元プロ野球選手で野球解説者の工藤公康氏が23日、YouTubeチャンネル『[ラミレス公式]ラミちゃんねる』で公開された動画「【工藤公康とラミレスが貫いた監督の仕事】岡田阪神vs中嶋オリでも注目の日本シリーズでの監督采配を深掘り! 知られざる戦略と駆け引きを名将が明かす! 【工藤公康さんコラボ(2)】」に出演。2017年の日本シリーズを振り返った。

工藤公康氏

工藤氏率いるソフトバンクがアレックス・ラミレス氏率いるDeNAを4勝2敗で下した2017年の日本シリーズ。延長11回2死一、二塁から、川島慶三氏が右前にサヨナラ打を放ち、ソフトバンクの日本一が決まった。この試合のターニングポイントとして、工藤氏は「川島がライトで出場していて、ライト前にいったの。そうしたら、(ボールの)跳ね方がいつもと違って、後ろにそらしたんだよね」と、川島の守備での一幕を挙げることに。

その守備が原因でピンチを迎えたこともあり、ベンチに引き返してきた川島氏が「やっちゃった」という顔を見せていたと振り返る工藤氏。「じゃあ、その後に打てたかというと、打てなかったんだけど、僕はずっと使い続けたんですよ」という。

そして、延長11回に川島に打席がまわった際に、工藤氏は「その時に彼に託して、『取り戻すにはここしかない』というふうに思ってた」ところ、「普通のライト前のヒットで、完璧にホームはアウトのタイミングだったんだけど、そこで奇跡が起こる。ホームでワンバウンドで、いい球が返ってきた。楽勝でアウトだったのに、人工芝なのにボールがポーンと上に跳ねたんだよね」と興奮気味に回想。「僕は野球を長くやってるんですけど、あんなことはほとんど見たことがない。日本シリーズでね」と、しみじみと語っていた。