テレビ東京は30日、『ニッポンの技で世界を修理 世界!職人ワゴン』(17:55~21:00)を放送する。

  • 小泉孝太郎

    小泉孝太郎

同番組では日本が誇る巧みな技術力を兼ね備えたあらゆる分野の職人たちがワゴンに乗り、世界の困っている人を日本の職人の技術で救う。第6弾の舞台はスペインとポルトガルで、番組史上初の世界遺産「カルバハル宮殿」を修理する。16世紀に建てられたカルバハル宮殿は、街に職人もいないためあちこち壊れたまま。世界遺産なので景観などを損ねてはいけないという限られた状況の中、100年以上前のイスや、ゴシック・ルネッサンス様式の窓、さらに調度品などを修理する。

現地メディア(デイリーニュース EXN1)も取材に訪れ、「カルバハル宮殿の修復作業のため5人の日本人がカセレスを訪れている。16世紀の家具まで修復するという。但し、作業は全て日本の伝統的な技術を使用する」と修理風景と併せて放送。職人たちが披露した日本の技に現地の方は驚きの連発となった。さらに、ボロボロな保育園では屋内ホールを意外な発想で修理し子供たちを笑顔に。老人ホームではガタガタなスロープを大規模修理する。

ストーリーテラー・小泉孝太郎 コメント

今回の相手は世界遺産。よくスペイン側(世界遺産・カルバハル宮殿)が託してくれたなと、その思いがとても嬉しかったです。職人さんの高い技術力への“信頼”、そして引き受ける“心意気”がなければ成り立たないと思うと、託す側と託される側の心のつながりが今回の大きな見どころではないでしょうか。言葉は通じないけど、それぞれの思いがつながって形になる。職人さんの思い、そして現地の方の思い…今回は心の部分が顕著に表れていると思います。

番組プロデューサー・神山祐人 コメント

平成29年3月の放送から、皆さまの御好評をいただき第6弾を数えることができました。その理由であり、番組の見どころが何といっても、ニッポンの職人の“ワザ”です。単に修復するだけではなく、修復前よりも良くする、その心意気は国境を越え現地の方々の笑顔と感動を呼びます。そんな日本が誇る職人スピリットを皆さまにも感じ取っていただければと思います。