女優の西野七瀬が、フジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語’23 秋の特別編』(11日21:00~)で、同番組に初出演。エピソード『走馬灯のセトリは考えておいて』で主演を務める。

  • 西野七瀬

西野が演じるのは、ライフキャスターという職業に就く、小清水イノリ。舞台は近未来。人の生活を記録するライフログという機能の発展により、死後その人の人格・姿形をロボットに注入することで、まるでその人のクローン(ライフキャスト)を作れるような世界になっていた。

物語は、イノリのもとにバーチャルアイドル・黄昏キエラのライフキャストの制作依頼が舞い込んでくるところから始まる。イノリはそのバーチャルアイドルの過去をさかのぼって調べていくうちに、その依頼主の衝撃的な事実を知ることになる。

他にも、イノリにバーチャルアイドルのライフキャストの制作依頼する袖崎碧役で朝加真由美。イノリの父親役で利重剛が出演。また、バーチャルアイドルの黄昏キエラ役には、YouTubeやTikTokを中心にバーチャルとリアルを行き来するパラレルシンガーとして活躍する七海うららが抜てきされた。

コメントは、以下の通り。

■西野七瀬 コメント

――本作への出演について

「いつか出演してみたいと思っていた番組でしたので、すごくうれしかったです。昔から見ていた番組で強烈に印象に残る作品もありますので、自分が出演する作品がどうなるのか楽しみでした」

――ご自身の役を実際に演じてみていかがでしたか?

「50年後の近未来の設定なので、はじめは手探りのなかで演じましたが、出来上がる本編はCGが加わりさらに面白い作品になっていると思います。イノリは自分の性格と少し似ているところもあり、等身大で演じることができたので新鮮な気持ちでした」

――視聴者の方へのメッセージ

「『世にも奇妙な物語』はさまざまな作品がこれまでにもあると思いますが、本作の近未来というのはまた新しい作品になったんじゃないかなと思います。近未来のCG加工とどんな結末になるのか分からない“世にも”ならではのストーリーで面白く仕上がっていると思うので、最後まで見ていただけたらうれしいです」

■岩田和行氏(演出)コメント

「自分が死んだ後に、自分と瓜二つのリアルな分身を作り出す技術があったとしたら?今作の『世にも奇妙な物語』で描く舞台は今から50年後の世界。今と何が変わり、何が変わっていないのでしょうか?33年目に突入し、約570作品という歴史ある『世にも奇妙な物語』の中でも、表現が非常に難しい今作に挑んでくれたのは西野七瀬さん。自らの生き方を問い直し見つめる主人公を繊細に感情豊かに演じていただきました。そして我々スタッフも、50年後という設定だけでなく、ドラマオリジナルのバーチャルアイドルやオリジナルの歌をどう表現すべきか試行錯誤を重ねてきました。撮影スタッフ、CGスタッフ、バーチャルアイドルスタッフ、楽曲チーム、総動員で全力で挑んだ渾身の力作となっております。胸を打つエモーショナルな西野さんのお芝居はもちろんのこと、暑い夏に撮影した映像はとても美しく、数々の手の込んだCGカットなど見所豊富な作品となっております!一人でも多くの方にご覧いただけるとうれしいです!」

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