚線・第1編成)も、情報解禁直後は話題になった。TOMIXとして初の阪急電鉄車両にあたり、阪急ならではの艶のあるマルーンを新規開発し、外観を美しく再現。列車識別灯は全灯・1灯・無灯をスイッチで選択できる。基本セット(品番「97217」・価格2万1,780円)と増結セット(品番「97218」・価格1万6,940円)に分けて12月発売予定。社紋・車番は印刷済みだが、増結セットに付属の転写シートで車番の変更もできる。

実車が10月1日に運行開始したばかりのりんかい線新型車両71-000形も、TOMIXが製品化。取材時点では、ラインカラーが入っていない状態の試作品を展示していた。JR東日本のE233系をベースにしつつも、総合車両製作所の「sustina」車体や、前面のひさし形状がE233系と異なり、それらの違いもしっかり再現している。4両基本セット(品番「98513」・価格2万4,860円)と6両増結セット(品番「98514」・価格2万5,520円)に分けて2026年2月発売予定。ラインカラーが入れば一層明るい外観になると思うので、試作の進展を待ちたい。

  • <!-- Original start --></picture></span>TOMIX初の阪急電鉄車両、2000系の試作が進んでいる<!-- Original end -->

    TOMIX初の阪急電鉄車両、2000系の試作が進んでいる

  • <!-- Original start --></picture></span>2026年2月にNゲージも発売予定<!-- Original end -->

    2026年2月にNゲージも発売予定

  • <!-- Original start --></picture></span>青梅線向けの72・73形とクモハ40形(写真右)<!-- Original end -->

    青梅線向けの72・73形とクモハ40形(写真右)

青梅線で1978年まで使用されていた旧型国電として「国鉄72・73形通勤電車(青梅線)セット」(品番「98576」・価格2万3,430円)と「国鉄電車 クモハ40(半流形・M)」(品番「9018」・価格1万450円)も2026年2月発売予定。両者の連結で5両編成の運転を楽しめる。クモハ40形はTOMIXとして初という戦前型の旧型国電。単行運用に対応した前面サボが付属するので、単行から72・73形との連結まで、自身に合った長さで楽しめるだろう。

HOゲージでは、583系が11月に発売予定。JR東日本N1・N2編成と、国鉄時代から活躍し、急行「きたぐに」で使用された編成の2形態に分かれる。N1・N2編成は別売のトレインマークにより、「あいづ」「わくわくドリーム号」「あけぼの」「ゲレンデ蔵王」も再現可能。2026年2月には、丸い戸袋窓が特徴的な名鉄モ510形も再登場する。

  • <!-- Original start --></picture></span>HOゲージの車両も引き続き展開予定<!-- Original end -->

    HOゲージの車両も引き続き展開予定

  • <!-- Original start --></picture></span>のと鉄道「POKEMON with YOU トレイン」が製品化決定<!-- Original end -->

    のと鉄道「POKEMON with YOU トレイン」が製品化決定

  • <!-- Original start --></picture></span>TOMIXの50周年記念企画「懐かしの2軸貨車セット」も発表<!-- Original end -->

    TOMIXの50周年記念企画「懐かしの2軸貨車セット」も発表

会場で発表された新情報として、のと鉄道「POKEMON with YOU トレイン」の製品化が決定したほか、2026年に迎えるトミックス50周年の記念企画として、「懐かしの2軸貨車セット」も企画進行中とのこと。車両によっては40年ぶりの製品化となり、一部は現代仕様にアップデートされるという。2軸貨車はさまざまな規模の貨物列車に組み込んで楽しめるので、これらの製品に関する続報も期待したい。

「鉄コレポケット」間もなく発売、「ノス鉄」新弾試作品なども

トミーテック「ジオコレ」で展開される鉄道模型としては、5月の静岡ホビーショーで発表され、話題となった「鉄コレポケット第1弾」(価格1,650円、ブラインドパッケージ)の発売が10月中と迫っている。通常のNゲージの約半分にデフォルメした彩色済み組立てキットで、第1弾はE235系1000番代、225系100・5100番代が登場。そのまま組むとディスプレイモデルになるが、TOMIXの各種部品や「TM-TR07」(2軸車用動力ユニット)への交換によってNゲージ化も可能に。会場で第2弾の発売が発表され、第3弾も企画進行中とのことだった。

  • 「鉄コレポケット」は間もなく発売。第2弾・第3弾も企画進行中のようだった

「鉄道コレクション」からは、12月発売予定の「福井鉄道770形(774・775号車)A」(価格8,580円)による走行展示も見られた。名鉄モ770形時代から改造された外観と塗装を再現し、動力には「TM-TR03」(路面2連接車用)を使用。シリーズ10周年記念アイテムだった福井鉄道200形からさらに10年経過し、20周年記念アイテムとしていよいよ製品化される。

今月発表された「ノスタルジック鉄道コレクション第5弾」(価格2,640円)の試作品も公開された。2026年3月の発売を予定している。これまでの「ノス鉄」は2軸車両のみのラインナップだったが、第5弾ではボギー台車の車両が10種類登場。中でも高松琴平電気鉄道30形タイプ、福井鉄道モハ130形タイプ、北陸鉄道タイプは実在した車両をイメージに取り入れている。ただし、長さや形状が実物とは異なるとのこと。

  • <!-- Original start --></picture></span>「鉄道コレクション」20周年記念として、福井鉄道770形が登場<!-- Original end -->

    「鉄道コレクション」20周年記念として、福井鉄道770形が登場

  • <!-- Original start --></picture></span>「ノスタルジック鉄道コレクション第5弾」では、新動力「TM-28」(12m級A)も発売<!-- Original end -->

    「ノスタルジック鉄道コレクション第5弾」では、新動力「TM-28」(12m級A)も発売

  • <!-- Original start --></picture></span>その他、今回展示された試作品の数々<!-- Original end -->

    その他、今回展示された試作品の数々

他にも多数の試作品を出展。過去にはブラインドパッケージだった小湊鐵道キハ200形(キハ205・キハ211)や名鉄7300系、実車の引退が発表された箱根登山鉄道モハ1・2形、西鉄貝塚線600形のアイスグリーン復刻塗装など、今後もさまざまな車両が「鉄コレ」から登場する。

マイクロエースから「あそぼーい!」再登場、未塗装キットもまだまだ続く

マイクロエースのNゲージ製品では、キハ183系1000番代のD&S列車「あそぼーい!」(品番「A8263」・価格2万7,500円)と「ゆふいんの森2世」(品番「A8264」・価格2万6,400円)に注目したい。どちらも薄型室内灯対応製品として再登場し、先頭車両の展望席まで明るく点灯するようになる(室内灯は別売)。とくに「あそぼーい!」は入手困難な状態にあったため、JR九州の人気D&S列車(観光列車)を手もとで楽しめるチャンスが再来することになる。

実車の去就が注目されつつある西武鉄道の特急車両10000系が、特急「小江戸」の7両セットとして再登場。1次車・登場時(品番「A1980」・価格3万9,600円)と4次車・クーラー交換後(品番「A1983」・価格3万9,600円)を製品化し、パンタグラフ、冷房、内装色の違いや転落防止幌の有無など、それぞれの時代を再現している。

  • <!-- Original start --></picture></span>マイクロエースのブースで展示された試作品<!-- Original end -->

    マイクロエースのブースで展示された試作品

  • <!-- Original start --></picture></span>2種類の西武鉄道10000系(写真上・中央)とキハ183形1000番代「あそぼーい!」(同下)<!-- Original end -->

    2種類の西武鉄道10000系(写真上・中央)とキハ183形1000番代「あそぼーい!」(同下)

  • <!-- Original start --></picture></span>JR九州の「ゆふいんの森2世」<!-- Original end -->

    JR九州の「ゆふいんの森2世」

国鉄特急色に塗り替えられて話題となった大井川鐵道の電気機関車は、2種類の仕様で発売する予定。E31型(E33)電気機関車(品番「A9955」・価格1万3,200円)は、クリーム地に朱色の帯をまとった外観を再現し、背の低い避雷器を設置した。「ED31-4」(E34)国鉄特急色タイプ(品番「A9954」・価格1万3,750円)は、青・クリーム色の塗装に塗り替えられた形態となり、ナンバーや前面飾り帯、ダミーのルーバーなどを印刷で表現する。

  • <!-- Original start --></picture></span>大井川鐵道の電気機関車が2種類登場<!-- Original end -->

    大井川鐵道の電気機関車が2種類登場

  • <!-- Original start --></picture></span>「MA’sクラフト」第3弾は二軸冷蔵車のレ5000形<!-- Original end -->

    「MA’sクラフト」第3弾は二軸冷蔵車のレ5000形

  • <!-- Original start --></picture></span>1両分のキット内容を展示。製品は3両セットで発売予定<!-- Original end -->

    1両分のキット内容を展示。製品は3両セットで発売予定

未塗装キットシリーズ「MA’sクラフト」の第3弾となる、2軸冷蔵車のレ5000形(品番「L3061」・価格2,728円)の試作品も展示された。車体は一体成型で、床板、カプラー、車輪、ウェイトと必要な部品がすべて入っており、キットひとつで3両組み立てられる。ただし、今回は車体を銀色に塗装する必要があり、木目で凹凸のある車体にどうデカールをなじませるかがポイントになるだろう。テラ1形やタム5000形「味タム」に比べると難易度は上がりそうだが、その分、作りがいのある貨車と見受けられた。

なお、どの製品についても発売予定時期は未定となっており、問屋着荷日が近づいた際に改めて告知するとのことだった。

グリーンマックス、京急電鉄1000形1890番代「Le Ciel」など登場

グリーンマックスは今月発表した新製品、京急電鉄新1000形1890番代「Le Ciel」(ル・シエル)の試作品を公開した。実際の製品では、600形(655編成)との8両セット(品番「50824」・価格5万2,360円)となり、2026年4月以降の発売を予定している。

1800番代と異なる前面や、乗務員室後方の細い客室窓など、既存の1000形とは異なる車体を新規に製作した。シートパーツはロングシートを実装予定。床下機器も専用に製作しており、中間車端部のトイレタンクも再現する。トイレタンクは車端部パーツの取付穴に取り付ける方式となっており、左右で独立するため、カプラーの動きを阻害しない。

車番選択式(655編成は車番印刷済み)で、専用車番や標記類も付属。655編成は架線観測装置を搭載した屋根・機器を新規製作する。

  • グリーンマックスが京急電鉄新1000形1890番代「Le Ciel」をNゲージ化。車体・機器ともに新規製作の試作品を展示した

  • <!-- Original start --></picture></span>マイクロエースの東急電鉄5000系(東横線・5118編成)<!-- Original end -->

    マイクロエースの東急電鉄5000系(東横線・5118編成)

  • <!-- Original start --></picture></span>著名モデラーによるエコノミーキット作例<!-- Original end -->

    著名モデラーによるエコノミーキット作例

  • <!-- Original start --></picture></span>JR四国の7000系で好評だった旧パッケージの復刻。既存製品の一部も復刻が決定<!-- Original end -->

    JR四国の7000系で好評だった旧パッケージの復刻。既存製品の一部も復刻が決定

その他、発売予定製品の試作品や、エコノミーキット(未塗装キット)の製作例など展示。2026年2月発売予定の「東急電鉄5000系(東横線・5118編成) 8両編成セット(動力付き)」(品番「50826」・価格6万3,140円)は、7200系に続くグリーンマックス企画・マイクロエース製造として製品化。各駅停車専用で登場した東急電鉄6020系50番代(2026年2月予定)や、「青胴車」こと阪神電気鉄道5001形5009編成(10月予定)なども発売予定となっている。エコノミーキット製作例では、長く展開を続けている車両キットの他に、7月に発売したばかりのJR四国7000系未更新車の製作例も見られた。

一部エコノミーキットのパッケージ復刻も発表された。現在のキット製品は、緑色の箱に各製品のラベルを貼付したパッケージだが、写真を大きく使用した旧デザインのほうがパッケージも目立ち、魅力を感じられるなどの反応がこれまでに寄せられていたという。その上で、JR四国7000系のエコノミーキットで復刻した旧デザインパッケージの評価を受けて、既存製品もパッケージ復刻に踏み切ったという。対象製品は決定し次第、発表される。