連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合 毎週月~土曜8:00~ほか ※土曜は1週間の振り返り)で作曲家・いせたくやを演じるMrs. GREEN APPLEの大森元貴が、4日放送の第91回で初登場を果たした。この時のたくやは、演劇学校に通う18歳の学生。嵩(北村匠海)がカフェで芝居のポスターデザインの打ち合わせをしている時に、突然話しかけるという展開が描かれた。大森にインタビューし、朝ドラ初出演の心境や、いせたくやとしての役作りなどについて話を聞いた。
112作目の朝ドラとなる『あんぱん』は、漫画家・やなせたかしさんと妻・暢さん夫婦をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描く愛と勇気の物語。小松暢さんがモデルのヒロイン・朝田のぶ役を今田美桜、やなせたかしさんがモデルの柳井嵩を北村匠海が演じ、脚本は中園ミホ氏が手掛けている。
朝ドラ初出演の大森が演じるいせたくやは、数多くの名曲を生み出した昭和の名作曲家・いずみたくさんがモデル。音楽を担当したミュージカル『見上げてごらん夜の星を』で嵩が舞台美術を担当することになり、嵩が作詞を担当した「手のひらを太陽に」の作曲を手がけることになっていく。
大森の出演は、制作統括の倉崎憲チーフ・プロデューサーが熱望。ミュージカルや音楽劇の表現方法を取り入れたMrs. GREEN APPLEのライブを鑑賞した際、大森の芝居や表情などに惹かれて涙し、役者としての大森元貴さんを見てみたいという思いに駆られたという。
倉崎氏からのオファーについて、大森は「ライブを見てくださって、お声がけをいただいて率直にすごく光栄で、すごくうれしかったです」と振り返る。
「演劇を交えたライブツアーをしていたので、その部分で何か感じていただけるものがあったのだと思うと、開催した意義もありますし、本当に光栄でした。朝ドラなので務まるのだろうかという不安もありましたが、すごくワクワクしましたし、ありがたいお話だったので、すぐ『出たいです』とお話させていただきました」
演じるいせたくやについては、「すごくピュアで何の淀みもなく、音楽と芝居に対して誠実で真っすぐな愚直な青年」と捉えている。
「『あんぱん』全体を通して見ると、戦争が終わって、嵩にとっては次のものづくりをする一つの光のような存在なんだろうなと。たくや自身もいろいろ時代に対して思うところがあり、音楽と芝居を表現したい、純粋に日本を明るくしたいという思いを持っている人だと思います」
そして、見た目的にも希望が感じられるように、「体重を3~5キロ増やしました」と明かす。
「戦争パートで北村くんもすごく減量されていたので、戦争が終わって、物理的に希望があるような、次の世代として新しい光に見えるといいなという感覚で、体重を増やしました。自分にできることは何だろうなと思った時に、そういうところも含めてなのかなと」
