フジテレビ系ドラマ『ブルーモーメント』(4月スタート、毎週水曜22:00~)に、ハナコの岡部大、仁村紗和、平岩紙、音尾琢真、真矢ミキが出演する。

  • (上段左から)仁村紗和、岡部大、音尾琢真 (下段左から)平岩紙、真矢ミキ

甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使して現場の最前線で、命がけで救助に立ち向かうSDM(特別災害対策本部)メンバーの奮闘を描く同ドラマ。

岡部が演じるのは、ドラマのオリジナルキャラクターで、国土地理院官僚であり、SDMの情報班・山形広暉。超がつくほどの地理オタクで、日本で唯一の国家地図作成機関である国土地理院で働く夢を抱いて入庁したが、気象研究所・予報研究部部長の上野香澄(平岩)から熱烈な推薦を受け、半ば強制的にSDMのメンバーへ選出される。“人の生き死にには関わりたくない、地図が作りたいだけ”と豪語するが、なんだかんだ言いつつも結局は、地理に関する膨大な知識から晴原柑九朗(山下智久)らを全面バックアップする。

仁村が演じるのは、SDM対策本部車ドライバー兼料理人の丸山ひかる。SDMが指揮を執る場所が決まると指揮車両を運転してくるのだが、一刻も早く場所を整えるためか少々運転が荒く、車酔いしてしまう人(主に山形)もしばしば。一方で、チームSDMのために温かくておいしい食事を作り、彼らへのケアは一切怠らない。そんな彼女の普段の明るさからは一切感じさせないが、家族を災害で亡くした経験から、SDMへの参加を志願したという背景がある。

平岩が演じるのは、ドラマオリジナルキャラクターで気象庁気象研究所・予報研究部長の上野香澄。山下智久演じる晴原の上司であり、雲田彩(出口夏希)を彼の助手に推薦した張本人。SDMでは、本部が置かれる霞ヶ関で大臣と晴原らSDM現場チームをつなぐことに徹している。また、上野と晴原の関係は長く、晴原の婚約者が上野の大学時代の後輩で、姉妹のように仲がよく、彼女を通じて知り合った。そのため、上野は晴原にとって頭が上がらない存在に。

音尾が演じるのは、東京消防庁・消防救助機動部隊長で、SDMの消防班統括責任者・佐竹尚人。試験運用中で寄せ集めのSDMにおいても“唯一の希望”と大臣に言わしめるほどのエースレスキュー隊員。園部優吾(水上恒司)の上司でもあり、登山中に遭難した中学2年生だった優吾を救助して以来、彼の憧れの存在に。佐竹は、これまでの経験と実績からレスキュー隊員として“命を賭けても、命は捨てない”という強い信念を徹底して優吾らに教えてきたが、ある出来事が彼を襲い、究極の選択を迫られることに。

真矢が演じるのは、総務省・総務大臣の立花藍。既存組織を否定する形になるSDMに対して慎重派であり、SDM推進派の防災特命担当大臣と対立している。特に、SDMチームが適材適所に人材がすべてそろっていないまま活動を始めていることを鋭く追及する。しかし、SDMに対して彼らに希望も感じている一面も。彼女がここまでSDMに固執する訳は、晴原の亡き婚約者の存在が関係していて…。

コメントは、以下の通り。

コメント

■岡部大(ハナコ)

――フジテレビドラマ初出演が決まった時のお気持ち

「バラエティ番組ではレギュラーをさせていただいているのに、なかなか呼んでいただけないな…と思っていました(笑)。向かいのスタジオで『教場』シリーズなどを撮っているのを見て、“いつかフジテレビのドラマにも出させていただきたいな”と思っていたので、ようやく呼んでいただけてうれしかったです!ハナコは『新しい波24』(フジテレビ系/2017年)をきっかけにテレビに出られるようになったと思っていますので、全身全霊で頑張ります」

――ドラマオリジナルキャラクター・山形について

「原作には登場しないキャラクターですが、災害救助というシリアスな場面でちょっとホッとするような存在になれたらいいなと思っています。でも、やるときはしっかりやるんだぞという姿も見せていきたいです。1話で山形が車に酔うシーンがあるのですが、リアルな感じがいいのか、ちょっと抑えめがいいのか…悩みながら自宅のお風呂場でえずく練習をしているところです(笑)。家族は“ああ、おじさんになったな”と心配しているかもしれません(笑)」

――主演の山下さんの印象や共演で楽しみなこと

「学生時代から山下さんが出られていたドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系/2000年)や『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』(フジテレビ系/2009年)などを見ていたので、ご一緒できることがうれしくてテンションが上がっています。“わっ!山Pだ!”と思っちゃうと思うのですが…引かれないように押さえながら、いいチームを作っていきたいです」

――ドラマ撮影への意気込みと、放送を楽しみにしている視聴者の方へメッセージ

「話のスケールの大きさに驚いていますが、相手が自然という中で、どんな映像になるのか想像もついていません。でも、見応えはすごいと思いますし、自然に立ち向かい続ける姿から勇気をもらえる作品だと思います。山下さんふくめSDMのみなさんといいチームを作っていきながら、僕も勇気を与えられるように、そして、見てくださる方のホッとする時間になれるように頑張りますので、ぜひ楽しみに待っていてくださればと思います!」

■仁村紗和

――出演が決まった時のお気持ち

「まず4月期の水10に帰ってくる事ができてとてもうれしかったですし、光栄です。気象災害は決して他人事では無いことです。天気やお空の事は個人的にとても興味があるので、自分にとっても学びの多い時間になりそうで、どういうドラマになるのかワクワクしています。スタッフ、キャストの皆様と共に心を込めて創り上げていけたらいいなと思っております」

――演じるSDM対策本部車ドライバー兼料理人の丸山について

「ひかるは、サバサバとしたはっきりした性格で演じていて気持ちがいいです。SDMチームに合流するほどスゴ腕のドライバーであり、このチームの胃袋を支える存在です。拠点を守り、作る者として、チームにいたらホッと安心するようなそんなキャラクターを演じていけたらと思っております。(作品の中で)豚汁を振る舞うシーンがありそうだったのでとりあえず家で豚汁を作ってみました!ごま油が香る豚汁が好きです」

――主演の山下さんの印象や共演で楽しみなこと

「私が10代の頃からドラマでよく拝見していました。今回ご一緒できてうれしく思っています。SDMというチームを共に作り上げていける事がとても楽しみです。“この人を信じて動きたい”と思わせてくれるのは晴原さんにも山下さんにもあるパワーなのだと思います」

――ドラマ撮影への意気込みと、放送を楽しみにしている視聴者の方へメッセージ

「気象災害に限らず、災害というのはいつどこで何が起こるか分かりません。今年の能登半島の地震でも改めてこの日常は当たり前ではなく奇跡みたいな事なんだと思いました。この地球で生きている以上向き合わなければならない現実もドラマにでてきて心が痛む場面もあるかもしれません。どうか無理せず見ていただきたいですが、私たちの当たり前という奇跡を守るために向き合っている人間がいます。誰かの光や支えになりますように」

■平岩紙

――出演が決まった時のお気持ち

「『監察医 朝顔』で長く通わせて頂いてたので、久しぶりの湾岸スタジオは懐かしさと、どこかホッとするような気持ちになりました。そして、また新たに始まるんだなというドキドキも。初めてお会いする方々が多いので緊張していますが、終わる頃には作品とも皆さんとも離れる事が寂しいなあと思えるような、心のこもった作品、あたたかなチームになるとうれしいです」

――演じる気象庁気象研究所・予報研究部部長の上野香澄について

「お天気は毎日意識するものですし、自然災害の際には命を左右し、いくつもの判断が委ねられる、暮らしに重要不可欠な機関。この作品に携わる事で、深く知る事が出来、とても勉強になります。役柄については、人をまとめるポジションなので、その説得力は必要ですが、そこに気負いしすぎず、あたたかく見守られるような気持ちでやってみようと思っています」

――主演の山下さんの印象や共演で楽しみなこと

「山下さんは、いい意味でとても普通な方。リハーサル室に入った時、すぐに見つけられないほど“俺います感”が全くなくニュートラルに存在している感じです。だけど、確実に綺麗なイオンを放っていて、近づいて行くと、せせらぎが聞こえてくるんじゃないか?というくらい。みんなを自然と心地よく引き寄せてくれるリーダーです。お芝居に対して真摯(しんし)で柔軟、ユーモアもあり、そしてすごく落ち着いている…頼もしいです」

――ドラマ撮影への意気込みと、放送を楽しみにしている視聴者の方へメッセージ

「魅力的な若い方々、素晴らしい先輩方が出演されます。皆さんからすてきなトスを頂き、足を引っ張らないように頑張りたいです。私たちが日々意識しなければならない自然災害を取り扱う作品ですので慎重になりますし、見てくださる皆様にとって、今一度の備えになり、そして実際経験された方々へも、少しでも何か心に届く作品になりますよう、向き合いたいです」

■音尾琢真

――出演が決まった時のお気持ち

「幼少の頃よりフジテレビの連続ドラマに親しんできたので、またこうして作品に出られてうれしく思います。出演するからには俳優としてできることを出し切り、視聴者の皆様に楽しんでいただける作品になるよう力を尽くしたいと思います」

――演じるSDM消防班統括責任者・佐竹について

「今作における佐竹という役柄は、災害時に人命を救うため自分の全てを捧げてきた人なので、統括責任者として指示を出す時も現場で行動する時にも、洗練された無駄のない所作と精神でありたいと思っています。水上くんが演じる部下の園部にも影響を与える存在ですので、たとえ撮影が過酷な状況になっても、私自身も堂々とした背中を見せていられるようにします」

――主演の山下さんの印象や共演で楽しみなこと

「山下さんはとてもすてきな方で、私が“普段電車に乗ることあるんですね”などと話しかけても気さくに話して下さいます。多くの気象用語や数字のデータなどのセリフが多いので撮影の直前に話しかけたら迷惑かな、と思うのですが、今のところ快く返事してくださっています。私もあまり邪魔しないよう心がけます」

――ドラマ撮影への意気込みと、放送を楽しみにしている視聴者の方へメッセージ

「私自身、いつどこで災害に遭うか分からないという事を実感して生活しております。この作品の登場人物たちのように事前に防ごうとしたり、少しでも被害が少なくなるよう尽力したり、また災害時に一人でも多くの人命を救うために力を尽くしている方々の思いを背負って演じさせていただきますので、最終回までご覧になっていただけるとうれしいです」

■真矢ミキ

――出演が決まった時のお気持ち

「田中(亮)監督の演出は『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(2020年)の時に、とても刺激的だったので純粋に楽しみです。今まで警察、検事、弁護士、医師といろいろ演じてきましたが、いよいよ政治家、それも大臣ですかと。襟を正すような気持ちと共に、容易ではない世界に飛び込むぞという心です」

――演じる総務省・総務大臣の立花藍について

「立花の含みある物言いや行動は台本を読んでいても、問題集を解いているようです。立花に入る前にまずは、政治家、大臣の一日、過去のコメント、国会答弁、派閥などについて調べ、今は政治に浸かっています。根底に息づかせたいことは、はやり色々な意味でタフでなければと思います。可能でしたら、どこかのタイミングで実際の女性大臣の方にお会いできればと思っております」

――主演の山下さんの印象や共演で楽しみなこと

「『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』という作品で山下さんの母親で共演させていただきました。去年は同じ場面はなかったものの、海外制作ドラマもご一緒でご縁を感じています。彼の成長は私が言うまでもなく、あの思春期のバスケをやっていた繊細な息子は、いまや懐かしく感じられるほど逞(たくま)しく大きく、私自身も鼓舞されております。今回、時を経て何を感じられるのか楽しみです」

――ドラマ撮影への意気込みと、放送を楽しみにしている視聴者の方へメッセージ

「温暖化による自然災害が、日本だけではなく世界で巻き起こる昨今。このドラマのメッセージはきっと多くの方々に響き、多くの方に立ち上がっていただけるのではないかと思えてなりません」

■プロデュース 高田雄貴氏(フジテレビ ドラマ・映画制作部)

「山形広暉は、実は晴原と並ぶSDMの天才です。山下智久さんとの“天才2ショット”を考えた時に頭に浮かんだのが岡部大さんでした。岡部さんなら晴原にズケズケ言っても、“人命救助は自分には荷が重すぎる”と愚痴っても、笑える山形にしてくださる。そう思ってオファーさせて頂きました。丸山ひかるは、初期SDM現場隊員の中で、唯一晴原の100%味方です。サバサバして明るく、まさに本作のオアシス。一方、明るさの裏に秘めた悲しみがある…そんな丸山はスタッフ満場一致で仁村紗和さんでした。さらに、初期SDM唯一の即戦力、カリスマレスキュー隊長・佐竹尚人は“漢(おとこ)がほれる漢”です。“漢”をカッコよく演じてくださり、そして雪山の壮絶な絵も似合う俳優さんと考えた時に、数々の映画やドラマで幅広い“漢”を演じられている音尾琢真さんに演じて頂きたい!となりました。久々にフジテレビ連ドラにご出演頂き、念願かないました。上野香澄は、SDM創設に奔走し多くのメンバーを自ら集めた部長です。“縁の下の力持ち”でSDMを支える上野は新時代のリーダー像と思っており、“柔らかさの中に強い芯を持つお芝居”をお持ちの平岩紙さんに演じて頂きたい!と思いました。そして、総務大臣・立花藍を演じて頂くのは真矢ミキさん。キリッとした立花大臣にピッタリ。SDMの前に壁として立ちはだかってくださいます。しかし、この立花、実はキリッとしただけじゃない一面が…追っての変化もお楽しみに!」

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