女優の高石あかりが主演を務める連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK総合 毎週月~土曜8:00~ほか ※土曜は1週間の振り返り)で松野銀二郎役を演じている寛一郎が本作出演について語った。
113作目の朝ドラとなる『ばけばけ』は、松江の没落士族の娘・小泉セツと、夫のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルに、怪談を愛する夫婦の何気ない日常を描く物語。小泉セツがモデルのヒロイン・松野トキを高石あかり、小泉八雲がモデルのレフカダ・ヘブンをトミー・バストウが演じ、脚本はふじきみつ彦氏が手掛けている。
寛一郎演じる松野銀二郎は、トキの最初の結婚相手。鳥取県因幡の貧窮足軽の次男として生まれ、極貧生活の中で育つ。トキとお見合いをして、松野家に婿入りした。趣味は浄瑠璃や怪談。
――『ばけばけ』へのご出演が決まったときの感想を教えてください。
「まさか」と思いましたね。朝ドラは、日本のお茶の間で見る国民的な番組だと思っていたので、自分が朝ドラに出演させていただけるとは思ってもいなかったです。
僕が演じる銀二郎は、トキの婿として松野家に入ります。おそらく、「ばけばけ」を見ている方は、トキと銀二郎が後々別れることはわかっていると思います。それでも、「この人と結ばれてずっと一緒にいてもよかったんじゃない?」と思ってもらえるような、愛される存在でいたいなと思っています。
――演じられる松野(山根)銀二郎は、どんな役ですか?
最初のお見合いをするシーンで、僕自身の中では、銀二郎はおトキちゃんに対して、恋に落ちています。はじめは、銀二郎は決められたから松野家に婿として入り、理不尽なことにも耐えていくのかなと思っていましたが、ちゃんと彼女のことが好きだし、結婚した後もおトキちゃんを守るために一生懸命に働く。優しくて誠実な人だと思います。その誠実さや彼女を想う気持ち、彼のピュアな部分が、うそ偽りなく見えるように、僕自身が常日頃から誠実に、人と仕事に向き合いたいなと思っています。
――トキ役の高石さんの印象、松野家の人たちとのエピソードを教えてください。
高石さんは、必要ない緊張やプレッシャーを取っ払ったような軽やかさがありますよね。一緒にお芝居をしていると、芯があるなと感じます。高石さんが演じるおトキちゃんにも芯があり、そこに銀二郎もどんどんひかれていったんじゃないですかね。
松野家は、みんなが面白く、現場でのお芝居が、脚本以上の膨れ上がり方をするのは、やっぱり松野家の方々だからだと思います。銀二郎は、勘右衛門さんと対立しますが、演じている小日向(文世)さんがどうしたってチャーミングなので、嫌なことをされても嫌だと思えない柔らかさがあるんですよね(笑)。
――ドラマの見どころ・視聴者の方へのメッセージをお願いします。
江戸から明治に変わり、銀二郎とおトキちゃんは、その時代のはざまを生きています。その中で、自分の生き方を見つけること、「自由」を求める銀二郎がどんな人間になっていくのかは、僕も楽しみにしているところです。
また、おトキちゃんと別れるという結果がわかっている中で、銀二郎が視聴者の方にどう愛されていくのか。
演じていて難しいなと思うのは、銀二郎に一つでも悪いところがあればいいんですけど、本当に嫌なところがなくて(笑)。演じていて心苦しくなるくらいに銀二郎は良い人なので、そこも見ていただけたらと思います。
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