日本テレビとして初の試みとなる秋の3ドラマ合同制作発表イベント「日テレDRAMA SHOWCASE」が2日、東京・汐留の同局で開催された。総勢8人のキャストが集結した中、終始笑いをさらい続けたのが『俺たちの箱根駅伝』主演の大泉洋。トークセッションをほぼ“独壇場”にすると、大階段でのレッドカーペット後には、さながら選挙演説のように秋ドラマ3作品を背負ってアピールした。
イベントには、水曜ドラマ『メリーベリーラブ』からチ・チャンウク、今田美桜、土曜ドラマ『俺たちの箱根駅伝』から大泉、伊藤沙莉、山下智久、日曜ドラマ『ハイド&シーク 0秒前の彼女』から福士蒼汰、志田彩良、風間俊介が登壇。司会は森圭介アナウンサーが務めた。
開始早々「ほとんど身内なんですね」
出演者が一堂に並び、森アナが会場の熱気に触れると、大泉は「たくさんの方が……たくさんの方というか、ほとんど身内なんですね」と早くも会場を笑わせる。
しかし、マイクを持たずに話し始めてしまい、「マイクを持てとか言ってくださいよ。最初から大きく恥かいて…」と森アナにクレーム。スタート直後から大泉が空気を支配し始めた。
3作品の出演者同士に共演歴があるかという話では、「私が過去に共演したことあるのはチ・チャンウクさんぐらいですね」と堂々発言したものの、実際にはこの日が初対面。
チ・チャンウクが「ないんですけれども、あるような気がします」と乗っかると、大泉は満足げ。一方、『ハイド&シーク』チームにも絡むよう促されると、「福士くんとも何本一緒にしたか分かりませんけど」と話し、福士から即座に「いや、やってないです」と訂正された。
台本に自分のツッコミ「会見でセリフあるの初めて」
福士や山下が撮影中の失敗談を披露すると、大泉は「山下さんや福士さんの話は、そういうスマートな人に言われても失敗談の気がしない。ずるいよ!」と嫉妬。しかし、これは進行台本に用意された“大泉のセリフ”だった。
自ら台本を確認した大泉は、「会見でセリフ決まってるのも初めてだもん」と困惑。言うタイミングを逃してしばらくソワソワしていたことまで明かされ、再び笑いを誘う。
さらに伊藤から、“理想の上司”ランキング1位を本気で狙っていると暴露されると、「なれなかったらお前のせいだ」と返し、森アナから「理想の上司はそんなこと部下に言わない」と一刀両断。報道陣から一斉にキーボードを打つ音が聞こえると、「『大泉洋、理想の上司になれなければお前のせいだ 伊藤沙莉をどう喝』みたいな見出しは最悪ですよ」と悲観した。
「ただ私が騒いだだけの会見」
トークセッションの締めで作品の見どころを聞かれた大泉は、「今日のこの流れでいきますと、『俺たちの箱根駅伝』というドラマの中身が一つも伝わってないんじゃないか」と心配。
「ただ私が騒いだだけの会見になっておりますけど」と自覚しながら、池井戸潤氏の原作、箱根駅伝さながらの大規模なレースシーン、テレビ中継の舞台裏、そこで働く人々の戦いなどを一気に紹介した。
そして何より念を押したのが放送曜日だ。
池井戸作品ということで「なぜか日曜劇場だと思っている方が多い」といい、「日曜の9時に見てしまうと別班の人が出てくる」と『VIVANT』に流れることを懸念しながら、「『俺たちの箱根駅伝』は土曜夜9時」と繰り返した。
“日テレ秋ドラマ代表”としてイベントを締める
トークセッション後、8人は日本テレビ本社の大階段へ移動し、レッドカーペットに登場。
大泉は集まったファンや報道陣の多さに「正直こんなにいるとは思ってなくて、ちょっと侮ってました」と驚きつつ、「日テレのドラマをどうぞよろしくお願いいたします」と、自身の作品だけでなく3作品全体をアピールした。
そしてここでも「日曜劇場」と間違えられることを危惧し、「土曜9時でございます。池井戸潤さんということに引っ張られて、日曜の9時に見てしまうと別班の人が出てくるわけでございます。 その人が走るわけではないわけでございます。 また、我々が別班員というわけでもないということでございまして、箱根駅伝は日本テレビのコンテンツでございます」と強調した。
フォトセッション後、各作品の主演が最後のメッセージを送る場面でも、大泉は再びマイクを握る。
『俺たちの箱根駅伝』について熱弁した後、「これからもどうぞ日本テレビのドラマをよろしくお願いいたします」と、今度は“日テレ秋ドラマ代表”のような立ち位置に。
勢いそのまま、自身が出演していない『メリーベリーラブ』『ハイド&シーク 0秒前の彼女』までアピールしようとするが、「『ベリーダンス』『ジキル&ハイド』もよろしくお願いします!」とうろ覚えで、今田や福士から次々に訂正される。
それでも最後には「『メリーベリーラブ』『ハイド&シーク』『俺たちの箱根駅伝』、よろしくお願いいたします!」と3作品を唱えながら、集まった観客へ何度も頭を下げた。
まるで選挙演説のように、自身の主演作を飛び越えて日本テレビの秋ドラマを背負った大泉。日本テレビ初の3ドラマ合同イベントは、最後まで“大泉洋ショー”の様相を呈していた。












