6月27日に公開となる映画アンパンマン最新作『それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!』に、女優の蒼井優がゲスト声優として出演することが決定した。

  • 映画『それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!』

本作は、アンパンマンが空から落ちてきた不思議な男の子・チャポンと出会い、一緒に過ごす中で兄弟のように絆を深めていくものの、チャポンの出生の秘密を知るばいきんまんによって衝撃の事実が知らされるというストーリー。

先日タイトルとあらすじが公開されると、SNS上で「チャポンのあらすじだけでもうすでにヤバい、絶対私が好きなやつだ」、「新作映画、深いテーマで心に響きそうですね。チャポンとばいきんまんの秘密、どう絡んでくるのか楽しみ!」、「チャポン、気になる秘密!」と話題になった。

そしてこのたび、ゲスト声優としてチャポン役を女優の蒼井優が演じることが発表された。

  • アンパンマンとチャポン

蒼井優インタビュー

――映画『アンパンマン』のゲスト声優として参加することが決まった時のお気持ちを教えてください。

蒼井:昨年は仲良しの上戸彩ちゃんが声優をやっていて、『いいな』と思っていたのですごく嬉しいです!

――ご家族に映画『アンパンマン』への出演について伝えましたか?

蒼井:夫はすごく羨ましがっていて、娘は私がアンパンマンの世界に入ると伝えたら混乱してしまうと思いまして伝えていません。だからバレないように頑張りたいと思っています(笑)

――映画『アンパンマン』のゲスト声優を務めることに対して特別な感情はありますか?

蒼井:今作のテーマが、私たち大人がとても考えさせられるテーマを描いているので、娘が大人になった時に観て感じることが変わると思いますし、娘の未来を考えることができる作品だと思います。

――物語の中心となる新たなキャラクター・チャポンについての印象を教えてください。

蒼井:私たち大人からしたら、心から“この子の強さを信じたい”と思う内容になっているので、こんなに勇気のある子に声を吹き込めるのはとても幸せだなと思います。

――脚本をお読みになった感想を教えてください。

蒼井:生きていくうえで大切にしたいと思っていることがたくさん詰まった作品になっているので、もちろん小さいお子さんに見てもらいたいですが、色々な世代の方にも観ていただきたいです。生きる意味とか生まれてきた意味とか、人との関わり、仲間の大切さ、血の繋がりじゃない繋がりの強さを感じていただきたいです。

――蒼井さんにとってのヒーローはどんな存在ですか?

蒼井:夫もそうですが、今は娘の命を守ってくれている人たちがヒーローです。産婦人科の先生、助産師さん、小児科の先生、すごく親切にしてくださったお店の方、保育園の先生も。そういう娘の命を守ってくださった方々が、今の私にとってのヒーローです。

――蒼井さんご自身の子どもの頃、またはお子さんとのアンパンマンにまつわる思い出はありますか?

蒼井:娘が1歳の時、コキンちゃんが好きで、ハロウィンでコキンちゃんの格好をさせてあげたかったんですけど、売ってなくて自分で作りました。手作りの青いズボンと青いトップスに手作りで尻尾をつけて、リボンを作って。すごく娘が喜んでくれて嬉しかったです。

――ご自宅でアンパンマンをどのようにご覧になっていますか? 蒼井さんとお子さんの好きなキャラクターはいますか?

蒼井:娘は『アンパンマンが生まれた日』のアニメが大好きで、50回以上見ています。「生きてるパンをつくろう」をいつも歌ってます。もちろんアンパンマンは大好きなんですが、 最近はホラーマンも好きになってきて、あとメロンパンナちゃんも好きですね。私が好きなキャラクターはカバお君とチーズが好きです。

――育児を通して、アンパンマンに助けられた部分、アンパンマンの存在を実感した出来事はありますか?

蒼井:アンパンマンのおもちゃで遊んでいると、娘がキラキラとした笑顔になるので、おもちゃにも救われていますが、娘がちょっとイヤイヤ期の時があって、娘はばいきんまんは意地悪だとまだ思っているので、「ばいきんまんなの? 」と聞くとプリプリ怒りながら「ハヒフヘホ~! 」って言うんです。そうやって娘の意識をアンパンマンの世界に連れて行くことで、楽しい娘が戻ってくるのが最近よくありまして、私はばいきんまんの「ハヒフヘホ~! 」に救われています。

――チャポンのように蒼井さんもお兄さんにあこがれて、真似していたことなどありますか?

蒼井:兄が持ってるスニーカーとかにすごく憧れて、お下がりをもらうのがすごく嬉しかったのを覚えています。優しくて勉強ができる兄だったので、純粋に憧れていました。

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