トーク力や大喜利力を生かしてバラエティ番組でも大活躍だ。

「大喜利という武器を芸人の皆さんに見つけていただいて、今の自分があるので、本当に感謝しています。バラエティでの笑顔という渋谷凪咲のイメージができたからこそ、このドラマでギャップを面白がってもらえていると思いますし、バラエティは自分の中で軸になっているので、これからも大事にしていきたいです」

そして、バラエティでさらに輝くためにも、女優として新たな魅力を打ち出していきたいと考えている。

「バラエティではもう一つ別の武器を見つけないと、これ以上は上に行けないと感じていて、新たな武器として頑張りたいと思ったのがお芝居なんです。これまではアイドルとバラエティの2本柱でしたが、これからはお芝居を頑張って、そこでしっかりと力をつけて渋谷凪咲という存在を確立することで、よりバラエティで輝けるんじゃないかなと思っています」

かまいたちをはじめ、共演芸人たちの活躍にも刺激を受けているという。

「自分がお世話になった芸人の皆さんがすごくなっていて、特にNMB48に入ったときから一番お世話になっているかまいたちさんが、お笑いの天下を取るんじゃないかというぐらいすごいことに。『かまいたちの机上の空論城』(カンテレ)という番組をずっと一緒にやらせてもらっているんですけど、これからもご一緒するためには私がかまいたちさんに並べる人にならなきゃいけないなと。そのために、お芝居を必死に頑張って自分の武器を身につけて、かまいたちさんとの共演がよりスペシャルなものになればいいなと思っています」

自分の価値を高めることで、かまいたちとの共演をより面白いものに。

「自分がもっと精進して、もし大女優になったとしたら、かまいたちさんに『なぎさ何しとんねん!』とツッコんでいただいたときに、大女優にツッコんでいるという面白さも生まれるので、かまいたちさんのレベルに追いつきたいなと。先頭を走ってくださっているお二人の背中を追い続けたいです」

とても冷静に自分を見つめている渋谷。「客観視するというのは自分の中で一番大事にしています」と言い、「こうなりたい」と妄想を膨らませることも大切にしているという。

「NMB48時代もライブ後などにスタッフさんやダンスの先生の客観的な意見を聞いて取り入れるようにしていました。そして、将来こういう風になりたいという目標は、小さい頃に鏡の自分と話していたように妄想を膨らませている感じで、そのピュアな目標は自分しか信じてあげられないと思うので、すごく大事にしています」

そして、その想像力が大喜利にもつながったと自己分析。「小さい頃から妄想するのが好きで、わからないことも全部想像して考えて、自分の頭の中で答えを出していたというのが大喜利にも生きたのだと思います」と語った。