JR九州は、2024年3月16日に実施するダイヤ改正で、特急列車の上り「かささぎ204号」を運転取りやめとすることを発表した。これにともない、同時間帯に運転される上り「かささぎ104号」は両数を現行の6両編成から8両編成に変更する。

  • 上り「かささぎ204号」は787系8両編成で運転されている(写真は特急「かもめ」。2021年撮影)

特急「かささぎ」は2022年9月の西九州新幹線(武雄温泉~長崎間)開業に伴うダイヤ改正で新設。おもに博多~肥前鹿島間で運転され、朝・夜間などに佐賀駅発着の列車も設定している。

現行の上り「かささぎ204号」は787系8両編成を使用し、佐賀駅7時29分発・博多駅8時17分着。続いて運転される上り「かささぎ104号」は885系6両編成を使用し、肥前鹿島駅7時14分発・佐賀駅7時37分発・博多駅8時24分着・吉塚駅8時29分着(博多駅から吉塚駅まで普通列車として運転)。佐賀駅から博多駅まで、朝の時間帯に8分前後の間隔で「かささぎ」が2本運転される状況だった。

ダイヤ改正で「かささぎ204号」を運転取りやめとすることにより、佐賀駅を7時台に発車する特急列車の本数は現行の5本から1本減って4本に。「かささぎ104号」は両数を現行の6両編成から8両編成に増やす一方、佐賀駅の発車時刻に変更はなく、引き続き吉塚行として運転される。