京福電気鉄道は、嵐電(京福電気鉄道嵐山線)の新型車両「KYOTRAM(きょうとらむ)」の営業運転を2月28日から開始すると発表した。これを記念した「KYOTRAM体験乗車ご招待」イベントを同日に開催し、抽選で60名を招待するという。
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嵐電の新型車両「KYOTRAM」(モボ1形)
「KYOTRAM」は「人にやさしい路面電車」「地球にやさしい路面電車」をコンセプトに、安全性、快適性、環境性能を向上させた新型車両。車体デザインは「Timeless Design」をテーマに、伝統的なラウンドフォルムを先頭部に採用している。嵐電の象徴である「京紫」を基調に、ホワイト、ブラック、グレーの配色とシルバーの腰帯を組み合わせ、京都の街並みに調和しながらも華やかさを添えるデザインとした。今回、営業運転を開始する車両を1両目とし、2025~2028年度にかけて6両を順次導入。最終的に7両を運用する予定となっている。
営業運転初日の2月28日、15時58分に四条大宮駅を発車する嵐山行の臨時列車と、16時28分に嵐山駅を発車する四条大宮行の臨時列車を運行。それ以降は嵐山本線(四条大宮~嵐山間)・北野線(北野白梅町~帷子ノ辻間)の通常ダイヤに組み込まれる。点検等で運行しない日があるため、2月28日から5月6日までの期間は、嵐電公式X(Twitter)で翌日の運行予定を毎日発信する。
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「KYOTRAM」の車内
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「KYOTRAM」の内装イメージ(バケットシートとスタンションポール)
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「KYOTRAM」の内装イメージ(出入口付近から車内全景)
2月28日は臨時列車の運行に先立ち、「KYOTRAM体験乗車ご招待」イベントとして、嵐山駅を13時8分に発車する四条大宮行と、四条大宮駅を13時48分に発車する嵐山行の2便を貸切運行とし、抽選で各便30名、計60名を無料で招待する。応募は1月31日12時から京福電気鉄道公式サイトにて受け付ける。抽選結果は応募後すぐに表示されるとのこと。