JR貨物は、広島車両所に保存している蒸気機関車D52形、電気機関車EF200形・EF67形、試験車両EF500形、チサ9000形などが老朽化の進行にともない廃車解体することとなり、各車両を最後に撮影できるイベントを11月1・2日に開催すると発表した。
広島車両所はおもに東海道・山陽本線、日本海縦貫線を走行する電気機関車、また全国を走行するコンテナ貨車の全般検査職場。その歴史から蒸気機関車D52形、JR貨物で初というインバーター直流電気機関車EF200形、2021年度で定期運用を終了し、広島車両所に所属していた後押専用補助機関車EF67形、試験車両EF500形、チサ9000形など保存している。
しかし、多くの保存車両は老朽化が進行しており、継続的な維持管理が困難になりつつあるため、廃車解体を行うことになったという。これを受けて、各車両の勇姿を最後に撮影できるイベント「広島車両所撮影会 ~名車両たちの最後の輝き~」を企画。11月1・2日の各日ともに午前の部(10~12時)と午後の部(14~16時)を設定し、計4回を実施する。開催場所の広島車両所(広島県広島市東区)は芸備線矢賀駅から徒歩8分、山陽本線天神川駅から徒歩20分、バス停「矢賀駅入り口」から徒歩7分。当日は開始15分前から現地で受付を行う。
募集人数は各回20人(計80人)。高校生以上を募集の対象としており、中学生は保護者が申し込む必要がある。参加費用は4万円。10月10日10時から「Peatix」にて応募を受け付け、各回とも先着順となる。定員となり次第、受付を終了する。

