円谷プロ作品を愛するすべてのファンに向けた「TSUBURAYA CONVENTION2025」が9月13日、14日の2日間、東京ドームシティ(東京ドームホテル、Kanadevia Hall、プリズムホール)にて催される。これに先駆け、前日の12日には「ツブコン前夜祭」と銘打ち、「超巨大コレクション(グッズ)エリア」や「ウルトラショット」「ゲストサイン会」などが先行開催。そして現在好評放送中『ウルトラマンオメガ』の最新情報も発表された。特設ステージには主題歌シンガーのASH 、MindaRynが登場。ウルトラマンオメガと共に、会場内を熱く盛り上げた。

  • 左から、ASH 、ウルトラマンオメガ、MindaRyn

    左から、ASH 、ウルトラマンオメガ、MindaRyn

「TSUBURAYA CONVENTION(ツブコン)」は、ウルトラマンシリーズをはじめとする円谷プロ作品を愛する大勢のファンのために2年に一度開催される大規模イベント。歴代作品のキャストやスタッフを招いてのトークショーや、主題歌シンガーが勢ぞろいして繰り広げられる迫力のライブステージ、ウルトラヒーローと怪獣、宇宙人とのダイナミックなバトルが展開するアクションショーなど、毎回盛りだくさんな内容でファンを喜ばせている。

今回の「前夜祭」では、個性豊かな各ブースで出品される「コレクションゾーン」のバラエティに富んだグッズ展開が多くのファンからの注目を集めた。ここではプリズムホール特設ステージで催された『ウルトラマンオメガ』マスコミ向け発表イベントと共に、コレクションゾーンにおける必見アイテムの数々をレポートしてみよう。

  • プリズムホール外観

    プリズムホール外観

『ウルトラマンオメガ』最新情報大発表!

  • ASHとウルトラマンオメガ

ステージでオープニングテーマ「BRIGHT EYES」を熱唱するASHと、応援にかけつけたウルトラマンオメガの勇姿。

  • ASHと MindaRynのエネルギッシュなパフォーマンス

続いて、エンディングテーマ「Missing Link」をASHと共に歌うMindaRynがステージに登場。2人はダイナミックな歌唱でつめかけたギャラリーを魅了した。その後、MindaRynは『ウルトラマンブレーザー』エンディングテーマ「BLACK STAR」をソロで歌唱し、さらなる盛り上がりを示した。

  • トークコーナー

    トークコーナー

子どものころから大の「ウルトラマン」好きというASHは、イベント開始前にコレクションゾーンを回ったときの感想をMCより問われて「すごいですね。ウルトラマンの歴史をたどることができると思いました。円谷英二さんの出身地・福島県須賀川市のブースがあったり、キングジョーの名前の由来にもなった金城哲夫さんの故郷・沖縄のブースがあったり……。もう、円谷プロとウルトラマンの“奥底”まで堪能できるイベントですね」と興奮を隠せないコメントを残し、イベントを大絶賛した。気になったアイテムは? という問いについては「めちゃめちゃ精巧に作られていて、しかも巨大なサイズのゴモラが印象に残りました。あまりにも大きいので、玄関に置いておけば何か災いから守ってもらえるんじゃないかな(笑)」と、「造型工房キトラ」ブースの圧倒的巨大さを誇る怪獣フィギュア群から「ゴモラ」をピックアップし、興奮しつつ感想を語った。

『ウルトラマンオメガ』と『ウルトラマンブレーザー』のエンディングテーマを歌ったMindaRynは、それぞれの曲に込めた思いについて「ブレーザーのときはひとりで歌ったので、ゲント隊長のような『強さ』と『孤独感』を意識しながら前に進む気持ちでいました。オメガではすばらしい“お兄さん”と一緒なので、ソラトとコウセイのように2人でどんな困難も乗り越えられるぞ、みたいな気持ちで歌っています」と、ソロとデュオでの取り組み方の違い、ASHとの信頼の強さなどを笑顔を交えながら語った。

  • 後期エンディングテーマ「共鳴レボリューション」を歌う2人

ここで『ウルトラマンオメガ』最新情報が発表された。なんと、後期エンディングテーマも前期と同じく、ASHとMindaRynが歌唱を務めることが判明。そのタイトルは「共鳴レボリューション」。作詞および作曲(Thugと共同)を手がけたASHによれば、『ウルトラマンオメガ』後半エピソードのストーリーとリンクするような歌詞になっているとのこと。10月22日には「共鳴レボリューション」「BRIGHT EYES」「Missing Link」に「アンブレイカブル」を加えた4曲収録のCDが発売されることも決定。「共鳴レボリューション」をステージ上で初披露することになったASHは「みなさんと一緒に、もりあがっていきましょう!」と熱烈にアピールした。

  • ウルトラマンオメガ ヴァルジェネスアーマー登場!

    ウルトラマンオメガ ヴァルジェネスアーマー登場!

  • ヴァルジェネスアーマー

CDジャケットのお披露目が行われる直前のタイミングで、新たなメテオカイジュウ「ヴァルジェネス」によってウルトラマンオメガがパワーアップした「ウルトラマンオメガ ヴァルジェネスアーマー」がステージにさっそうと登場。巨大な斧のついた長槍をふるい、力強いポーズを決めるオメガの姿を、さまざまな角度からご覧いただきたい。

  • メテオカイジュウ「ヴァルジェネス」

コレクションゾーンに展示されている、メテオカイジュウ「ヴァルジェネス」の雄々しき姿。竜のようなレキネス、四足歩行のトライガロンに続く3体目となるヴァルジェネスは、背中に備わった巨大な翼が大きな特徴。果たしてヴァルジェネスがどのようにして誕生し、いかなる戦い方をするのか、テレビに登場する時が来るのが楽しみでしかない。

「コレクションゾーン」に見る「ウルトラの歴史」

それではここから、コレクションゾーンに出店している各ブースから、気になるアイテムをいくつかピックアップし、ご紹介していこう。

  • 「須賀川市観光協会」ブース

    「須賀川市観光協会」ブース

福島県須賀川市は、円谷プロ創設者であり『ゴジラ』『地球防衛軍』『モスラ』など、東宝特撮映画の黄金時代を築き上げた特技監督・円谷英二氏の出身地であり、地元ではウルトラマンを中心に数々の関連グッズが販売中。当地では「特撮の神様」と呼ばれた英二氏の偉大なる功績が紹介されると共に、円谷プロが生み出した永遠のヒーロー・ウルトラマンやウルトラセブン、そして愛すべき怪獣、宇宙人のモニュメントが至るところに置かれている。

  • 「沖縄県 南風原町」ブース

  • 金城哲夫コーナーに置かれた、ウルトラマンシリーズをはじめとする諸作品の台本

    金城哲夫コーナーに置かれた、ウルトラマンシリーズをはじめとする諸作品の台本

  • 「松風苑×金城哲夫」オリジナル商品

    「松風苑×金城哲夫」オリジナル商品

円谷プロの連続テレビドラマ第1作にして、ウルトラマンシリーズの原点である『ウルトラQ』から『ウルトラマン』『快獣ブースカ』『ウルトラセブン』『マイティジャック』など、初期の円谷プロ作品でメインライターを務めた脚本家・金城哲夫氏は、沖縄県南風原町出身。創設間もない円谷プロの文芸企画室長を務め、大らかで奇想天外な「空想特撮シリーズ」の根幹を担って大活躍した。ちなみに、『ウルトラセブン』に登場した宇宙ロボット「キングジョー」は、金城(キンジョー)からヒントを得て名付けられたのだという。また、金城氏の生家である高級料亭「松風苑」とのコラボ商品も数多く企画され、初期ウルトラマンシリーズを愛するファンを楽しませている。

  • 「祖師谷ウルトラマン商店街」ブース

    「祖師谷ウルトラマン商店街」ブース

円谷プロ創設時の社屋(砧社屋/2008年に閉鎖・解体)がかつて存在した小田急線「祖師谷大蔵駅」周辺は、現在「ウルトラマン商店街」となって街のいたるところにウルトラヒーローや怪獣、宇宙人のモニュメントを設置。ここでしか入手できない「ウルトラマン商店街」ブランドのグッズも多く発売されており、古くからの「ウルトラの聖地」としてファンから親しまれている。

  • 「立東舎」ブース

ウルトラマンシリーズの濃密なスタッフ・キャスト証言本を次々と発表して話題を集めた立東舎の新刊は、『ウルトラマン』で科学特捜隊の紅一点フジアキコ隊員を演じた桜井浩子氏が、他の円谷プロ作品(怪奇大作戦、ミラーマン、ウルトラマンマックスなど)出演時の思い出を自ら綴った『ヒロインの追憶 ウルトラの絆』となった。こちらも熱心なウルトラファンの方々から、熱い注目をそそがれているに違いない。

  • 「フェアリーテイル」ブース

    「フェアリーテイル」ブース

特撮ヒーローをイメージした香水を多く発表しているフェアリーテイルの新作は、『ウルトラマンデッカー』で印象的な活躍を見せた「先代デッカー」というべきデッカーアスミ(演:谷口賢志)の香水である。果たしてどのような香りがするのか、ぜひブースに立ち寄って確かめてみてほしい。

  • 「墓場の画廊」ブース

中野ブロードウェイの一角で、マニアックで濃厚な展示企画を催して好評を博しているギャラリー&ショップ「墓場の画廊」ブースでは、70年代の怪獣ブームを牽引した伝説的メーカー「ブルマァク」の怪獣ソフビ人形の復刻版や、ウルトラヒーローの印象的な「変身&巨大化」カットをあしらったアクリルスタンドが目をひいた。

  • 「人気酒造」ブース

    「人気酒造」ブース

酒造メーカー「人気酒造」からは「ダダの梅酒」「ジャミラの白ワイン」「謎の芋焼酎のひみつ」といった、ウルトラ怪獣をイメージしたユニークなパッケージデザインの「お酒」が好評を博していた。『ウルトラマンタロウ』の酔っ払い怪獣ベロンでなくても、つい口にしたくなる逸品だといえよう。

  • 「銀時」ブース

「銀時」のウルトラ・ジュエリー。今回の注目商品は、『ウルトラマンレオ』のレオブレスレットをイメージした「レオブレス フォルムバングル」とのこと。高級アクセサリーの満足度と、ウルトラマンのキャラクター性が見事にミックスされた、非常におしゃれなアイテムである。

  • 「キャスト」ブース

特撮ファンのツボをつくユニークな商品を常に供給し続けている人気メーカー「キャスト」からは、ミニサイズながらリアルタイプのニッチなウルトラ怪獣たちが登場。『帰ってきたウルトラマン』からは、卵から生まれたばかりの「レオゴン幼獣」、『ウルトラマン』からは四次元怪獣ブルトンの「幼体」、『ウルトラマンメビウス』からは、コダイゴン・ジアザーが手にしている「鯛」といった、通であればあるほど面白味が増すマニアックなアイテムがそろっている。おそらくキャストの他に「巨大暗黒卿 巨大影法師」のフィギュアを作ろうと思いつき、さらには本当に作って販売してしまうメーカーは他にはいないだろう。

  • 「CCP JAPAN」ブース

    「CCP JAPAN」ブース

超絶リアル造型でウルトラヒーローや怪獣、宇宙人の完成品フィギュアを創造する「CCP JAPAN」から、『ウルトラマン』第3話での「ウルトラマンとネロンガの戦闘」を再現したフィギュアセットをご紹介。雑誌やムックなどでファンが目にした「あの光景」をここまで忠実に立体表現できるとは……と、実物を目にしたら感動すること間違いなしである。

  • 「海洋堂」ブース

    「海洋堂」ブース

ガレージキットメーカーの老舗「海洋堂」からは、全高約150mm、ソフトビニール塗装済みの「フジ・アキコ隊員胸像(ブロンズ単色版)」が登場。劇場用に再編集した『長篇怪獣映画ウルトラマン』スチールでの、ちょっと大人っぽさを増したフジ隊員の魅力が存分に再現されている。

  • 「造型工房キトラ」ブース

圧倒的ボリュームで迫る「造型工房キトラ」の怪獣たち。『ウルトラマン』で二週にわたってウルトラマンを苦しめた強敵ゴモラは、『ウルトラマンオメガ』にも登場。今にも動きだしそうな躍動感がすばらしい。『ウルトラQ』の記念すべき第1話で活躍したゴメスも、根強い人気を誇るスター怪獣である。精密ディテールと絶妙カラーリングで蘇ったこれらの怪獣たちは、いつまで眺めていても飽きない美しさを備えている。

  • 「日本製玩具ENKA VINYL」ブース

    「日本製玩具ENKA VINYL」ブース

令和の世において、なんともいえない愛嬌を備えたレトロ風造型で迫る「日本製玩具 ENKA VINYL」ブースでは、『帰ってきたウルトラマン』のドラキュラス、キング・ボックル、ベムスターが絶妙なアレンジ具合でそろい踏み。無表情さが売りのキング・ボックルと対照的に、目で強い自己主張をしているベムスター、ドラキュラスが最高にかわいい。

  • 「エクスプラス」ブース

超メジャー級怪獣から、とてつもないマイナー怪獣まで、分け隔てなく超絶リアルな造型を施し、コアなファンを歓喜させているエクスプラスのブースでは、『ウルトラマンティガ』最終回の強敵・邪神ガタノゾーアの圧倒的ボリューム感がファンの注目を集めた。『ウルトラマンA(エース)』からは、商品化の機会がほとんどないものの、インパクトの強いデザインと造型で人々の記憶に焼き付いている超獣アイスロン、超獣ガスゲゴンといった渋みの強すぎるラインナップが最高である。

  • 「シン・ビンプロモーション」ブース

『ウルトラマン』で初代ウルトラマンのスーツアクターを約1年間ひとりでこなし、『ウルトラセブン』ではウルトラ警備隊のアマギ隊員役で活躍した古谷敏氏が代表を務める「シン・ビンプロモーション」ブースからは、古谷氏の描いたウルトラマンイラストをデザインにあしらった、なんともカッコいいTシャツが登場。初代ウルトラマンやアマギ隊員、そして『ウルトラQ』で古谷氏が演じた「ケムール人」や「ラゴン」といったキャラクター関連の商品展開が今後も行われるとのこと。

  • 「ジャンボーグA(エース)」立像

    「ジャンボーグA(エース)」立像

会場入口では、1973年に毎日放送・NET系で放送された円谷プロ作品『ジャンボーグA(エース)』の立像が出迎えてくれる。『ウルトラマンタロウ』『ファイヤーマン』『怪獣大奮戦ダイゴロウ対ゴリアス』と同じく「円谷プロ創立10周年記念作品」である本作は、セスナ機が巨大ロボットに変身するという斬新なアイデアや、侵略者グロース星人の怪奇ムード、そして生物的な面とメカニック色を融合させた怪獣たちの派手な暴れっぷりなど、痛快な魅力が満載。円谷プロ自慢のミニチュア特撮と光学合成の丁寧な仕事ぶりもすばらしい。

  • 『恐竜戦隊コセイドン』より、タイム戦士コセイダーの勇壮なるポーズ

    『恐竜戦隊コセイドン』より、タイム戦士コセイダーの勇壮なるポーズ

大好評「ウルトラショット」のコーナー。前夜祭では『トリプルファイター』からトリプルファイター、『恐竜大戦争アイゼンボーグ』からアイゼンボー、『恐竜戦隊コセイドン』からコセイダーという、「ウルトラ」以外のヒーローとの「奇跡の出会い」が実現した。タイム戦士コセイダー(写真)は、タイムGメンのトキ・ゴウ隊員が強化スーツを装着したヒーロー。ファイタスボンバーから射出される人間大砲コセイダーは全身が真っ赤であったが、途中からベルトや体側部のラインが銀になり、時間を止める能力を身に着けた「タイム戦士」へと強化している。

「TSUBURAYA CONVENTION2025」は、9月13日・14日の2日間、東京ドームシティ(東京ドームホテル、Kanadevia Hall、プリズムホール)で開催。コレクションゾーンは入場無料(※「ゲスト撮影会・サイン会」「ウルトラショット」は別途料金が発生)、プリズムホールにて開場時間は9月13日10:00~19:00(最終入場18:30)、9月14日9:00~18:00(最終入場17:30)。

(C)円谷プロ (C)ウルトラマンオメガ製作委員会・テレビ東京