試行錯誤を重ねて完成したこだわりの衣装

――ショウマ、絆斗、幸果それぞれ、衣装も個性的で強い魅力を感じます。みなさんの衣装の注目ポイントはどんなところでしょう。

知念:杉原(輝昭)監督がメイン監督ということで、どういう傾向があるんだろうと自分なりに分析したんです。そうしたら『仮面ライダーゼロワン』の飛電或人(演:高橋文哉)の衣装がパーカーじゃないですか。社長なのにパーカー。だからショウマの衣装もパーカーなのかなって、ご縁を感じています。

日野:衣装合わせのときも、杉原監督はショウマのパーカー、それもフードの形状にこだわっていたね。

知念:そうそう。フードもこれに決まるまで、何度も何度も試行錯誤を重ねて、ようやく形になったんです。

  • 知念英和

  • 日野友輔

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日野:絆斗の衣装は、僕がプライベートで着ている服装とあまりにも違いすぎて、オンとオフの差が激しい印象です。ふだんの僕はシャツを一枚も持ってなくて、どちらかというとショウマみたいな……いや、この色合いはなかなか着こなすのが難しく、ヒデ(知念)だからこそ似合うと思うんですけど……楽な格好が好きなんです。絆斗は革コートにシャツ、細身のジーンズ、革靴でしょう。最初は「似合うのかな?」と不安でしたが、第1、2話を観ていると、案外大丈夫だなって(笑)。

知念:似合ってるよ!

宮部:うん、馴染んでた!

日野:ホントに!? うれしいなあ。今までの僕を知っている人に、いつもと違う姿をお見せできるかなと思いました。

知念:コートは着れば着るほど馴染んできますしね。

日野:そうそう。革が柔らかくなってきた感じがしますし、コートにすっかり愛着がわいてきました。暑いときにコートを着て撮影するのはたいへんですけど(笑)。

宮部:私がずっと抱いていた『仮面ライダー』ヒロインのイメージは「清楚で綺麗な女の子」だったんですけど、衣装合わせをしたとき「あれ、この服どうやって着るのかな」っていう、ユニークで奇抜な洋服をたくさん用意していただいて、ちょっと驚きました。毎回毎回、いろんなデザインの衣装を着ることになりますので、テレビを観た方がファッションの参考にしてくださったりするとうれしいですね(笑)。

知念:幸果さんの服は毎回、すごい印象的ですよね。

日野:あと、あれをアピールしておいたほうがいいんじゃないかな。「脚の長さ」! のぞみさんのスタイルのよさを活かした衣装が毎回出てきますから、注目してください。

宮部:ありがとう!

知念:のぞみさんだから着こなすことができるような衣装は見どころですよね!

宮部:ミニスカートとかも多いので、体型管理をしっかりしないといけないなって、心がけています。

胸を張って届けられる作品になった

――最後に、『仮面ライダーガヴ』にかける意気込みを聞かせてください。

日野:お菓子のかわいさとヒーローのカッコよさって、こんなに両立するものなんだと驚かされる「戦闘シーン」をぜひご覧ください。絆斗としては、ショウマとの関係性が回を追うごとに変化していくので、期待していただきたいですね!

宮部:撮影のないときでも現場へ見学に行っていました。仮面ライダーガヴの実物を見たときは、思っていたより何倍も迫力があって、すごかったです。画面がとてもポップな印象で、子どもから大人まで、幅広い世代が楽しめる作品だと思います。

知念:長年、シリーズを作り続けてきたスタッフのみなさんが、本当にカッコいい仮面ライダーガヴを生み出してくれました。僕は役を演じる側なので展開を知っているけれど、それでもワクワクして、次の話が早く観たいと思わせるものがあります。スタッフ・キャストが胸を張って、みなさんにお届けできる作品ができました。どうぞお楽しみください!

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■知念英和(ちねん・ひでかず)
2005年3月19日生まれ。沖縄県出身。2021年、スターダストプロモーション主催の第2回スター☆オーディションでファイナリストに選ばれ、芸能界入り。ドラマ『埼玉のホスト』(23年)、『君が死ぬまであと100日』(23年)、『マルス -ゼロの革命-』(24年)などに出演。
■日野友輔(ひの・ゆうすけ)
2002年6月3日生まれ。愛知県出身。2018年、MAG!C☆PRINCEの弟分グループオーディションに応募。総数5,075名の応募者の中からメンバーに選ばれ、TOKAIスクールボーイズとして芸能活動を開始。現在は、加藤大悟との2人組ユニットHi☆Five(ハイファイブ)として活動中。
■宮部のぞみ(みやべ・のぞみ)
2003年5月22日生まれ。愛知県出身。2019ミス・ティーン・ジャパン グランプリを受賞し、芸能界入り。ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」(19年)、『真夏の少年~19452020』(20年)、『君に届け』(23年)、『となりのナースエイド』(24年)、映画『20歳のソウル』(22年)、『変な家』(24年)などに出演。