テレビ東京は30日に『ニッポンの技で世界を修理 世界! 職人ワゴン』(17:55〜)を放送する。

  • 小泉孝太郎

「ニッポンの優れた技術を世界へ!」をテーマに、日本が誇る巧みな技術力を兼ね備えたあらゆる分野の職人たちがワゴンに乗り、世界の困っている人を技術で救う「世界! 職人ワゴン」が4年ぶりに第7弾として復活。2017年の番組開始当初からストーリー・テラーを務める小泉孝太郎を迎え、東ヨーロッパ3カ国でも“ニッポンの技”を駆使し“壊れたモノ”をお直ししていく。

クロアチアの小さな村では唯一の観光資源である水車の修復に挑戦。100年前におよそ90基作られ、村の暮らしをさまざまな形で支えてきたものの今ではたったひとつとなり、ボロボロでパワーも不十分となってしまっている水車を「復活させたい!」という村人たちの願いを叶える。

建物の大部分が世界遺産だという“ハンガリーで最も美しい村”と称されるホッローケーでは、最も価値のある歴史的建造物の修復を依頼される。年間8万人が訪れる観光地でありながら、手すりや柱は修復できないほどに壊れていて「世界遺産なので、景観に合わせて形を変えないで欲しい」という無理難題のオーダーの中、職人たちは建物を蘇らせることができるのか。

さらにルーマニアの山奥の村では「教室が足りず生徒が入りきらなくて困っている」という学校の依頼に、職人たちは「使われていないバスを学び舎に変身させる」という驚きの提案をし、作業時間72時間で新しい教室を子どもたちにプレゼントすることを企てる。

■小泉孝太郎 コメント

コロナの流行でこの番組の放送ができなくなり4年の歳月が経ってしまいましたが、『世界! 職人ワゴン』が復活し自分が日本人であることを誇れるこの番組に携われてすごくうれしかったです。今回も日本の職人さんの技術と心意気、真心みたいなものに対して、どこの国でも「日本の職人さんありがとう」という村や町の方々の言葉から感謝の気持ちが伝わってきて、日本にはなんて素晴らしい職人さんがいるのだろうと感じました。番組を見てくれた方も僕と似たような気持ちになってくれるのではないかと思っています。文化も違う国で色々な縛りがある中でベストを尽くさなくてはならず、限られた条件の中での職人さんの柔軟な考え方や技術も大きな見どころです。

■金子優プロデューサー(テレビ東京 制作局) コメント

4年ぶりに職人ワゴンが走ります!
10月に日曜ビッグバラエティ「お直しJAPAN」という国内版を放送しました。久しぶりの職人さんたちの再会、コンビネーションはさすがでした! 海外という困難な環境で様々なワザを繰り出しながら、修理に真摯に向き合う姿も変わらず男前です!
ぜひ応援しながらご覧ください!

【編集部MEMO】
『世界! 職人ワゴン』は日本が誇る巧みな技術力を兼ね備えたあらゆる分野の職人たちがワゴンに乗り、世界の困っている人を日本の職人の技術で救う。これまでにスペインの世界遺産「カルバハル宮殿」なども修理しており、現地メディア(デイリーニュース EXN1)も取材に訪れた。ドイツロケでも中部ドイツ放送が密着、ドイツ・ゲーラの地方紙ノイエス・ゲーラ紙に取り上げられるなど、ロケ先でも話題を呼んでいる。

(C)テレビ東京