主演の生見や、共演の瀬戸、神尾の印象についても聞いた。

「生見さんはいつもすごく明るいです。現場では一番年が近いので、とてもハッピーな感じです。瀬戸さんはすごく優しくて、いろいろと現場を重ねられていて経験も豊富なのが背中を見ているだけでわかります。僕が音楽活動もやっていますと言ったら、僕の曲を全部『帰りに車で聴くね』と言ってくださいました。神尾さんは落ち着いている印象を受けましたが、ご一緒していくうちにちょっと天然な部分が見えてきて、面白い方だなと思いました」

また、共演者との距離の縮め方について「僕は意外と自分から積極的に行かないタイプです。フレンドリーだと言われますが、最初の入り口ではちょっと人見知りをしてしまいます。だからしゃべることがなければしゃべらないですし、自然体でいるほうがいいのかなとも思っています。今回の現場でもコミュニケーションをたくさん取るというより、しゃべる時にしゃべる感じです」と明かした。

本作において、瀬戸が演じる公太郎や神尾が演じる朝日と、まことを巡って恋のライバル関係になることにちなみ、仮に、宮世が瀬戸や神尾と恋愛バトルを繰り広げた場合、勝者は誰になるのか? との質問には「神尾さんです」と即答し、「神尾さんは懐に入るのが上手そうだなと思って見ていました」とその理由を説明した。

また、俳優の宮世琉弥とアーティストのRyubi Miyaseとしてのスタンスについて、「ギアが全部違いますが、お芝居をする時に、役として音楽をさせていただくケースなどもありますし、逆に、歌を歌う時に、まるで役に入っているような気分で感情を込めて歌うこともあります。なので、両方が上手く作用しているのかもしれません」と語る。

今年メジャーデビューも果たし、俳優としてもアーティストとしてもさらなる飛躍の年になりそうな宮世の今後に注目していきたい。

■宮世琉弥
2004年1月22日生まれ、宮城県出身。2019年にドラマ『パーフェクトワールド』で俳優デビューし、ドラマ『恋する母たち』(20)で注目を集める。以降、ドラマ『ナイト・ドクター』(21)、『村井の恋』(22)、『君の花になる』(22)、『ホスト相続しちゃいました』(23)、『パリピ孔明』(23)などに出演。初主演映画『恋わずらいのエリー』が公開中。Ryubi Miyase名義でアーティストとしても活動しており、今年4月10日にアルバム『PLAYLIST』でメジャーデビューした。5月からは初のLIVEツアーが控えている。

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