誰もが知っているであろう国民的アニメのひとつ、ドラえもん。その映画は1980年から公開が始まり、2025年までなんと44作品も公開されています。今回は、歴代の映画「ドラえもん」を公開順からあらすじと一緒にご紹介します。

『ドラえもん』の歴代映画作品一覧

  • 『のび太の恐竜』(1980年)
  • 『のび太の宇宙開拓史』(1981年)
  • 『のび太の大魔境』(1982年)
  • 『のび太の海底鬼岩城』(1983年)
  • 『のび太の魔界大冒険』(1984年)
  • 『のび太の宇宙小戦争』(1985年)
  • 『のび太と鉄人兵団』(1986年)
  • 『のび太と竜の騎士』(1987年)
  • 『のび太のパラレル西遊記』(1988年)
  • 『のび太の日本誕生』(1989年)
  • 『のび太とアニマル惑星』(1990年)
  • 『のび太のドラビアンナイト』(1991年)
  • 『のび太と雲の王国』(1992年)
  • 『のび太とブリキの迷宮』(1993年)
  • 『のび太と夢幻三剣士』(1994年)
  • 『のび太の創世日記』(1995年)
  • 『のび太と銀河超特急』(1996年)
  • 『のび太のねじ巻き都市シティー冒険記』(1997年)
  • 『のび太の南海大冒険』(1998年)
  • 『のび太の宇宙漂流記』(1999年)
  • 『のび太の太陽王伝説』(2000年)
  • 『のび太と翼の勇者たち』(2001年)
  • 『のび太とロボット王国』(2002年)
  • 『のび太とふしぎ風使い』(2003年)
  • 『のび太のワンニャン時空伝』(2004年)
  • 『のび太の恐竜2006』(2006年)
  • 『のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』(2007年)
  • 『のび太と緑の巨人伝』(2008年)
  • 『新・のび太の宇宙開拓史』(2009年)
  • 『のび太の人魚大海戦』(2010年)
  • 『新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』(2011年)
  • 『のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜』(2012年)
  • 『のび太のひみつ道具博物館』(2013年)
  • 『新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜』(2014年)
  • 『のび太の宇宙英雄記』(2015年)
  • 『新・のび太の日本誕生』(2016年)
  • 『のび太の南極カチコチ大冒険』(2017年)
  • 『のび太の宝島』(2018年)
  • 『のび太の月面探査記』(2019年)
  • 『のび太の新恐竜』(2020年)
  • 『のび太の宇宙小戦争 2021』(2022年)
  • 『のび太と空の理想郷』(2023年)
  • 『のび太の地球交響楽』(2024年)
  • 『のび太の絵世界物語』(2025年)

各作品のあらすじ

■『のび太の恐竜』(1980年)

監督:福富博/脚本:藤子不二雄、松岡清治

偶然にも首長竜の卵の化石を発掘したのび太は、タイムふろしきを使って、卵を化石になる前の状態に戻し、孵化させる。のび太は孵化したフタバスズキリュウの子供をピー助と名づけて可愛がる。だが、成長するにつれて、ピー助を現代で育てていくのが困難になってきた為、のび太はタイムマシンでピー助を白亜紀の世界へ帰す。

■『のび太の宇宙開拓史』(1981年)

監督:西牧秀夫/脚本:藤子不二雄

超空間での事故により、のび太の部屋の畳とロップルの宇宙船の倉庫の扉が繋がった。ロップルが住む惑星・コーヤコーヤは、地球から遠く離れている。のび太はドラえもんと共にコーヤコーヤに赴き、ロップルやチャミーと仲良くなる。

コーヤコーヤ星では、鉱石ガルタイトの独占を企むガルタイト鉱業が移住し始めたばかりの開拓住民たちを追い出そうとしており、ロップルたちが日々執拗な脅迫や嫌がらせに耐えながらの生活を強いられていた。そのことを知ったドラえもんとのび太はガルタイト鉱業と戦っていく。

■『のび太の大魔境』(1982年)

監督:西牧秀夫/脚本:藤子不二雄

夏休みのある日、のび太は空き地で野良犬と出会い、ペコと名付け飼うことになる。そのペコに導かれ、のび太たちは、コンゴ盆地に巨神像の謎を解く探検に出発。途中で目的地に王国があることを知ったドラえもんたちは、道具でピンチを凌ぎながら、王国近くまで到達。王国に辿り着くと、ペコは突然言葉を話し二足歩行をする。ペコの正体は進化した犬の王国のクンタック王子だった。そこからのび太たちは世界征服を企むダブランダーと戦うことになる。

■『のび太の海底鬼岩城』(1983年)

監督:芝山努/脚本:藤子不二雄

夏休み、のび太たちはキャンプの行き先を巡って言い争っていた。結局海に行きながら山に登ろうじゃないかというドラえもんの提案で、太平洋の海底山脈へキャンプに出かけたドラえもんたちは、水中バギーで海底世界を駆け巡って様々な冒険をするが、そこで偶然、海底国家ムー連邦の軍人である海底人のエルに出会った。

地上世界に海底世界の事を知られたくないムー連邦の首相は、当初、のび太たちを拘束し監禁してしまうが、そこに世界の危機が迫っていると急報が入る。それを阻止するために、ドラえもんたちも協力することになる。

■『のび太の魔界大冒険』(1984年)

監督:芝山努/脚本:藤子不二雄

魔法への憧れを抱くのび太はドラえもんにせがみ、「もしもボックス」を使って魔法の世界を実現させる。魔法の世界では地震や台風が頻発しており、これは魔界の悪魔たちが地球の侵略を企てているという魔界接近説が関係しているという。そんな中、のび太とドラえもんは魔界接近説を提唱している満月博士と出会う。

しかし、後日博士の家を尋ねると、悪魔が博士を連れ去ってしまったという。のび太たちは博士の娘である美夜子と共に、悪魔がいる魔界へと乗り込んでいく。

■『のび太の宇宙小戦争』(1985年)

監督:芝山努/脚本:藤子不二雄

ある日、のび太の部屋にピリカ星から来たという親指ほどの小さな少年パピが現れる。パピはピリカ星から亡命してきた大統領であり、反乱者ギルモア将軍に追われているという。

パピを守ることを約束するドラえもんたちだが、しずかちゃんを人質に取られてしまい、パピはしずかの身柄と引き換えにギルモア側に自ら投降する。ドラえもんたちはパピが乗ってきた宇宙船に乗ってピリカ星に向かい、パピを助けに行くのだった。

■『のび太と鉄人兵団』(1986年)

監督:芝山努/脚本:藤子不二雄

のび太は北極で偶然巨大なロボットの足を拾い、自宅に持ち帰る。それ以来、ロボットの部品が家の庭に次々と降ってくるようになり、それらを鏡面世界の中で組み立てて完成させる。

数日後、のび太のもとに謎の少女・リルルが現れ、自分は巨大ロボットの持ち主だと語る。のび太は巨大ロボットをリルルに返却するが、リルルは地球人の総奴隷化を目的とするロボット惑星メカトピアからやってきた鉄人兵団のひとりということが分かった。リルルの鉄人兵団とドラえもんたちとの戦いが繰り広げられる。

■『のび太と竜の騎士』(1987年)

監督:芝山努/脚本:藤子不二雄

ある日、多奈川で巨大な生物を目撃したスネ夫は、それが恐竜ではないかという疑念にかられてすっかり動転してしまい、挙げ句の果てにノイローゼになってしまう。一方、のび太は0点の答案を隠すためにひみつ道具の「どこでもホール」を使い、地底にある大空洞を発見する。

ドラえもんたちは地底の大空洞を秘密の遊び場にするが、恐竜の幻の正体を突き止めようと単独行動していたスネ夫が地底で迷子になり、その直後に「どこでもホール」が壊れてしまう。地底に行くすべを失ったと一端は悲嘆するものの、ドラえもんの一計により秘密道具の力で多奈川の河底から地底への入口があると知った一行は、スネ夫を救うべく地底の更に奥に向かう。そこには広大なジャングルが茂り、恐竜が闊歩する世界が広がっていた。

■『のび太のパラレル西遊記』(1988年)

監督:芝山努/脚本:もとひら了

孫悟空が実在すると信じるのび太は、タイムマシンで西暦636年の中国・タクラマカン砂漠へ向かう。そこで自分そっくりの孫悟空を目撃するが、誰も信じてくれず、再びタクラマカン砂漠へやって来たが既に孫悟空はいない。仕方なく、ドラえもんのひみつ道具・ヒーローマシンでのび太自ら孫悟空に成りすましたものの調子に乗ってボロを出し、結局ばれてしまう。

現代に帰還したのび太たちだが、私生活で奇妙なことが続き、その中で超高層ビル群の中に聳え立つ赤い楼閣を発見し、歴史が変わってしまったことに気づく。

ドラえもんが唐の時代で使ったヒーローマシンの出入口を開けっ放しにしていたため、歴史が変わってしまい、妖怪たちが地球全体の歴史を支配してしまったのだった。元の世界に戻すには、唐の時代へ戻って妖怪たちを倒すしかない。ヒーローマシンで西遊記の登場人物に扮したのび太たちとドラえもんは、失態から歪曲された歴史を元に戻すために、三蔵法師を守るために再び唐の時代へと向かった。

■『のび太の日本誕生』(1989年)

監督:芝山努/脚本:藤子・F・不二雄

学校でも家でも叱られてばかりののび太は家出を思い立つ。「キャンピングカプセル」等の道具を使って生活を始めるが、どこも誰かの土地で自由に住める場所がない。

その一方で、当初はのび太の家出を止めていたしずか、からかっていたジャイアンとスネ夫も、親からの期待や押し付けに嫌気が差しては相次いで家出し、のび太と合流する。更にドラえもんもパパが部長から預かったハムスターが天敵のネズミのなかまであることが耐えきれず家出をする。

しかし行き先など無く途方に暮れる5人は、のび太の提案でまだ誰もいない時代の日本へ行こうと考え、「史上最大の家出」と称してタイムマシンに乗って出発する。

■『のび太とアニマル惑星』(1990年)

監督:芝山努/脚本:藤子・F・不二雄

ある夜、のび太はピンクのもやをくぐって見知らぬ森に迷い込む。そこでは人間そっくりの体を持つ動物たちが人間の言葉で話していた。翌日、のび太はその体験をドラえもんや同級生に話すが、ジャイアンとスネ夫はもちろんドラえもんにも馬鹿にされるだけだった。 後日、寝ぼけたのび太は、再び部屋の前に現れたもやの中に入り込んだことに気付き、あの世界は夢ではなかったと確信。後を追ってきたドラえもんと共にもやの向こう側を探検する中で、2人はチッポという犬の少年が溺れていたところを助け、彼の家で歓待を受ける。ここはアニマル星という星だった。アニマル星の住人であるチッポは、神話に出てくる「星の船」と「光の階段」の正体を確かめようと計画していた。

■『のび太のドラビアンナイト』(1991年)

監督:芝山努/脚本:藤子・F・不二雄

夏休み。ドラえもんとのび太はひみつ道具「絵本入りこみぐつ」で絵本の中に入り『シンドバッドの冒険』を楽しんでいた。ジャイアンとスネ夫、しずかも誘い、絵本の世界を楽しんでいたが、現実世界に一度戻ったジャイアンとスネ夫が絵本をごちゃ混ぜにしたことで無茶苦茶な話になってしまい、怒ったしずかは先に帰ってしまう。その直後、空中を高速で飛んできた何かに衝突し、しずかは気絶したまま落下してしまう。

翌日、絵本入り込み靴が3足しか揃っていないことから誰か1人だけ現実世界に帰ってきていない可能性が出てきた。ドラえもんとのび太が調べていくうちに、しずかが帰ってきていないことを知った。ドラえもんとのび太はジャイアンとスネ夫も加え、しずかを助けるべく、時間旅行のガイドであるミクジンの案内でタイムマシンで794年のアラビア・バグダッドへと向かうのだった。

■『のび太と雲の王国』(1992年)

監督:芝山努/脚本:藤子・F・不二雄

雲の上に天国があると信じてそれをからかわれたのび太。そんなのび太に、ドラえもんは実際に自分たちで雲の上に天国(理想の王国)を作ろうと提案する。様々な道具を使って王国を作り始めるが、工事は中々進まず、このままでは完成に2〜3年もかかってしまう。ある日、パパの話を聞いて友人たちから出資を募る「株式王国」というアイデアを閃いたのび太は、集めた資金で雲の王国を完成させる。

楽しいひと時を過ごすドラえもん達だが、いつの間にか気流に流された王国が槍ヶ岳の頂上に引っかかってしまった。その山中にて謎の巨大亀とその背中に乗ったまま意識を失った少年に遭遇する。治療を施した少年はまだ意識が戻らないものの、明日には目が覚めるだろうと帰宅した5人。その夜調べてみると、あの巨大亀は6千年前、人類に刈り尽くされた絶滅動物「グリプトドン」の生き残りであったことが判明するのだった。

■『のび太とブリキの迷宮』(1993年)

監督:芝山努/脚本:藤子・F・不二雄

ある日、のび太の家の玄関に見知らぬトランクが置かれていた。トランクから出現した門を抜けると、そこはブリキンホテルの建つブリキのおもちゃの島、ブリキン島であった。ブリキン島を楽しむドラえもんとのび太だったが、のび太がいないうちに、ドラえもんが謎の飛行船に攻撃を受け、そのままさらわれてしまう。ホテルに戻ったのび太は、不気味な扉を見つけた。すっかり気味が悪くなったのび太は、二度と島へは訪れないと心に決めてトランクを仕舞い込んだ。

後日、ジャイアンとスネ夫にからかわれたのび太は、しずかを含めた3人をブリキンホテルへ招待し、ブリキン島をすっかり満喫した一行であったが、突如ブリキンホテルがブリキの飛行機による襲撃を受ける。飛行機を追った先でドラえもんが連れ去られた事実を知らされるが、ドラえもんを乗せたブリキのロケットは宇宙へと飛び立ってしまった。4人がドラえもんの救出を決意した矢先、突如ブリキン島が動き出す。島そのものが大型の宇宙船だったのである。

■『のび太と夢幻三剣士』(1994年)

監督:芝山努/脚本:藤子・F・不二雄

ある日、自分の好きな夢を見られるひみつ道具「気ままに夢見る機」のカセットである「夢幻三剣士」の存在を知ったのび太。「夢幻三剣士」の夢で自分はスーパーヒーローになって活躍できると考え、ドラえもんにねだって「夢幻三剣士」のカセットを買ってもらう。この「夢幻三剣士」は強い力を持った夢であり、現実に影響する可能性もあるという。

「夢幻三剣士」の世界観では、舞台となるユミルメ国は妖霊大帝オドローム率いる妖霊軍団に侵略されており、のび太はユミルメ国を救う伝説の英雄白銀の剣士ノビタニヤンとしての役割を与えられていた。しかし夢の特性上、ノビタニヤンとなっても現実の人格や身体能力がそのままであり、いきなり妖霊軍団の攻撃に巻き込まれて窮地に陥るのだった。

■『のび太の創世日記』(1995年)

監督:芝山努/脚本:藤子・F・不二雄

のび太の夏休みの自由研究用に、ドラえもんはもう一つの太陽系を作り出すことができる「創世セット」を購入する。のび太は「神様」として新世界を創造し、その観察日記をつけることにした。トラブルはありつつも地球は無事に生まれ、海が満ち、生命が誕生しはじめた。

出来上がった「新地球」はやがて恐竜が栄えるものの、最終的に恐竜は小惑星の衝突によって現実同様に絶滅してしまった。生物は誕生と滅亡を繰り返して進化するという無情さをのび太は思い知る。あることで弱みを握られたドラえもんによってジャイアンとスネ夫も研究に参加することになり、しずかも誘い、みんなで共同研究をすることに。やがて人類が誕生するが、そのことで住処を奪われた昆虫人たちの逆襲が始まる。

■『のび太と銀河超特急』(1996年)

監督:芝山努/脚本:藤子・F・不二雄

22世紀で大人気の銀河ミステリートレインの切符を3日間並んでやっと手に入れたドラえもん。ジャイアンとしずか、スネ夫とともに銀河超特急の旅に出る。

目的地である巨大遊園地ドリーマーズランドに到着し、各々が小惑星でアトラクションを楽しんでいる中、謎の生命体ヤドリが銀河超特急の乗客600人の体を乗っ取るべく行動を開始。スネ夫もヤドリに乗っ取られてしまう中、のび太達とヤドリ達との戦いが始まる。

■『のび太のねじ巻き都市シティー冒険記』(1997年)

監督:芝山努/脚本:藤子・F・不二雄

ドラえもんが22世紀から持ってきた小惑星引換券で大自然の広がる美しい星を手に入れたのび太たち。この星におもちゃを持ち込み、それらに「生命のねじ」で命を吹き込んで開拓を始め、おもちゃの町「ねじ巻き都市(ねじまきシティー)」を作り上げる。 そんなある日、脱獄囚・熊虎鬼五郎が偶然にものび太の部屋にあるどこでもドアを通り、ねじ巻き都市に入り込み悪巧みを考えるのであった。

■『のび太の南海大冒険』(1998年)

監督:芝山努/脚本:岸間信明

のび太は憧れの宝探しに行きたいとドラえもんに頼み込み、ひみつ道具「宝さがし地図」を出してもらう。それを使い、のび太は宝島のありかを見つけ、海の冒険に出発する。

航海の途中、のび太たちは海賊同士の戦いに巻き込まれながら、海賊団の船長、キャプテン・キッドらに出会う。

■『のび太の宇宙漂流記』(1999年)

監督:芝山努/脚本:岸間信明

「スタークラッシュゲーム」という22世紀最新の宇宙探検ゲームで遊んでいたのび太たちだが、ジャイアンとスネ夫がゲームに入ったまま行方が分からなくなってしまった。ゲームは謎のUFOに持ち去られてしまったのだった。

のび太とドラえもん、しずかはジャイアンとスネ夫を助けるために宇宙救命ボートに乗り、本物の宇宙の冒険へ旅立つのであった。

■『のび太の太陽王伝説』(2000年)

監督:芝山努/脚本:岸間信明

白雪姫の劇の練習をしていた5人だが、ドラえもんのひみつ道具「万能舞台セット」をジャイアンに取られてしまう。

ドラえもんは、「タイムホール」を使って取り返そうとするが失敗し、タイムホールの時空が乱れ、その影響でのび太の部屋のタイムホールが古代の太陽の国といわれるマヤナ国に繋がってしまう。そこでのび太は、自分そっくりの姿をしたティオ王子に出会う。

■『のび太と翼の勇者たち』(2001年)

監督:芝山努/脚本:岸間信明

空を飛びたいと自作の翼を作ったのび太は、ドラえもんと共に裏山で練習する。そこで人間界に迷い込んでしまった鳥人の少年グースケと出会う。

グースケ自作の人力飛行機スノーグース号を一緒に修理し、バードピアへやって来たドラえもんたちだが、正体を隠すため、ひみつ道具の「バードキャップ」で鳥人となる。そこで人間界の鳥類を保護する「渡り鳥パトロール隊」の入隊テスト「イカロスレース」に挑むこととなる。

■『のび太とロボット王国』(2002年)

監督:芝山努/脚本:岸間信明

「ペットロボットが欲しい」とドラえもんにお願いするのび太。断られた腹いせに未来デパートでペットロボットを大量注文するが、送られてきたロボット達はのび太の言うことを聞かず暴れ出してしまう。

ロボットたちはドラえもんによって全て返品されたものの、最後に少年型のロボット『ポコ』が残った。ポコを元の世界に返してあげるため、ドラえもん達の冒険が始まった。

■『のび太とふしぎ風使い』(2003年)

監督:芝山努/脚本:岸間信明

台風が過ぎたの朝、のび太は台風の子供と出会い、フー子と名付けて可愛がる。

ドラえもん、のび太、しずか、フー子の4人は、どこでもドアで大草原に遊びに行き、そこで未開の地である風の村に行き着き、風の民であるテムジンたちと仲良くなる。ところが、スネ夫が風の民と対立している嵐族の古代の長・ウランダーに憑依され、ドラえもんたちを襲い、フー子を奪おうとする。

■『のび太のワンニャン時空伝』(2004年)

監督:芝山努/脚本:岸間信明

ある日、のび太は川でおぼれていた子犬を助ける。その子犬を「イチ」と名付け、隠れて家で飼いはじめる。

のび太たちはイチらの今後のことを考えて、タイムマシンで3億年前に行き、犬たちだけの世界をつくる。次の日、タイムマシンで3億年前に向かうが、時空間の中で「ねじれゾーン」に巻き込まれ3億年前からさらに1000年経った世界に着く。その時代にはイチらの子孫と思われる進化した犬とネコによる文明社会があった。

■『のび太の恐竜2006』(2006年)

監督:渡辺歩/脚本:渡辺歩、楠葉宏三

1980年に公開された1度目の映画「ドラえもん のび太の恐竜」のリメイク作品。

■『のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』(2007年)

監督:寺本幸代/脚本:真保裕一

1984年公開の映画「のび太の魔界大冒険」のリメイク作品。

■『のび太と緑の巨人伝』(2008年)

監督:渡辺歩/脚本:大野木寛

ある日のび太は、裏山にあるゴミの不法投棄された場所で小さな苗木を見つけ、家に持ち帰る。そこでドラえもんはひみつ道具「植物自動化液」を使い、苗木が自由に動けるようにする。のび太は苗木に「キー坊」とつけ、弟のように可愛がる。

ある日、植物型宇宙人たちが住む惑星・緑の星に迷い込んでしまったドラえもん達は、地球の植物を全て緑の星に移住させるために地球の人類を根絶やしにするという恐ろしい企み「地球人絶滅計画」を知る。緑の星の女王「リーレ」の手を借りて地球へ戻ったドラえもん達だったが、地球全土は既に「緑兵」の侵攻を受けて緑に覆われてしまっていた。

■『新・のび太の宇宙開拓史』(2009年)

監督:腰繁男/脚本:真保裕一

1981年に公開された『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』のリメイク作品。旧作とは異なり、新たなキャラクターや新展開も付け加えられている。

■『のび太の人魚大海戦』(2010年)

監督:楠葉宏三/脚本:真保裕一

ダイビングがしたいと言い出すのび太に、ドラえもんは陸上に架空の海を作りだすことができるひみつ道具「架空水面シミュレーター・ポンプ」を出す。

早速のび太たちは、架空の海で遊び始めるが、そこに人魚族の姫・ソフィアが迷い込んでしまう。ソフィアによると、人魚族が守る宝「人魚の剣」を怪魚族が狙っているらしい。もし「人魚の剣」を怪魚族が手に入れてしまったら、宇宙全体が彼らに支配されてしまう。事情を知ったドラえもんたちは人魚族と協力し、怪魚族と戦うことを決意する。

■『新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』(2011年)

監督:寺本幸代/脚本:清水東

1986年公開の映画『ドラえもん のび太と鉄人兵団』のリメイク作品。旧作同様、地球を狙う鉄人兵団とドラえもんたちの戦いが描かれる。

■『のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜』(2012年)

監督:楠葉宏三/脚本:清水東

「タイムトリモチ」で絶滅した鳥、ジャイアントモアを現代につれてきてしまったのび太とドラえもんは、ジャイアントモアを連れて絶滅動物を保護しているベレーガモンド島へ赴く。島のジャングルに暮らすロッコロ族の少年で、のび太とそっくりな少年に出会った2人だったが、そこへ島を外界から守る黄金のカブトムシ「ゴールデンヘラクレス」を狙う悪徳商人シャーマンが襲ってくる。

■『のび太のひみつ道具博物館』(2013年)

監督:寺本幸代/脚本:清水東

ドラえもんの鈴が未来世界の「怪盗DX」と名乗る盗賊に突然盗まれてしまう。鈴を取り返すため、のび太はひみつ道具「シャーロック・ホームズ・セット」を身にまとい、あらゆるひみつ道具が展示されている未来の博物館「ひみつ道具博物館」に鈴があることを突き止める。しずか、ジャイアン、スネ夫も合流し、5人は盗まれた鈴を探すためにひみつ道具博物館へと向かう。

■『新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜』(2014年)

監督:八鍬新之介/脚本:清水東

1982年に公開された映画『ドラえもん のび太の大魔境』のリメイク作品。

■『のび太の宇宙英雄記』(2015年)

監督:大杉宜弘/脚本:清水東

ある日、テレビのヒーローに憧れたのび太は、みんなでヒーロー映画をつくろうと言い出す。ドラえもんのひみつ道具「バーガー監督」で、5人が「銀河防衛隊」というヒーローになって宇宙の平和を守る話を撮影する。

ところがその時、地球に不時着していたポックル星人のアロンに、本物のヒーローと間違われて一緒に宇宙へ行くことになる。ポックル星では、宇宙海賊のある恐ろしい計画が進行していた。

■『新・のび太の日本誕生』(2016年)

監督:八鍬新之介/脚本:八鍬新之介

1989年公開の映画『のび太の日本誕生』のリメイク作品。

■『のび太の南極カチコチ大冒険』(2017年)

監督:高橋敦史/脚本:高橋敦史

夏の暑さに耐えかねていたドラえもんとのび太はある日、南太平洋に浮かぶ巨大な氷山へ遊びに行くことを思いつく。ひみつ道具「氷細工ごて」で氷の遊園地を作ったドラえもん達は、氷山の下層部分で氷漬けになったリングを見つける。調べてみたところ、リングが埋まったのは、人が住んでいるはずもない10万年前の南極だった。

リングの落とし主に会うために氷山の動きを辿り、氷が作られた場所へ南極探検に向かうのだった。

■『のび太の宝島』(2018年)

監督:今井一暁/脚本:川村元気

夏休みのある日、のび太はドラえもんのひみつ道具「宝探し地図」で宝島を探したところ、最近太平洋上に現れた新しい島を見つける。

のび太たちは組み立て帆船「ノビタオーラ号」に乗って島を目指すが、島に上陸する手前で海賊に襲われる。海賊たちが引き上げる際、そのひとりであるビビがしずかを船長の娘・セーラと誤認して連れ去る。のび太たちは海賊からしずかを助け出し、宝島に眠る財宝に隠された秘密を探るため船を進める。

■『のび太の月面探査記』(2019年)

監督:八鍬新之介/脚本:辻村深月

ドラえもんのひみつ道具「異説クラブメンバーズバッジ」を使い、のび太とドラえもんは、どこでもドアで異説の月に行き、月のクレーターにウサギ王国を建設する。

のび太はジャイアン、スネ夫、しずか、そして転校生のルカにバッジをつけ、月の王国に招待するが、のび太はバッジを残して行方不明になってしまう。月の地下でのび太を発見。さらに、ルカは自分がカグヤ星のゴダール博士によって作られた人工生命体エスパルであると明かす。地下はエスパル11人が暮らすコロニーだった。

■『のび太の新恐竜』(2020年)

監督:今井一暁/脚本:川村元気

首長竜のピー助を重点に置いた『のび太の恐竜』『のび太の恐竜2006』とは別に新たに書き下ろしされた作品。偶然見つけた新種の双子恐竜・キューとミューを育てるため、時空を超え奮闘するのび太たちの姿が描かれる。

■『のび太の宇宙小戦争 2021』(2022年)

監督:山口晋/脚本:佐藤大

1985年に公開された『のび太の宇宙小戦争』のリメイク作品。

■『のび太と空の理想郷』(2023年)

監督:堂山卓見/脚本:古沢良太

空に謎の三日月型の島を見つけたのび太は、ドラえもんたちと一緒にひみつ道具の飛行船「タイムツェッペリン」でその島を探しに出かけることに。その正体は、誰もがパーフェクトになれる夢のような楽園<パラダピア>だった。

そしてそこで出会ったのは、何もかも完璧なパーフェクトネコ型ロボット・ソーニャ。すっかり仲良くなったドラえもんたちとソーニャだったが、どうやらこの楽園には大きな秘密が隠されているようで・・・。はたしてのび太たちは、その楽園の謎を解き明かすことができるのか。

■『のび太の地球交響楽』(2024年)

監督:今井一暁/脚本:内海照子

学校の音楽会に向けて、苦手なリコーダーの練習をしているのび太。その前にあらわれた不思議な少女・ミッカは、のび太の吹くのんびりのんきな「の」の音を気に入り、音楽がエネルギーになる惑星でつくられた“音楽【ファーレ】の殿堂”にドラえもんたちを招き入れる。

ミッカはこの殿堂を救うため、一緒に演奏をする音楽の達人【ヴィルトゥオーゾ】を探していた。ひみつ道具「音楽家ライセンス」を使って楽器を選び、ミッカと共に演奏することで、少しずつ殿堂を復活させていくドラえもんたち。しかし、世界から音楽を消してしまう不気味な生命体が迫ってきて、地球にも危機が。

■『のび太の絵世界物語』(2025年)

監督:寺本幸代/脚本:伊藤公志

夏休みの宿題である“絵”に取り組むのび太。その前に、突然絵の切れ端が落ちてきた。

ひみつ道具「はいりこみライト」を使い絵の中に入って探検していると、不思議な少女・クレアと出会う。彼女の頼みを受けて〈アートリア公国〉を目指すドラえもんたちだったが、そこはなんと、ニュースで話題の絵画がに描がかれた、中世ヨーロッパの世界だった!

そしてその世界には〈アートリアブルー〉という幻の宝石がどこかに眠っているらしい。幻の宝石のひみつを探るドラえもんたち。しかし、〈アートリア公国〉に伝わる“世界滅亡”の伝説が蘇えってしまい、大ピンチに。はたして、のび太たちは伝説を打ち破り、世界を救うことができるのか。

『ドラえもん』歴代映画作品まとめ

映画ドラえもんシリーズの歴代作品を一気にご紹介しました。幼少期に見た思い出の作品はありましたか?

大人になった今でも、見ると感動してしまう映画ドラえもん。今年公開の映画は、なんと映画公開45周年記念作品なのだそう。ぜひ新作もチェックしてみてださいね!

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