JR九州は、2024年3月16日に実施するダイヤ改正で、D&S列車の特急「海幸山幸」を見直し、運転頻度の少ない「海幸山幸2・3号」を廃止すると発表した。1往復の運転となるが、下り列車の乗車時間拡大、飫肥駅の停車時間拡大などで魅力・価値向上を図る。

  • 特急「海幸山幸」は宮崎~南郷間で運転される

特急「海幸山幸」は日南線を走るD&S列車で、現在は下り「海幸山幸1・3号」(宮崎駅10時13分発・13時53分発、南郷行)、上り「海幸山幸2・4号」(南郷駅11時52分発・15時30分発、宮崎行)の2往復を設定。ダイヤ改正で現行の下り「海幸山幸3号」、上り「海幸山幸2号」を廃止し、残る1往復も時刻を変更。他の特急列車からの接続も改善し、遠方からでも利用しやすくするという。

ダイヤ改正後の下り「海幸山幸」は宮崎駅10時28分発・南郷駅12時13分着となり、乗車時間を現行の約1時間30分から1時間45分に拡大。「おもてなし駅」とされる飫肥駅での停車時間も、現行の下り列車は3~8分だったが、ダイヤ改正後は13分に増える。上り「海幸山幸」は南郷駅13時52分発・宮崎駅15時31分着で運転される。