夏のドラマが最終回を迎え、10月からはいよいよ今年の「秋ドラマ」の放送が続々とスタートします。今クールは、25周年という節目を迎えたご長寿シリーズ、日本の連ドラ史上初のテーマで描かれる新たな警察ドラマ、ほっこり癒やされる物語、捨て身の復讐劇など、バラエティに富んだ注目作品が目白押し。

そこで今回は、2025年10月からスタートする「2025年秋ドラマ」のなかで、楽しみだと思う作品をマイナビニュース会員501人に聞きました。結果をランキング形式でご紹介します。

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2025年秋ドラマ期待度ランキング

2025年10月からスタートする「2025年秋ドラマ」のなかで、楽しみだと思う作品をマイナビニュース会員501人に聞きました。

  • 1位:相棒 season24(テレビ朝日系)(20%)
  • 2位:ばけばけ(NHK総合ほか)(6.4%)
  • 3位:絶対零度〜情報犯罪緊急捜査〜(フジテレビ系)(6.1%)
  • 3位:ザ・ロイヤルファミリー(TBS系)(6.1%)
  • 5位:緊急取調室(テレビ朝日系)(5.8%)
  • 6位:ワカコ酒 Season9(BSテレ東)(3.7%)
  • 7位:じゃあ、あんたが作ってみろよ(TBS系)(3.4%)
  • 7位:もしもこの世が舞台なら、 楽屋はどこにあるのだろう(フジテレビ系)(3.4%)
  • 9位:新東京水上警察(フジテレビ系)(2.4%)
  • 9位:娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?(関西テレビ・フジテレビ)(2.4%)
  • 9位:仮面の忍者 赤影(テレビ朝日)(2.4%)

1位:相棒 season24(テレビ朝日系)(20%)

「2025年秋ドラマ」の期待度No.1に選ばれたのは、10月15日にテレビ朝日系列で放送がスタートする『相棒 season24』でした。同作は、警視庁の刑事・杉下右京とその相棒が、様々な犯罪事件を解決していく様子を描いた東映制作の人気刑事ドラマシリーズ。2000年から2001年にかけて単発ドラマとして制作され、2002年より連続ドラマ化されました。派生作品として劇場版4作、スピンオフ映画2作が公開されています。

シリーズ誕生25周年という大きな節目を、水谷豊演じる杉下右京と寺脇康文演じる亀山薫という"黄金コンビ"で迎えた同作。season24の初回拡大スペシャルでは片岡鶴太郎、余貴美子などの名優をゲストに迎え、人間国宝の講談師を巡る殺人事件が描かれます。

アンケートでは、長寿シリーズにも関わらず「毎回欠かさず見ている」など熱心なファンからのコメントが多数寄せられました。また、安定した面白さや演技派俳優たちの存在、バディ物であることなども人気の理由なようです。

ユーザーコメント

  • 昔から相棒は欠かさず見ているから(50代男性/大阪府/サービス(その他))
  • 長い間見てきているから。そろそろ終わりに近づいているので結末も気になる(30代男性/沖縄県/教育)
  • 安定した面白さがあるから(30代男性/兵庫県/インターネット関連)
  • コンビ物が好きなので(50代男性/東京都/その他)
  • 非常にいい役者さんが出ていておもしろい(50代女性/岡山県/その他)

2位:ばけばけ(NHK総合ほか)(6.4%)

2位には、9月29日からスタートしたNHK連続テレビ小説の第113作『ばけばけ』がランクインしました。同作は明治時代に日本国籍を取得した作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻、小泉セツの半生をモデルにした物語。怪談を愛する夫婦の何気ない日常を通して、幕末から明治にかけて、急速に変わっていく時代に取り残された人々の思いに光を当てます。

主人公の松野トキを演じるのは、オーディションで2892人のなかから選ばれた髙石あかり。そのほか、外国人教師でトキの夫となるレフカダ・ヘブン役のトミー・バストウ、松江中学で英語教師を務める錦織友一役の吉沢亮、トキの祖父である松野勘右衛門役の小日向文世などが出演します。

アンケートでは、事前予告を見た朝ドラファンから期待の声があがっていたほか、主演の髙石あかりに注目している人からのコメントも寄せられていました。

ユーザーコメント

  • 朝ドラは毎回楽しみにしている(50代女性/千葉県/その他)
  • 主演の「髙石あかり」さんは前から注目していた女優なので、今から視聴するのが楽しみ(30代女性/北海道/その他)
  • 1話15分で見やすくておもしろいから(40代男性/石川県/物流・倉庫)
  • 事前の予告編が面白そうだったからです(50代男性/愛媛県/官公庁)
  • NHKの作品が好きです。ストーリーも良いですし、情緒たっぷり感動もたっぷりでしょう(50代女性/長野県/設計)

3位:絶対零度〜情報犯罪緊急捜査〜(フジテレビ系)(6.1%)

3位は、10月6日よりフジテレビ系で放送をスタートする『絶対零度〜情報犯罪緊急捜査〜』でした。2010年より断続的に放送されている『絶対零度』は、未解決事件や巧妙化する特殊犯罪、未然犯罪などをテーマにした刑事ドラマシリーズで、これまで上戸彩主演のシーズン1・2、沢村一樹主演のシーズン3・4が放送されています。

シーズン5となる今作の主人公・二宮奈美を演じるのは、35年ぶりのフジテレビ連続ドラマ主演となる沢口靖子。「情報犯罪特命対策室」(通称:DICT/ディクト)を舞台に、匿名・流動型犯罪(通称:トクリュウ)に代表される「特殊詐欺」や「サイバーテロ」といった、真犯人の正体が見えない情報犯罪の犯人たちを追います。

アンケートでは、「前シリーズが面白かったから」といった声が多く、先が読めないストーリーや現代の問題に切り込む内容に期待する声が寄せられていました。また、沢口靖子がフジテレビの連続ドラマで主演を務めるのは35年ぶりということで、楽しみにしている人も多いようです。

ユーザーコメント

  • 前回も面白かったから(20代女性/鹿児島県/その他)
  • 先が読めない感じで良い(40代女性/神奈川県/その他)
  • 特殊詐欺やサイバーセキュリティなど、現代社会の問題に切り込む内容が興味深いから(40代男性/福井県/医療・福祉・介護サービス)
  • このシリーズのファンで今回の新しいキャストも演技派が揃っていて期待できるから。(40代男性/神奈川県/その他)
  • 沢口靖子が35年ぶりに主演するので楽しみだから(40代男性/兵庫県/精密機器)

3位:ザ・ロイヤルファミリー(TBS系)(6.1%)

同じく3位には、10月12日よりTBS系で放送がスタートする『ザ・ロイヤルファミリー』が選ばれました。原作は、山本周五郎賞やJRA賞馬事文化賞を受賞した作家・早見和真の同名小説で、競馬の世界を舞台に、夢を追い続けた大人たちが家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間と競走馬の20年にわたる壮大な物語を映像化します。

演出は『ラストマイル』『グランメゾン・パリ』などの塚原あゆ子が担当。妻夫木聡、佐藤浩市、野崎加奈子、沢村一樹、黒木瞳など豪華俳優陣が物語を彩るほか、物語の鍵を握る重要な役どころを目黒蓮が担うそうです。

アンケートでは、予告を観たという人、競馬や競走馬が好きという人、原作を読んたという人から、大きな期待が寄せられていました。また「今までにない設定」「豪華なキャスト」も気になるポイントのようです。

ユーザーコメント

  • 競馬や競走馬が好きなので、予告を観てからずっと楽しみにしている(50代女性/北海道/その他)
  • 今までにない設定のドラマだから。(20代女性/広島県/医療・福祉・介護サービス)
  • 馬と出会って主人公がどう変わっていくのかが気になる(40代男性/北海道/サービス(その他))
  • 原作を読んで観るのが楽しみだから(50代男性/新潟県/政府系・系統金融機関)
  • キャストが豪華だから(50代男性/京都府/サービス(その他))

5位:緊急取調室(テレビ朝日系)(5.8%)

5位には、10月16日よりテレビ朝日系で放送がスタートする『緊急取調室』がランクインしました。同作は、天海祐希演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、取調べの専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーと共に、凶悪犯との高度な心理戦を繰り広げる刑事ドラマシリーズ。2014年の第1作を皮切りに、これまで連続ドラマ4作品、ドラマスペシャル2作品が制作されました。

今作では、キントリのメンバーである管理官・梶山勝利(田中哲司)、玉垣松夫(塚地武雅)、菱本進(でんでん)、小石川春夫(小日向文世)や、警視庁捜査一課殺人捜査第一係の名コンビ"もつなべ"(速水もこみち&鈴木浩介)などが勢揃い。12月26日に公開されるシリーズ完結編『劇場版「緊急取調室 THE FINAL」』と連動するエピソードも挟みながら、新たなるキントリの活躍を描きます。

アンケートでは「このシリーズが大好き」という声が多数寄せられていたほか、「これまでの謎や伏線が回収されたら嬉しい」と期待する声も寄せられていました。加えて「天海祐希が大好き!」というファンからの熱いラブコールが複数あったのも特徴的です。

ユーザーコメント

  • このシリーズが大好きだから(40代女性/兵庫県/その他)
  • 天海祐希さんが好きでこのシリーズも毎回楽しみにしているから。(40代女性/青森県/サービス(その他))
  • 警察ドラマが大好きなので楽しみです(40代女性/青森県/教育)
  • 昔から見ていたシリーズでストーリーが面白くて好きです。主演の天海祐希さんの旦那さんの死の真相だったり、いろいろな謎が伏線回収されればいいなと思いました(30代女性/埼玉県/その他)

6位:ワカコ酒 Season9(BSテレ東)(3.7%)

6位には、10月1日よりBSテレ東で放送がスタートした『ワカコ酒 Season9』がランクイン。同作は、『月刊コミックゼノン』にて2011年から連載されている新久千映の同名漫画を原作としたグルメドラマシリーズで、「酒飲みの舌」を持って生まれた村崎ワカコ(武田梨奈)が、仕事終わりや休日に酒場へ立ち寄り"ひとり酒"を堪能する姿を描いています。

Season9となる今回は、酒飲みなら訪れたいお店の数々に加え、北海道と福島県で地元グルメやお酒を楽しむ地方ロケを敢行。日本最北端の酒造「国稀酒造」の見学、留萌市と増毛町で楽しめる新鮮な魚介グルメ、北塩原村・裏磐梯の美しい湖沼群と雄大な自然の中で楽しむ女子旅、山塩グルメや個性豊かなお酒などが登場します。

アンケートでは「癒し系ドラマ」「見ているだけでホッコリする」など、この作品独自の魅力を挙げる声が多数寄せられました。「どんな感じでお酒を紹介してくれるのか楽しみ」「いろいろな料理を見て楽しみたい」などのコメントも寄せられています。

ユーザーコメント

  • ひとりごはんを楽しむ姿が楽しい(40代男性/宮崎県/官公庁)
  • 原作が大好きなのとどんな感じでお酒を紹介してくれるのか楽しみですね(40代男性/静岡県/ソフトウェア・情報処理)
  • 癒し系ドラマ。脳も心も休ませて見ることが出来る(50代男性/京都府/ホテル・旅館)
  • 見ているだけでホッコリする作品だから(50代男性/東京都/サービス(その他))

7位:じゃあ、あんたが作ってみろよ(TBS系)(3.4%)

7位には、10月7日よりTBS系で放送がスタートする『じゃあ、あんたが作ってみろよ』が選ばれました。原作は、2023年より『comicタント』で連載されている谷口菜津子の同名漫画で、"恋人ファースト"ゆえに自分を見失った彼女と、令和の時代には珍しい亭主関白思考な彼氏が、"料理を作る"というきっかけを通して「当たり前」と思っていたものを見つめ直す再生ロマンスコメディです。

献身的で料理上手な彼女・山岸鮎美を演じる夏帆と、亭主関白思考な彼氏・海老原勝男を演じる竹内涼真は今作が初共演。実力派俳優のW主演で描かれる、別れから始まるカップルの成長と再生の物語に注目です。

ユーザーコメント

  • 今年自分が一番注目している秋ドラマだからです(40代男性/大阪府/その他)
  • 物凄く面白そう。竹内涼真の演技が好き(50代女性/神奈川県/その他)
  • 原作のコミックエッセイを読んでいるので、ドラマ版がどのようになるのか楽しみです。(50代男性/東京都/不動産)

7位:もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう(フジテレビ系)(3.4%)

同じく7位には、10月1日からフジテレビ系列で放送をスタートした『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』がランクインしました。同作は1984年の渋谷を舞台に、若者たちのくすぶりや情熱、苦悩、恋を描く青春群像劇で、喜劇の名手である三谷幸喜が、自身の経験に基づいて書いたオリジナルストーリーとなっています。

主人公で成功を夢見る演劇青年・久部三成を演じるのは、『ミステリと言う勿れ』(2022年)以来の連ドラ主演となる菅田将暉。さらに二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波などの豪華俳優陣が勢揃いし、三谷の約25年ぶりとなるゴールデン・プライム帯の民放連続ドラマを盛り上げます。

ユーザーコメント

  • 俳優が盛りだくさんだから(40代女性/山口県/医療用機器・医療関連)
  • 三谷幸喜の作品が好きなので(40代男性/兵庫県/その他)
  • 三谷作品が好きだし、キャストが豪華(50代女性/埼玉県/その他)

9位:新東京水上警察(フジテレビ系)(2.4%)

9位は、10月7日よりフジテレビ系で放送がスタートした『新東京水上警察』でした。原作は、ミステリー作家・吉川英梨による同名の推理小説シリーズで、東京・湾岸エリアを舞台に、刑事と海技職員のチームが海で渦巻く犯罪に「船」で挑む、日本の連ドラ史上初の「水上警察」を題材にしたマリン×クライムエンターテインメントです。

主演を務めるのは、フジテレビ制作の連続ドラマ初主演となる佐藤隆太。さらに、佐藤のバディ役として加藤シゲアキ(NEWS)、船を操縦する海技職員として山下美月を迎え、犯人の船を追って海や川を警備艇で駆け巡る水上警察署チームの活躍や大迫力のシーチェイス、海上アクションなどが描かれます。

ユーザーコメント

  • 面白そうだしキャストがいいので(50代男性/埼玉県/その他電気・電子関連)
  • 予告を見て良さげだったので見たい(40代女性/滋賀県/その他)
  • 地元が舞台の設定だから(40代男性/神奈川県/その他)

9位:娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?(関西テレビ・フジテレビ)(2.4%)

同じく9位には、10月7日より関西テレビ、フジテレビ系で放送をスタートした『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?』がランクインしました。同作は、ママ友いじめが原因で娘を失った55歳の母親が、全身整形で見た目も声も変えて25歳の新米ママに生まれ変わり、ママ友グループに潜入して捨て身の復讐劇をする物語です。

原作はぶんか社の電子雑誌『ストーリーな女たち』で連載された、あしだかおるとアオイセイによる同名漫画。W主演である齊藤京子と水野真紀が、それぞれ整形前と整形後の主人公・篠原玲子(レイコ)を演じるほか、謎の天才外科医・成瀬役に白岩瑠姫(JO1)、ママ友のボス・新堂沙織役に新川優愛がキャスティングされています。

ユーザーコメント

  • タイトルからして、あらゆる側面から考えさせられる内容のドラマだと期待しているので(40代女性/大阪府/医療・福祉・介護サービス)
  • 予告を見て面白そうと思ったから(40代男性/広島県/その他)
  • タイトルからして面白そうだから(30代男性/東京都/総合商社)

9位:仮面の忍者 赤影(テレビ朝日)(2.4%)

同じく9位には、10月26日よりテレビ朝日系で放送をスタートする『仮面の忍者 赤影』が選ばれました。原作は『鉄人28号』『三国志』『魔法使いサリー』などで知られる横山光輝が、1966年から1967年まで『週刊少年サンデー』にて連載していた同名漫画で、「赤影」と呼ばれる飛騨の忍者と仲間たちが、奇想天外な忍術を用いて怪獣や悪の忍者集団と戦う物語です。

1967年以来の2度目の実写化となる今回は、監督に『十三人の刺客』(2010年)などで知られる日本映画界の巨匠・三池崇史、主役の赤影役にダンス&ボーカルグループ「EXILE/FANTASTICS」として活躍する佐藤大樹を起用。テレビ朝日と東映がタッグを組み、令和の新しい「ヒーロー時代劇」を描きます。

ユーザーコメント

  • 懐かしいと思ったからです(50代男性/埼玉県/精密機器)
  • 小学生のころにいつも楽しみにして見ていたから(50代男性/三重県/教育)
  • 令和のこの世に復活したタイトルで、とても気になり期待できる。(50代男性/山梨県/精密機器)

まとめ:警察・刑事ドラマがしのぎを削るシーズンに?

以上、期待が寄せられてる2025年秋ドラマの上位11作品をご紹介しました。アンケート全体を通して見てみると、警察や刑事ドラマの人気が高いことがうかがえます。安定した面白さを誇る人気シリーズの続編が目立ちますが、あらすじやタイトルを見ただけでも気になる新作ドラマも多く、どの作品が覇権を握るのか予測がつかないシーズンになりそうです。

皆さんは、どの作品が一番気になりましたか? ぜひ初回放送をチェックして、今期の視聴リストを更新してみてはいかがでしょうか。

調査時期:2025年9月20日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男女合計501人
調査方法:インターネットログイン式アンケート