女優の吉永小百合が、19日に放送されるテレビ朝日『有働Times』(毎週日曜20:56~)に出演する。
同番組は、“日曜のよる、視聴者をもてなす”というコンセプトのもと、NHK『あさイチ』や日本テレビ『news zero』などニュース・情報ワイドの第一線で活躍してきた有働由美子がMCを務めるニュース・情報番組。
19日は、それぞれの世界で功績を残した人物や、第一線で活躍中のスターに有働キャスターがじっくりインタビューする特別企画「レジェンド&スター」を放送。黒柳徹子、王貞治、松井秀喜、川淵三郎、水谷豊、萩本欽一に続く第7弾のゲストとして、“国民的女優”吉永が出演する。スペシャルナレーションは、吉永が慕っていた樹木希林さんの長女で家族ぐるみのつきあいだという内田也哉子が務める。
1959年、14歳のときに『朝を呼ぶ口笛』で銀幕デビューをはたすやいなや、瞬く間にスターの階段を駆け上がった吉永。当時は年間10本以上という驚異的なペースで映画に出演していたそうで、社会的評価とは裏腹に、内面には苦悩を抱えていたと打ち明ける。
放送ではそのころの日記をひも解き、実際に吉永がしたためていた衝撃の内容を公開する。
吉永が「“死”というものに憧れていたときもありましたね……」「自分はまだまだ一生懸命生きてないっていうような、苛立たしさみたいなのもありました」と、10代・20代当時の葛藤を振り返る場面も。
その後、人気絶頂の28歳のときに15歳年上のテレビディレクター・岡田太郎氏と電撃結婚。多くのファンに“羨望”と“失意”をもたらした。結婚時の心境、そして昨年他界した夫への思いも明かす。
また、俳優人生を変えたという出会い についても告白。それは映画『動乱』(1980)で共演した高倉健さんだそうで、吉永が圧倒されたという高倉さんのストイックすぎる役づくりについても話している。
さらに、数々の作品で共演した樹木希林さんとの秘話も。映画『夢千代日記』(1985)の撮影時、監督と意見の相違から撮影が中断してしまったことがあったそうが、そのとき樹木さんは吉永に救いとなる言葉をかけてくれたという。
そんな吉永にとって124本目の映画となるのが、『てっぺんの向こうにあなたがいる』(10月31日公開)。女性初のエベレスト登頂に成功した登山家・田部井淳子さんをモデルに、人生のすべてを懸けて“てっぺん”に挑み続けた女性の姿を描いている。
撮影にあたって生前の田部井さんにならい、80歳にして人生初のピアスの穴を開けたという吉永。死と向き合いながら懸命に生きる女性を演じるなかで、自身の“死”への考えはどう変化したのか、吉永が現在の胸中を伝えるほか、誰もが気になる“美と健康の秘密”についても有働が迫る。

