第63回ギャラクシー賞(主催:放送批評懇談会)の贈賞式が1日、都内ホテルで行われ、DJパーソナリティ賞を受賞したアンジェリーナ1/3が登壇した。TBSラジオ『アンジーラジオ~夢は口に出せば叶う~』、TOKYO FM/JFN『SCHOOL OF LOCK!』でマイクの前に立つ“アンジー”は、憧れの存在への対抗心、ラジオに向き合う覚悟、そして自身のモットーを熱く語った。

  • アンジェリーナ1/3

    アンジェリーナ1/3

神田伯山への思い「憧れとかではなく、負けないぞ」

選評では、「力強くてハスキーな声、語れないことが20代前半とは思えない話力。アンジーのラジオは世代を超えて多くの人を引きつけています。ラジオ界に誕生した元気いっぱいの新星を祝福します」と紹介されたアンジェリーナ1/3。トロフィーを受け取ると、「荻上チキさんに、ちょっとトロフィーを持たせてもらったんですけど、その時より重く感じますね。自分のだと」と喜びをかみ締めた。

ラジオを始める上で大きな存在だったという神田伯山について、「憧れて、ファンとして、そして兄として、すごく伯山さんの背中を追いながらラジオをやっていたんですが、もう今これだけラジオでお話しさせてもらっているということは同業者です」と宣言。「なので同業者として、もう憧れとかではなく、伯山さんに負けないぞ、いや伯山に勝つぞという気持ちで今ラジオと向き合っています」と力を込めた。

「大事なのは、ハートで汗をかくこと」

自身のラジオについては、「ラジオをやっていると、私の場合、自然と汗をかくんですね。声をものすごく張り上げたりもするので、さらにさらに汗をかくんですよ」と説明。その上で、「大事なのはその汗をかくことだけではなくて、ハートで汗をかくことだと思っています。ハートで汗をかくことがラジオでは大切だなと」と、アンジーらしい言葉で信条を語った。

また、リスナーとの関係についても、「リスナーさんっていうのは本当に怖いなと、苦手だなと思う時もあるんです。でもそれでいいんです。だって法律に『アンジーラジオ』を聞け、『SCHOOL OF LOCK!』を聞けとは書かれてないからです。自由でいいんです」と率直にコメント。

それでも、そんなリスナーを「納得してもらう、説得する」ために必要なのは、「ハート、心を潤すこと」だといい、「これからもそんな思いを大切に、ラジオを届けていきたいと思っています」と誓った。

「口に出して全て夢が叶うとは思っていません」

『アンジーラジオ~夢は口に出せば叶う~』という番組タイトルにも重なる自身のモットーについて、「私は『夢は口に出せば叶う』というのをモットーにラジオ番組を届けています」と話したアンジェリーナ1/3。

一方で、「口に出して全て夢が叶うとは思っていません」とも語り、「だからこそ、努力して、しっかりと一歩一歩、その景色を大切にしながら夢を叶えていきたいと思っています」と、現実を踏みしめるように思いを述べた。

さらに、もう一つの裏テーマとして「NGS」を掲げていることを明かし、「難題があっても、がむしゃらに進み続けていくぜ」という意味だと説明。会場に向けて「よかったらここにいる全員でNGSと言ってもらってもいいですか?」と呼びかけ、最後は「せーの、NGS!」と唱和して、会場を巻き込んだ。

十代との交流で「すごく季節が愛おしい」

前日の『アンジーラジオ~夢は口に出せば叶う~』の生放送では「本当に全く声が出ない状態で、今日も今朝ステロイドを打ってここに立たせていただいているんですけど」と明かしながら、「私はすごくもがきながらで、荒削りです。今までここでDJパーソナリティ賞を受賞されている方って、ものすごくレジェンドの方だったり、私もすごく尊敬している方がたくさんいらっしゃるんですけど、私はまだそうはなれないし、その道の勝手途中だと思っているんですね」と現在地を見つめる。

だからこそ、「泥臭く、もがいている姿をしっかりラジオでは届けたい」とし、「こういう声でも、私はマイクの前に立つことをやめないぞ。私はロックに生きてやるぞという気持ちを、『アンジーラジオ』ではしっかりこれからも届けていきたいと思っています」と力強く語った。

一方、『SCHOOL OF LOCK!』については、「関わらせてもらってから、季節に敏感になるようになりました」と変化を明かす。受験、夏休み、休み明け、卒業前の告白――十代の生徒たちがリアルタイムで投げかけてくれる思いに触れる中で、「すごく季節が愛おしいものに思うようになりました」と実感を口にした。

そして最後に、「これからもそんな大切な尊い季節の一つ一つを、十代のみんなとまっすぐ本心で向き合って、私は飾ることもできないですし、カッコつけることもできないので、このアンジーのままでみんなと向き合っていきたいと思っています」と、ラジオパーソナリティとしての覚悟を示した。