2001年から2016年にかけ連載された『BLEACH』は、虚(ホロウ)とよばれる悪霊と戦う"死神代行"になった霊感の強い高校生・黒崎一護と仲間たちの活躍を描いた、久保帯人による剣戟バトルアクション漫画です。2000年代の『週刊少年ジャンプ』を飾った看板作品のひとつであり、コミックシリーズの累計発行部数は全世界で1億3000万部を突破。アニメ化、ゲーム化、ミュージカル化、実写映画化などメディアミックス展開も盛んに行われており、完結後のいまも根強い人気があります。
敵味方問わず数多くの魅力的なキャラクターが登場する同作ですが、とりわけ初期から人気を集めているのが、死神たちが所属する組織「護廷十三隊」の隊士たち。死んだ人の魂が行き着く「尸魂界(ソウル・ソサエティ)」の守護を担っている彼らは、さまざまな特徴を持った13の部隊に分かれており、出自も性格も違う個性豊かな面々が揃っています。
そこで今回は、『BLEACH』に登場する「護廷十三隊」のなかで好きなキャラクターをマイナビニュース会員501人にアンケートしてみました。結果をランキング形式でご紹介します。
BLEACH 護廷十三隊キャラ人気ランキング
『BLEACH』護廷十三隊の「好きなキャラクター」をマイナビニュース会員501名に聞きました。
- 1位:朽木ルキア(8.8%)
- 2位:更木剣八(5.6%)
- 3位:朽木白哉(5.3%)
- 4位:市丸ギン(4.2%)
- 5位:日番谷冬獅郎(3.9%)
- 6位:松本乱菊(3.2%)
- 7位:京楽春水(2.8%)
- 8位:阿散井恋次(2.5%)
- 8位:矢胴丸リサ(2.5%)
- 8位:草鹿やちる(2.5%)
1位:朽木ルキア(8.8%)
護廷十三隊のなかで最も人気が高かったキャラクターは、古参の隊長・浮竹十四郎率いる十三番隊に所属する死神・朽木ルキア(CV:折笠富美子)でした。準主人公でもある彼女は、虚に襲われた一護とその家族を助けるため、人間である彼に死神の能力を譲渡した物語のキーパーソンです。義兄・朽木白哉の根回しで長年平隊員の地位に留まっていましたが、『死神代行消失篇』にて副隊長の姿を披露。さらに最終章である『千年血戦篇』の後、隊長に就任する姿が描かれました。
少女のような見た目をしているルキアですが「たわけ!」や「馬鹿者!」が口癖の男勝り。生真面目かつ非常に仲間思いな人物で、複雑な境遇や過去のトラウマから繊細な一面も持っています。
アンケートでは可愛らしいビジュアルはもちろん、責任感の強さや立ちふるまい、戦闘能力の高さといったキャラクターとしてのかっこよさにも高い評価が寄せられました。「1番共感するキャラ」「処刑騒動が印象に強く残った」といった声もあります。
ユーザーコメント
- 可愛くて、強いから。(50代男性/長野県/システムインテグレータ)
- 真面目で責任感が強く戦闘能力がある女性だから応援したくなります。(50代女性/三重県/専門店(その他小売))
- 芯があって熱く素敵な女性だから(40代女性/大阪府/フードビジネス(ファストフード))
- 立ち居振る舞いがかっこいい(40代女性/神奈川県/ドラッグストア・調剤薬局)
- セリフや行動の仕方に1番共感するキャラだから。(40代男性/熊本県/サービス(その他))
2位:更木剣八(5.6%)
2位には、好戦的な隊員が多い戦闘専門部隊である十一番隊の隊長・更木剣八(CV:立木文彦)がランクインしました。代々最強の死神に与えられる称号"剣八"を名乗っている彼は、前十一番隊隊長を決闘で殺害し、いきなり今の地位を得た実力者。戦いを楽しむために髪の先端に鈴をつけたり、霊力を食らう眼帯をつけたりしており、より強い相手と戦うことを最高の喜びとしています。
風貌・言動ともに荒々しく威圧感がある剣八ですが、カリスマ性があり部下思いな一面もあります。『千年血戦篇』では、斬魄刀「野晒」のことや初代剣八との過去など、彼の多くの秘密が明かされ話題となりました。
アンケートでは、剣八の強さや生き様、戦闘狂なところに評価が集まりました。ビジュアルも相まって荒くれ者の印象が強いものの、意外と仲間や部下思いなところも人気の秘訣なようです。
ユーザーコメント
- 強さとその生き様で視聴者をぐいぐい引き込む魅力がある(50代男性/山梨県/精密機器)
- 戦闘狂で強くてかっこいいから。(30代男性/茨城県/物流・倉庫)
- 無意識に手加減しないと簡単に相手を殺してしまう強さ。(40代男性/埼玉県/その他)
- 意外と仲間や部下思い(50代男性/鹿児島県/その他)
- ビジュアルが好きです(50代男性/大阪府/専門店(その他小売))
3位:朽木白哉(5.3%)
3位には、規律の厳しさでしられる六番隊の隊長・朽木白哉(CV:置鮎龍太郎)がランクインしました。白哉は四大貴族である朽木家の第28代目当主で、1位に選ばれた朽木ルキアの義兄。白皙の中性的な容姿の美丈夫で、頭には上流貴族のみが着用を許されている髪留め「牽星箝(けんせいかん)」を、首には朽木家当主の証である「銀白風花紗(ぎんぱくかざはなのうすぎぬ)」をつけています。
掟に殉ずるという考えを持った生真面目な性格をしており、常に冷静沈着で滅多に感情を表に出さない白哉。一方で、義妹であるルキアを危険な目にあわせないよう根回しするなど、不器用な優しさを持った情に篤い人物でもあります。
アンケートでは「クールで冷静沈着なキャラクターが好き」という人からのラブコールが相次ぎました。また、冷徹そうなのに血の繋がりがない義妹を大切しているというギャップも、白哉が人気となった理由のひとつなようです。
ユーザーコメント
- クールでかっこいいし、技の名前と見た目がきれいで強いから。(40代女性/神奈川県/その他)
- セリフや設定に、自然と惹かれる(50代女性/新潟県/その他)
- 沈着冷静なキャラが好きだし技も格好いい(50代男性/佐賀県/その他)
- 冷静沈着な一面とルキアを大切に思う気持ちにキュンとする。(40代女性/青森県/サービス(その他))
- 血のつながっているわけではなくてもルキアに対する思いが実直だから(40代男性/神奈川県/食品)
4位:市丸ギン(4.2%)
4位には、五番隊隊長・藍染惣右介の右腕としてさまざまな策謀を巡らせ、護廷十三隊を混乱に陥れた三番隊隊長・市丸ギン(CV:遊佐浩二)がランクイン。彼は真央霊術院を1年で卒業し護廷十三隊に入隊したという天才で、五番隊の副隊長を務めたのち三番隊の隊長になりました。十番隊の副隊長・松本乱菊とは幼い日々を共に過ごした幼馴染で、『尸魂界篇』の終盤に裏切りが発覚し虚圏(ウェコムンド)へ消えますが、のちにその真意が明かされています。
細い目つきで常に薄ら笑いを浮かべており、飄々とした態度を崩さないギン。その独特なキャラクターと裏切り者という汚名もいとわなかった生き様は、物語に大きな存在感を残しました。
アンケートでは、関西弁を話すミステリアスな人物像や、一見陽気な男でありながら影のあるところに評価が集まっています。また「演じている声優のファンだから」という声も寄せられていました。
ユーザーコメント
- 掴みどころ無い様な感じが良かった(40代男性/宮崎県/海運・鉄道・空輸・陸運)
- 不気味なキャラクターが魅力的(40代男性/千葉県/サービス(その他))
- 方言と影がある感じが良かったです(40代女性/三重県/その他)
5位:日番谷冬獅郎(3.9%)
5位には、史上最年少で十番隊の隊長になった銀髪の神童・日番谷冬獅郎(CV:朴璐美)が選ばれました。小柄な少年のような外見をしていますが優れた洞察力を持った人物で、細やかなデスクワークもこなす仕事熱心なタイプ。自身と性格が正反対である副隊長・松本乱菊の手綱を握るのに苦労しているものの、深い信頼関係を築いています。
登場時から生真面目で、物事を冷静に見極めるクールな人物として描かれていた冬獅郎ですが、『尸魂界篇』にて姉弟のように育った五番隊の副隊長・雛森桃が傷つけられた際には、激しい殺意を向けるなど激情家な一面も見せていました。
アンケートでは、小さな身体に秘めた芯の強さや見た目と強さのギャップなど、見た目からは想像できない強さや内面について評価が寄せられています。「真面目で頼もしいひとだからです。あこがれます」という声もありました。
ユーザーコメント
- 真面目で頼もしいひとだからです。あこがれます。(50代女性/埼玉県/ソフトウェア・情報処理)
- 小さな体に秘めた芯の強さに惹かれます。天才少年なので。(50代男性/神奈川県/サービス(その他))
- 見た目と強さのギャップが良い(50代女性/千葉県/その他)
6位:松本乱菊(3.2%))
6位には、胸元を大きく開けた死覇装がトレードマークの、大人の色香が漂う妖艶な美女・松本乱菊(CV:松谷彼哉)がランクインしました。十番隊の副隊長である彼女は、さっぱりとした性格と面倒見の良さから、ほかの隊士たちからも慕われている姉御肌な人物で、上司である日番谷冬獅郎に絶大な信頼を寄せています。彼が十番隊の三席だった頃から副隊長を務めており、当時は呼び捨てにしていました。
4位にランクインした三番隊隊長・市丸ギンとは流魂街時代からの幼馴染で同期。「乱菊が取られたものを取り返す」という決意がギンの復讐劇に繋がりますが、最後まで彼女がその真意を知ることはありませんでした。
ユーザーコメント
- 綺麗なお姉さまだから(40代男性/神奈川県/コンピューター機器)
- セクシーで強いから。(40代男性/静岡県/官公庁)
7位:京楽春水(2.8%)
7位には、上級貴族・京楽家の次男で、女物の着物と髪に刺している風車の簪がトレードマークの八番隊隊長・京楽春水(CV:大塚明夫)がランクイン。軽薄な言動が多く争いごとを好まない性格で一見隊長らしからぬタイプですが、思慮深く真実を見通すことに長けており、幼少期から交流がある山本総隊長の信頼も厚い人物です。『千年血戦篇』にて、護廷十三隊2代目総隊長(一番隊隊長)に就任しました。
普段は仕事をサボって酒を飲みに行ったりとマイペースなところが目立ちますが、護廷のことや戦いに関しては非常にシビアな一面も。隊士からの支持も高く、溺愛している副隊長・伊勢七緒とも強い信頼関係を築いています。
ユーザーコメント
- 貫禄のある声が好き、存在感があって強いから(50代女性/北海道/その他)
- 渋くてかっこいいし常に冷静。まさにリーダーといった感じ(40代男性/兵庫県/その他)
8位:阿散井恋次(2.5%)
8位には、朽木ルキアの幼馴染である六番隊の副隊長・阿散井恋次(CV:伊藤健太郎)がランクイン。真央霊術院時代にルキアが朽木家の養子になるか迷っていた際、彼女の幸せを願って後押ししました。それ以来、名家の令嬢となったルキアと対等に付き合えるよう、彼女の義兄で上司でもある六番隊の隊長・朽木白哉を超えることを目標に鍛錬を続けています。
長い赤髪に大柄な体躯、全身に入れた大仰な刺青とガラの悪そうな外見をしていますが、根は優しく人情味溢れる兄貴肌の青年。十一番隊に在籍していたことがあり、戦い方を教えてくれた十一番隊の第三席・斑目一角のことを尊敬し信頼しています。
ユーザーコメント
- 熱く男らしいところが魅力的だと思います。また仲間思いなところが特に良いです。(40代男性/神奈川県/その他)
- 男気があってかっこいいから(40代女性/京都府/ガラス・化学・石油)
8位:矢胴丸リサ(2.5%)
同じく8位には、メガネとおさげ、セーラー服がトレードマークの方言女子・矢胴丸リサ(CV:服部加奈子/石塚さより)がランクインしました。110年前の護廷十三隊で八番隊の副隊長を務めていましたが、とある策略にはまり虚化。同じく虚の力が発現した元五番隊の隊長・平子真子(CV:小野坂昌也)たちと共に「仮面の軍勢」を組織し、後に内なる虚の暴走に悩まされていた一護を助けました。護廷十三隊に復帰後は八番隊の隊長を務めています。
真面目そうな見た目をしていますが、趣味はなんとエロ本の収集。本人曰く「スケベではなく、興味津々なだけ」たそうで、口調はきついものの仲間を気遣う一面もあります。
ユーザーコメント
- 女性的な強さを感じるから(50代男性/東京都/流通・チェーンストア)
- キャラクターや声が素晴らしく合っていること(30代男性/愛知県/輸送用機器(自動車含む))
8位:草鹿やちる(2.5%)
同じく8位には、十一番隊の副隊長・草鹿やちる(CV:望月久代)がランクイン。十一番隊の隊長・更木剣八と護廷十三隊に入る以前から行動をともにする間柄で、見た目も言動もまるっきりただの子どもですが、常人離れした力を秘めた少女です。移動時は常に剣八の背中に張り付いており、「やちる」という名前も彼が名付けました。
誰にでも勝手にあだ名をつけて呼ぶなど、無邪気で人懐っこい性格をしたタイプ。『千年血戦篇』では、謎多き存在だった彼女の正体が明かされ衝撃が走りました。
ユーザーコメント
- 少女ということで、他と一線を画したキャラクターであり、印象深かったから(50代男性/神奈川県/総合電機)
- 見た目と能力のギャップがあって、おもしろから(30代女性/静岡県/その他)
まとめ:護廷十三隊の魅力的なキャラクターたちに要注目!
アンケートの結果、護廷十三隊で最も人気のあるキャラクターは朽木ルキアとなりました。可愛らしい見た目をしている点はもちろんですが、真面目で責任感が強いところ、戦闘能力が高いところなどが高く評価されています。こうした点は、2位以下のキャラクターも共通しており、護廷十三隊が架空の警察・軍隊であることから、リーダー的資質をもったキャラクターや戦闘に長けたキャラクターに人気が集まったことがうかがえました。
TVアニメ最終第4クール『BLEACH 千年血戦篇‐禍進譚-』の放送も決定し、アニメ版もいよいよ佳境をを迎える同作。主人公・黒崎一護たちの戦いとあわせて、初期から活躍してきた護廷十三隊の面々の勇姿にも注目してみていはいかがでしょうか。
調査時期:2025年6月16日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計501人
調査方法:インターネットログイン式アンケート