現在放送中の吉高由里子主演の大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)は本日25日、およそ1年半にわたる撮影を終了した。

  • 吉高由里子と柄本佑

    吉高由里子と柄本佑

昨年5月に平安神宮(京都市)でクランクインし、主人公のまひろ(紫式部)を演じきった吉高由里子、藤原道長役の柄本佑がコメントを寄せた。

■吉高由里子

「光る君へ」を撮影していた1年半は毎日、現場に来ることが楽しみで私の日常になっていました。その「日常」というものが、明日から「思い出」という言葉に塗りかえられてしまう瞬間をいま実感し、受け入れづらいです。大河ドラマの主役は一生に一度しかできないものだし、生きていて一度しかない「奇跡」がこの「光る君へ」という現場でした。一生分の幸せを使ったかなというくらい幸せでした。一日一日をかみしめてきょうを迎えることができて感慨深いです。ありがとうございました。

■柄本佑

「光る君へ」チームはすてきな人たちばかりで、いつも温かく迎え入れてくれる、朗らかな現場でした。自分が出ていながら「本当に面白そうなドラマだな」と思える作品に参加できたことが本当に幸せで、あっという間でした。藤原道長の人生を1年半で過ごし、駆け足ですが、その時間を追体験できたと実感しています。スタッフ、キャスト、みんなの総意だと思いますが、紫式部役が「吉高由里子さんでよかったね」と撮影を終えたいまも感じています。ありがとうございました。

【編集部MEMO】
大河ドラマ第63作となる『光る君へ』は、平安時代を舞台に、のちに世界最古の女性による小説といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く物語。主人公・紫式部(まひろ)を吉高由里子、まひろの生涯のソウルメイト・藤原道長を柄本佑が演じ、脚本は大石静氏が手掛けている。