MBS/TBS系全国ネットで放送中のドキュメンタリー番組『情熱大陸』にて、「WEST EXPRESS 銀河」や「えちごトキめきリゾート 雪月花」などのデザインを手がけた「モビリティー建築家 / 川西康之編」が4月14日の23時25分から23時55分まで放送される。
番組では、川西康之氏を「移動にまつわるあらゆることを、デザインのチカラで変えようとする男」と紹介。代表作の「WEST EXPRESS 銀河」(JR西日本)では、ラウンジや座席のデザインを考案し、寝そべって景色を眺められるスペースを作っている。「豪華な寝台列車に引けを取らない」と予約が殺到、瞬く間に人気列車になったという。
出世作となった中村駅(土佐くろしお鉄道)のリノベーションでは、利用者の大半が高校生や高齢者という駅に対して、待合室を自習室に改装するアイデアをもとに改装。地元産のヒノキを大胆に使ってぬくもりのある空間を演出し、鉄道業界の国際的なデザインコンペ「ブルネル賞」を受賞した。
直近では、JR西日本の特急「やくも」新型車両273系の車両デザインと、山陰側の拠点となる米子駅・出雲市駅の待合室のリノベーションも手がけた。一方、箱根・芦ノ湖の遊覧船の全面改装という珍しい仕事も舞い込んだという。
番組は10カ月にわたって川西氏を追いかけ、各地で「デザインのチカラ」を信じ、新たな価値を生み出そうとする姿を収めた。エネルギッシュに動き、関西弁で熱弁をふるう48歳は、モビリティーにどんな未来を描いているのか、その実像に迫る。