国土交通省とJR北海道は、今年のゴールデンウィーク期間・お盆期間に続き、年末年始期間も2024年12月30日から2025年1月4日まで、青函トンネルを走行する北海道新幹線の列車を対象にトンネル内で260km/hの高速走行を行うと発表した。
北海道新幹線は通常、青函トンネル内において160km/hで走行しているが、2020年度の年末年始から時間帯区分方式による高速走行を開始し、210km/hで走行した。今年のゴールデンウィーク期間から260km/hに引き上げ、お盆期間も260km/hの高速走行を実施。年末年始期間も引き続き実施する。期間中、東京~新函館北斗間の所要時間が通常より5分短縮され、最速3時間57分で結ぶ。
期間中、12月30日は始発から12時頃までに運行する定期列車の下り5本・上り4本を高速走行の対象に。12月31日から1月4日までは定期列車の下り7本・上り7本を対象に高速走行を行う。
なお、期間中の貨物列車は北海道新幹線と時間帯を区分して走行する。JR貨物が期間中に青函共用走行区間を走る貨物列車の運転計画を発表しており、顧客の要望を踏まえつつ、必要な輸送力を確保するよう関係各所と調整を進めているとのこと。詳細な運転計画は11月中に顧客へ案内する。