元K-1世界チャンピオンでタレントの魔裟斗が19日、YouTubeチャンネル『魔裟斗チャンネル』で公開された動画「那須川天心デビュー2戦目と寺地拳四朗タイトルマッチの振り返り!」に出演。ボクシング転向2戦目も勝利で飾った那須川天心について語った。
■魔裟斗「正直言うと…」と本音
18日に東京・有明アリーナで開催された試合で、メキシコ・バンタム級王者のルイス・グスマンに完勝した那須川。魔裟斗も「結果、天心の圧勝だね」と振り返り、「1ラウンドから8ラウンドまで、全部のラウンドを天心が取ったんじゃない? 1ラウンド目から、とにかく速かったね。1ラウンド目からダウンも取って、『パワーもついたな』と思って」と賛辞を贈る。
1ラウンド目を見て、「これは早いラウンドで天心のKO勝ちかな」とも思ったという魔裟斗だが、最終的に判定決着となったことについて、「途中、4ラウンドぐらいから、グスマンが天心の攻撃に慣れた感じがしたんだよね。スピードに慣れてきた。前半はスピードに圧倒されている感じがしたんだけど、中盤から天心のスピードに徐々に慣れてきて、パンチが当たってもそのまま前に出てる。スピードはあるけど、一発のパワーっていう意味では、どうなんだろうなとはちょっと思ったね」と分析。
そして、「圧勝は圧勝だけど、(KOで)倒すところを見たかったね。正直言うと……」と率直な感想をこぼす一方で、「期待が大きすぎるからね。ボクシング界のスーパールーキーじゃない? キック界のスーパースターとして来てるから。2戦目がメキシコチャンピオンで、いきなり強い相手なんだけど、みんな『どこで倒すんだ?』って期待しちゃうから、本人もプレッシャーにもなるだろうけどね」と慮っていた。