女優・歌手の平手友梨奈が、PC・スマートフォン向け新作ゲーム『星になれ ヴェーダの騎士たち』(今春リリース予定)のグローバルモデルに起用されることが決定。27日、都内で行われたHYBE IMのゲーム事業説明会でその狙いが明かされた。

  • 平手友梨奈

3月5日にテーマ曲一部先行公開

『星になれ ヴェーダの騎士たち』は、BTSやSEVENTEEN、NewJeansなど世界的アーティストを擁するHYBEのゲーム事業部門・HYBE IMが、同事業への本格参入第1弾として手がけるRPG(ロールプレイングゲーム)。HYBE JAPANが設立した「NAECO」に所属する平手は、同ゲームのテレビCMに出演するほか、メインテーマ曲「絶望の女神」(作曲:椎名豪、作詞:Kanon)への歌唱参加など、様々な形で魅力を発信していく役割を担う。

今後、3月5日の事前登録開始にあわせて、ビジュアルと「絶望の女神」の一部を先行公開し、同12日には各音楽配信サービスでフルバージョンを公開。また、きょう2月28日からは平手のグローバルモデル起用を記念した公式X(Twitter)でのプレゼントキャンペーンを実施する。

平手の起用について、HYBE JAPANゲーム事業室の中西啓太室長は「HYBEとして音楽事業があるので、まず最初に楽曲を作るということが決まり、次にこのゲームを広げていくためにCMをやるということを決めました。その中で、弊社のアーティストで歌を歌えて演技ができる方として、平手友梨奈さんがマッチすると考えました」と説明。

また同社は「『星になれ ヴェーダの騎士たち』は、ゲーム自体の面白さはもちろん、中世名画風の独創的なアートスタイルや緻密な世界観の設定、精巧にデザインされた美しいキャラクターたちも面白さを倍増させる要素となっていますので、平手友梨奈とのコラボレーションを通じて、ゲームの魅力をファンやユーザーの皆様に体感していただきます」と予告している。

  • HYBE JAPANゲーム事業室の中西啓太室長

ゲームは「非常に魅力的なコンテンツ」

この説明会には、来日したHYBE IMのチョン・ウヨン代表取締役も登壇。HYBEがゲーム事業を手がけることについて、「パン・シヒョク(HYBE創業者)の言葉を借りると、総合的なエンタテインメントビジネスを営むHYBEから見たときに、ゲームというのはエンタテインメントと関連したすべての要素が含まれた非常に魅力的なコンテンツであり、HYBE IMを通じて、総合エンタテインメント企業としての永続性と競争力を強化していくことが理由です」と狙いを述べた。

さらに、「“夢を語る”という意味合いで、音楽とゲームにはそんなに差はないと考えています」と強調した上で、「疲れた現代に生きる人々が、HYBE IMが作り出すゲームを通して、夢や慰めになればという願いを込めて、このゲーム事業を始めました」と思いを語る。

そして、主要ゲーム会社の経験者だけでなく、映画・アニメ・音楽業界出身のメンバーが集結していることに加え、HYBEが擁する世界的アーティストのIP(知的財産)を活用した独自のゲーム開発やグローバルサービスのノウハウも生かし、「新しいテクノロジーと音楽の相乗効果で、“テックテインメント”という新しい分野を開拓しております」と力説。今後のタイトルでも、HYBEの強みである音楽面でのアプローチや、同社が擁するアーティストとのコラボを積極的に展開していく意向を示した。

  • HYBE IMのチョン・ウヨン代表取締役

  • 『星になれ ヴェーダの騎士たち』イメージ画像