連続テレビ小説のバトンタッチセレモニーが23日、NHK大阪放送局で行われ、今週最終回を迎える『あんぱん』の主演・今田美桜と29日にスタートする『ばけばけ』の主演・高石あかりが出席した。

  • 連続テレビ小説のバトンタッチセレモニーに出席した高石あかり(左)と今田美桜

    連続テレビ小説のバトンタッチセレモニーに出席した高石あかり(左)と今田美桜

“朝ドラバトン”を受け取った高石は「バトンタッチ回は夢見る瞬間で今日をすごく楽しみにしていましたし、何よりうれしいのは、今田さんにバトンを渡していただけるということが本当にうれしくて、以前お会いしたときに本当に温かくて優しくて、また今回も支えていただいているような気がしてうれしいです」と笑顔でコメント。

今田は、高石に向けて「1年間という撮影は本当に振り返るとあっという間だったんですけど、やっぱり長いので、とにかくたくさん食べて、よく寝て、心も体も健康に。今日お邪魔させてもらって、すごく温かくて、それだけで勝手にですけどほっとしちゃって。きっと周りの皆さんが支えてくださっているでしょうし、今後もそうだと思いますが、たくさん食べてよく寝て頑張ってください」とエール送った。

恒例のプレゼント交換も行われ、今田から高石へ、『あんぱん』の舞台・高知県に伝わる伝統工芸品・土佐凧をプレゼント。この土佐凧には、『ばけばけ』に欠かせないしじみ汁が墨の線で描かれ、周りの赤い色は魔よけの意味が込められている。

受け取った高石は「ありがとうございます。しじみ汁は第1話から大切な、この作品のキーになってくるのでうれしいですし、魔よけの効果ということで、スタジオの前にはっておきたいと思います」と喜んだ。

高石から今田へは、『ばけばけ』の舞台・島根県松江市の伝統工芸品・八雲塗の手鏡をプレゼント。今田の名前にちなんで、桜の柄のデザインで、桜とともに書かれた「今田美桜」という名前は、今月、島根ロケの際に高石が工房に行き、色を選んで、自ら名前入れをしたという。さらに、ドラマにも使用している松江市宍道湖産のしじみも贈った。

今田は「しじみが大好きなのでうれしいですし、何より手鏡、撮影でお忙しい中、手書きしていただいて、大切に使わせていたただきます。ありがとうございます」と感激していた。

(C)NHK