演出家の宮本亞門が、7日に放送されるテレビ朝日系トーク番組『徹子の部屋』(毎週月~金曜13:00~)に出演する。

  • 宮本亞門=テレビ朝日提供

■宮本亞門、両親の死を振り返る

演出家でありながら、最近は出演者としてドラマに初挑戦し話題になった宮本。5年前に前立腺がんが発覚し、全摘出手術をした翌年に世界がコロナ禍へ突入した。そして3年前に愛する父を見送るなど、近年は怒涛だったと語る。現在66歳。65歳で亡くなった母の年齢を越え、最近は改めて母を想うことが増えたという。

亞門が21歳の時、一人暮らしの部屋を片付けに来た母が脳溢血で倒れ、そのまま帰らぬ人となった。母の死をきっかけに、それまで苦手だった父を一人の人間として愛し抜こうと決意。以降は二人で旅行に出かけるほどの仲になった。その父も一昨年94歳で、老衰で亡くなった。父は最期の日をわかっていたかのように自らスーツに着替え、ベッドの上で眠るように逝ったという。自らのがん経験、両親の死を乗り越え、これからは「生きる喜び、素晴らしさ」を心底味わいたいと話す。