JR西日本は15日、ダイヤ改正を2024年3月16日に実施し、奈良~大阪・新大阪間を天王寺駅経由で結ぶ通勤特急「らくラクやまと」を新設すると発表した。上下各1本を設定し、平日朝に奈良発新大阪行、平日夜間に新大阪発奈良行を運転する。

  • 新設の通勤特急「らくラクやまと」は大阪駅(うめきたエリア)の地下ホームに停車する(写真は特急「くろしお」)

同社は2024年3月のダイヤ改正で、大和路線(関西本線)・おおさか東線の有料座席サービスを拡大し、通勤・お出かけ等で座って快適に利用できるようにする。その一環で、2023年10月に導入した「快速 うれしート」を拡大するとともに、奈良~大阪・新大阪間(天王寺駅経由)で通勤特急「らくラクやまと」を設定。大和路線沿線における平日朝夕の通勤をより快適にする。

平日朝の「らくラクやまと」は、奈良駅を7時16分に発車し、王寺駅まで各駅に停車。王寺駅から先は久宝寺駅、天王寺駅、大阪駅(うめきたエリア)に停車し、8時19分に終点の新大阪駅に到着する。平日夜間の「らくラクやまと」は、新大阪駅を19時43分に発車し、大阪駅(うめきたエリア)、天王寺駅、久宝寺駅に停車した後、王寺駅から先は各駅に停車。20時46分に終点の奈良駅に到着する。

なお、ダイヤ改正で通勤特急「らくラクやまと」が運転開始することを受け、大和路線の一部列車において、行先変更や運転間隔の調整を行うとのこと。