西日本鉄道は、大規模リニューアルを進めている「西鉄久留米駅ビル」(1969年3月開業)について、西鉄久留米駅と久留米バスセンター、商業施設が一体となった立地の強みを生かし、共用部分や飲食フロア、スーパーマーケットを段階的に刷新すると発表した。

  • 「西鉄久留米駅ビル」リニューアルイメージ

1階のバスセンターエリアは、バスセンター側店舗ファサードの仕様を統一するとともに、東口広場側の店舗入口確保とガラス化により、開放的でにぎわいのある空間を創出。すでに開業している5店舗に加え、5月に3店舗、9月に3店舗の開業を予定している。

2階フロアでは、北口改札前にて194席のフードコートが4月9日にオープン。老舗の久留米ラーメン店など4店舗の出店を予定しており、このうち3店舗が4~9月にかけて開業する。待合スペースとしても利用できるように、電車・バスの運行状況を表示するデジタルサイネージを設置する。

2階の駅改札周辺エリアは、観光案内所、定期券販売所、ATM、コンビニ等のサービス機能を集約。チャレンジショップ区画も新設し、駅利用者の利便性向上と新たなにぎわい創出を図る。

  • 1階バスセンターエリアのバスセンター側リニューアル前後イメージ

  • 1階バスセンターエリアの東口広場側リニューアル前後イメージ

  • フードコート入口イメージ

  • フードコート内観イメージ

  • 「レガネット久留米タミー」イメージ

  • 新設される飲食・食物販エリアイメージ

1階「にしてつストア」もリニューアルし、新たに「レガネット久留米タミー」として3月22日にオープン予定。9月には、1階メインファサード側区画に計17店舗からなる飲食・食物販エリアを新設する予定となっている。商業施設の名称は、55年間親しまれてきた「エマックス・クルメ」から、9月のグランドオープンに合わせて「レイリア久留米」に変更する。