視聴データを独自に取得・分析するREVISIOでは、テレビ画面に視線を向けていた人の割合がわかる「注目度」の週間番組ランキング(11月18日~24日)を発表した。
『おむすび』調理実習講師役の水間ロンに関心
この週のランキングも、 NHKの看板ドラマが上位を独占した。『光る君へ』は変わらぬ高い支持を受け、74.1%という注目度で個人全体ランキング1位をキープ。朝の連続テレビ小説『おむすび』も70.0%で同2位、さらに若年層(男女13~49歳)では72.8%と首位を記録している。
『おむすび』はドラマのストーリー展開に賛否両論があるものの、主演の橋本環奈が演じるキャラクターの成長が視聴者を引きつけて上位をキープし続けている。さらに、この週は水間ロン演じる調理実習講師の登場も話題に。“平成の厳しい先生”をリアルに演じた水間には、SNSで「目つき、しゃべり方、佇まいが絶妙」との声が上がるなど、視聴者の関心を集めた。
注目すべきは、コア視聴層で7位にランクインしたNHK『大相撲(2024年)九州場所十四日目』。琴櫻と豊昇龍がそろって13勝目をあげ、翌日の千秋楽での直接対決が決定し、平成15年以来初となる大関同士の相星決戦が実現した。今場所の全日程の入場券が28年ぶりに完売するという快挙も記録するなど、大相撲人気の高まりが注目度ランキングの数字にも表れる結果となった。
「中身もイケメン」「硬派で謙虚な人柄が素敵」
コア視聴層で2位(64.1%)、個人全体でも4位(66.8%)と、今週のバラエティ番組でひときわ注目を集めたのは『日曜日の初耳学』(MBS・TBS系)。11月24日の放送では、「インタビュアー林修」のコーナーに俳優の横浜流星が登場し、視聴者の関心を大いに引きつけた。
横浜は2025年放送のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~(つたじゅうえいがのゆめばなし)』で初主演を務めるなど、今、最も勢いのある俳優の一人。幼少期から始めた極真空手では中学生で世界一に輝き、役づくりのためにプロボクサーやスキューバダイビングのライセンスを取得するなど、ストイックな一面が明かされ、林修を驚かせた。
さらに、先輩俳優・阿部寛がVTR出演し、「半端じゃない」と語る横浜のエピソードにスタジオも盛り上がった。
また、映画監督の藤井道人氏が横浜との信頼関係や主演映画『正体』の撮影秘話を語り、俳優としての魅力がより深く掘り下げられた。SNSでは「中身もイケメン」「硬派で謙虚な人柄が素敵」と称賛の声が多数寄せられ、視聴者を魅了。注目度ランキング上位の理由も頷ける、横浜流星の魅力が詰まった放送回となった。