父の葬式で涙が出なかった――その経験は、少女の心に長く残り続けていた。自分の気持ちをうまく言葉にできない、自分は“感じづらい”人間なのではないか。そんな問いを抱えながら生きる23歳の女性が、多様な人々との対話を通して、自らの心と向き合っていく。

  • 『toi-toi「自分の気持ちわかりますか?」』より

    『toi-toi「自分の気持ちわかりますか?」』より

「涙が出なかった」少女時代の記憶

21日(20:00~)にNHK Eテレで放送される『toi-toi「自分の気持ちわかりますか?」』。俳人の夏井いつきらとの対話を通じて、“気持ち”とは何かを探求する。

今回「問い」を立てるのは、山下栞奈さん(23)。10歳のとき、父親をがんで亡くした。

葬式の場で涙が出なかった経験は、今も心に残っている。モヤモヤした感情をすぐに言葉にできず、「自分は気持ちを感じづらいのではないか」と悩み続けてきた。

俳句と言葉から“気持ち”を探る

番組では、「自分の気持ちわかりますか?」という問いをテーマに、多様な背景を持つ人たちと対話を重ねていく。

さらに、俳句を通じて感情を表現してきた俳人・夏井いつきも参加。言葉にしづらい感情とどう向き合うのかを探っていく。

【編集部MEMO】
『toi-toi』は、“誰かの問いをみんなで考える”ことをテーマにしたEテレの福祉番組。主人公が抱える悩みや違和感を、多様な背景を持つ人たちとの対話を通じて掘り下げていく。違いを認め合い、ともに生きる世の中を実現するためのヒントを探る。語りは稲垣吾郎が担当する。

(C)NHK