テレビ東京 ドラマ24『40までにしたい10のこと』(7月4日スタート 毎週金曜24:12~24:42)の記者会見がこのほど、都内で行われ、風間俊介と庄司浩平が登壇した。
『40までにしたい10のこと』をドラマ化する上で風間俊介が意識していたこと
このドラマの原作は、累計発行部数75万部を超え、BLアワード2024総合コミック部門で1位を獲得した、マミタ氏の『40までにしたい10のこと』(月刊マガジンビーボーイ連載/リブレ刊)。40歳目前の枯れた上司・十条雀とアラサーのクールな高身長イケメン部下・田中慶司が織りなす、年齢、性別の垣根を越えた大人のオフィスラブストーリーだ。
会見で記者から「男性同士のラブコメだからこそ意識したことは?」と質問されると、風間は「ありがとうございます。このお話をできるチャンスをいただいたなと思うのが……」と切り出し、こう説明した。
「もちろん、ボーイズラブということを楽しみにしてくださっている方もいらっしゃると思うんですけど、あくまで現場のみんなの共通意識だったのは、二人の恋の物語であって、それが後から男性同士ということはありつつも、ピュアにお互いが惹かれあっていく姿を描こうと。なので、男性だから、女性ではないから、ということよりも、一人ひとりの人間が惹かれあって作っていく、純粋なラブストーリーというのは共通認識だったのかなと思います」
すると、庄司も「(同じように)思います」と風間の話を引き継ぎ、自身の考えを語った。
「今回の作品におけるアプローチは、人間愛のレールの延長線上に恋愛があったという形だと思っています。それはきっと、異性間、同性間ということを問わず、あるものですし、風間さんと一緒に、雀として、慶司としてという日々を過ごしていくなかで芽生える愛情。愛しいなっていう部分でほぼ同一であって、それをどう呼ぶかだと思ったので」
そして、庄司は「もちろん、いろんなことに気をつける必要はございます」と言い添え、「ですけど、ボーイズラブというジャンルだから、こういうふうにしようという意味でのアプローチは特になかったですよね?」と改めて風間に確認する。これに風間は「うん」と力強くうなずいたあと、この作品の魅力を伝えた。
「でも、ボーイズラブというものを作品として愛している方にも喜んでいただけるような感じになったんじゃないかなと思っています。原作にもあるように、素敵なポイントが、同性同士だから、じゃなくて、この身長差が、この慶司のメガネが、とか、そういう瞬間にときめきがたくさんある作品かなと思っています」
ドラマ『40までにしたい10のこと』あらすじ
10年以上恋人なし・会社と家を往復するだけの毎日を送る十条雀(風間俊介)は、気づけば40歳の誕生日まであと3カ月。人生の節目にふと感じた焦りから、雀は“40までにしたい10のことリスト”を作る。「タコパ」「服の趣味を変える」「恋人を作る」……。
ところが、そのリストを後輩のイケメン部下・田中慶司(庄司浩平)に偶然見られてしまった。しかし、慶司の提案で二人はそのリストを一緒に叶えていくことに。代わり映えのしない日々が、二人で過ごす楽しい毎日に変化していく。そしてお互いが上司と部下、年の差も超えた“特別な存在”へと変わっていく。