歌手でタレントのあのが10日、Spotifyのポッドキャスト番組『あのと粗品の電電電話』に出演。ano名義で8月21日にリリースした新曲「愛してる、なんてね。」について語った。
ラブソングに抱いていた“疑問”「男のために着飾る」
自身が作詞を手掛け、作曲を尾崎世界観(クリープハイプ)、編曲をケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラ)が担当した同曲。霜降り明星・粗品から、「恋愛の曲は珍しくない?」と問われると、あのは、「珍しい。ラブソングは」と返し、制作過程について、「世の中のラブソングってどんなのかな? っていうところをまず考えた」と回顧。世の中のラブソングに対し、「疑問に思っていた」そうで、「女の子の目線の曲が、だいたい男に媚びを売るじゃないけど。男のために自分の服装や見た目を着飾ってるっていう。それがかわいいみたいにされてるのが、ちょっと僕には違和感があって」と本音を明かした。
自身が抱いていた違和感を歌詞に取り入れつつ、「AメロBメロはトゲがあって、サビはストレートに気持ちを書こうみたいな感じ」だったと振り返ったあの。粗品が、「深くて。しりとりのところとか。遊び心もあるし」と称賛すると、「“しりとり”っていう歌詞があって。そのあとに、“運命だね、ねぇ、映画みたい”ってつながってるの。今回は、言葉遊びも結構意識はした」と説明。あのの歌詞へのこだわりに、粗品が感嘆していると、「ロッキンの雑誌とかでは結構言ってるんだけど……。本当にファンしか読まないから、なかなかね。音楽もガッツリしっかりやってるんだけど、隠れたりするよね」と吐露していた。
【編集部MEMO】
『あのと粗品の電電電話』は、あのがMC、粗品がアシスタントとして“猫のササキ”の声で出演する音楽番組『あのちゃんの電電電波♪』(テレビ東京)のポッドキャスト番組。あのと粗品がプライベートや仕事の裏話など、台本なしで電話雑談を繰り広げる。毎週火曜18時頃配信。