日産自動車の子会社である欧州日産自動車会社は2月7日、大型バンの新型「インタースター」を発表した。ユーザーのニーズに合わせたカスタマイズが可能なモデルで、さまざまな用途で使えるところが特徴だ。

  • 欧州市場向け新型大型バン「インタースター」を発表

日産の大型商用バンで初の電気自動車が登場!

今回は欧州市場向けに、電気自動車(EV)仕様の「インタースター-e」とディーゼル仕様をラインナップ。「インタースター-e」は、日産の大型商用バンとして初となる100%電動パワートレイン搭載モデルとなる。

  • 「インタースター-e」は、日産の大型商用バンで初の100%電動パワートレインを搭載

「インタースター-e」は、わずか30分で航続距離252km分の電力が入れられる急速充電性能を備える。けん引能力は2,500kgだ。ボディバリエーションは「ティッパー」「ドロップサイド」「ボックスバン」など幅広く取りそろえており、あらゆる事業会社の理想的なパートナーとして高い能力を発揮する。

  • 「より働きやすく、より暮らしやすく」を可能にする、あらゆるビジネスの最適なパートナー

ディーゼル仕様は高いトルクにも対応する9速オートマチックトランスミッションを搭載。燃費はクラストップだという。

欧州日産で小型商用車(LCV)のディレクターを務めるニコラス・シャン氏は、「新型『インタースター』は、社会にとって重要な事業者のみなさまの最高の味方になるでしょう。EV仕様の追加、積載量の増加、多様なコンバージョンオプションを提供することにより、私たちの生活を支えてくれている世界中の中小企業がその事業運営に必要とするものを、私たちがまさに届けるのです」とコメントしている。

  • 高い経済性と実用性、安全性を実現

なお日産は、欧州における2026年以降のLCVラインアップをすべてEVとし、よりクリーンで、より安全で、よりインクルーシブな社会を目指す。新型「インタースター」は、同社の旅の重要な一歩となる。