• とうあ

YouTubeにおいても歌手活動においても、とうあが届けたいと思っているメッセージは「、自分らしくいることの大切さ」だ。

とうあ自身は性別にとらわれず、自分らしくいる生きることを大切にしているが、母親のおかげでそういう風に生きられるようになったと明かす。

「生まれたときから男女ともに仲良くて、人とは違ったんです。そして、小学生のときに、母親が『人と違うことはいいことだよ』『自分らしくいることはすごいことだよ』と教えてくれて、人とは違っても自分らしく生きていこうと思いました」

これまでの人生で、ジェンダーレスを受け入れてもらえないと感じることもあったという。

「私はすごく周りに恵まれてきたので、生きやすく楽しいタイプの人間でしたが、私より上の世代、例えば学校の先生や先輩とかからは、ちょっと違う目で見られたりという経験はありますし、活動していていろんな相談を受ける中で、そういう経験をしたという人もいるので、なかなか難しいところですが、私が負けたらダメだなと思っています」

  • とうあ

そして、「昔に比べたらだいぶ生きやすい世の中になったかなとは思います」と変化を感じつつ、まだまだ変わっていく必要があると感じている。

「YouTubeは基本的に好きな人が見に来てくれるのでありがたいコメントばかりですが、不特定多数の人が目にするときに心ない言葉や批判的な意見をもらうこともあったりするので。そこが変わっていかないと、ちゃんと生きやすい世の中になったとか、多様性の時代になったとは言えない気がしています」

だからこそ、自分のことをより広く知ってもらうことで、さまざまな人、さまざまな生き方があることを知ってもらいたいと考えている。

「より多くの人に、私のことを知らない人に私を見せるというのが一つの目標ですし、活動していく上で大事だなと感じています。認めてほしいわけではないけど、そういう人がいるということは理解しなきゃいけないなと思っていて、そのために活動していこうと思っています」