高さ3メートルを超える巨大な姿と、開花時に強烈な腐臭を放つという「ショクダイオオコンニャク」。その開花期間は24時間〜48時間と非常に短く、長くても72時間程度。そんな貴重な花が6月上旬、東京・調布市にある「神代植物公園」で開花しました。

5時過ぎの #ショクダイオオコンニャク です。きれいな形に開いてきました。そして、臭ってきました。
(@ParksJindaiより引用)

  • 神代植物公園「ショクダイオオコンニャク」

立派なショクダイオオコンニャクですね。臭いはともかく、気品のある姿が美しいです。

同園で開花したのは6月3日のこと。貴重な姿をひと目見ようと、開花するや否や順番待ちの列ができたのだとか。このニュースにSNSでは、「おおおおお!!!!!!」「すごーい」「これって、あつ森に登場するあれよね?」「これ一度生で見てみたいな」といった反応が。

また、画像で姿は見れど、臭いは現地でしか嗅げないため「どういう臭さなのか気になる」「うわぁーッ!臭いが嗅ぎたい笑」「『すっげーくせぇ〜!!(笑)』とか、言いたい」「一度はにおってみたいやつ〜」という声も続々と。みなさんなかなかのチャレンジャー。逆に嗅いでみたいんですね(笑)。

さて、長くても72時間程度しか咲かないというショクダイオオコンニャク。この後どうなったのかというと……

開花後3日目の6月6日には、仏炎苞の上部が閉じてしまい、これから付属体が倒れていくのだとか。

  • 神代植物公園「ショクダイオオコンニャク」

そして6月7日には、付属体が倒れてしまいました。

  • 神代植物公園「ショクダイオオコンニャク」

さらに、6月11日にはすっかり上部が萎れてしまい、こんな姿に。

  • 神代植物公園「ショクダイオオコンニャク」

ちなみに、四角く切り取られているのは、花粉を採るために開けた穴。すっかり開花は終わってしまいましたが、付属体の基部に付く雄花と雌花の様子をのぞくことができるそうです。一度でいいから、見てみたいですね。