お笑いコンビ・笑い飯の哲夫が12日、YouTubeチャンネル『M-1グランプリ』で公開された動画「【M-1ラジオ】#1 恐るべし『Mおじ』分析力! (笑い飯・哲夫/スーパーマラドーナ・武智)」に出演。“『M-1グランプリ』の美学”を語った。

笑い飯・哲夫

スーパーマラドーナ・武智から「哲夫さん的に、決勝と言わないまでも『いいとこ行くんちゃうかな?』って思ってるコンビとかいるんですか?」と質問され、哲夫は「言っていいですか? ネイビーズアフロっていう」と回答。武智が「落ちたわ!」「3回戦の会場まで行って見たんですけど、落ちるべくして落ちた」とツッコミを入れると、哲夫は真面目なトーンに戻りながら「あ~そうか。なんでそれ? 敗因教えてよ」と、“Mおじ”こと武智に見解を尋ねることに。

哲夫が「あいつらいつもそうやろ? 劇場とかやとちゃんとウケてるやんか。『すごい漫才師やな』って思いながら見てるんやけど、喋りも達者やし」「やのにM-1では3回戦で止まってること多いと思う」と話すと、武智は「喋りも達者、間もテンポもいいし、ボケ数もちゃんと入ってる、万遍ない層も笑わせられる」と評した上で、「ただ深めのお笑いファン、M-1ファンとか、言い方ちょっと悪いけど、お笑い芸人を笑かすのが下手なんですよね」と分析した。

すると、哲夫は「そこの問題ってすごいなって思ってて。M-1ってその空気感、わりと大事やん?」と持論を展開。「劇場でお客さんを笑かしてる漫才師、これ(お客さんを笑わせる)はもう当たり前の話なんやけど、M-1はそこプラス袖、一緒に笑かそうとしてるやつが笑いに耐えてるはずやのに笑てもうたみたいな。そこにいくのがM-1の美学みたいな気がする」と自身の印象を述べると、武智も「めっちゃ大事です」とうなずいていた。

【編集部MEMO】
歴代のM-1チャンピオンがパーソナリティを務める、ABCラジオのラジオ番組『M-1ラジオ~〇〇のチカラ~』。今年の出場者や、エントリー資格の結成15年を超えたM-1卒業芸人、M-1を裏で支え続けているスタッフが出演し、それぞれの目線でM-1を語り尽くす。笑い飯・哲夫がパーソナリティを務め、スーパーマラドーナ・武智をゲストに迎えた初回は、「西のチカラ」をテーマに、M-1を関西の視点で深掘りした。19日(12:30〜)の次回放送には、哲夫と武智に加え、ヘッドライトも出演する。