第30回「つながる言の葉」では、1004(寛弘元)年の様子が描かれた。清少納言(ファーストサマーウイカ)の『枕草子』が内裏で大ヒットし、一条天皇は亡き皇后・藤原定子への想いを一層強くする一方、中宮・藤原彰子とその父である左大臣・藤原道長の陣営は苦境に立たされる。言葉の力を求める道長は、まひろの文才が四条宮で評判となっていることを聞き、安倍晴明とともにまひろのもとを訪れる。

トップ3以外の見どころとしては、初登場を果たしたあかねの奔放な性格や、時代を先取りしまくるシースルーの衣装。娘・彰子への寵愛を一条天皇に懇願する源倫子(黒木華)、呪詛マニア(ノーコンは改善されていないっぽい)の藤原伊周(三浦翔平)などが挙げられる。また、軽快なミュージックをバックにBBQを楽しむF4会のシーンは、最近出番の少ない藤原公任(町田啓太)のファンの視聴者には、うれしいワンショットだったのではないか。

SNSでも「平安F4未だに仲良しなの推せる」「道長、公任、斉信お鬚似合ってる」「流れる音楽最高!」「ビアガーデン?」「平安の鳥貴族」など、F4の人気の高さがうかがえる。余談だが、焼き鳥と鍋は雉(きじ)肉で魚は鮎だそうだ。ひげをたくわえ貫録の増したF4の活躍に今後も期待が高まる。

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父・藤原道長と娘・賢子が対面へ

きょう18日に放送される第31回「月の下で」では、「そなたはいくつだ」「むっつ」と、父・藤原道長と娘・藤原賢子が親子の対面を果たす。一方、中宮・藤原彰子は、父・道長と母・源倫子の仲が悪化していることに心を痛めていた。予告には、史実ではちょっとしたエピソードに展開する藤原公任と藤原斉信(はんにゃ.・金田哲)や、女性にいざなわれる?藤原実資(ロバート・秋山竜次)、調子のよさそうなあかねの姿も見られる。

道長の口からは、かつて悲劇の死を遂げた直秀(毎熊克哉)の名前が出るなど、気になるシーンが盛りだくさん。次回は果たしてどのシーンが最も注目されるのか。