日本テレビ系大型特番『24時間テレビ46』(26~27日)で、メインパーソナリティーのなにわ男子・大西流星が、ピアノ生伴奏を披露した。

  • 「心の瞳」ピアノ生伴奏を披露する大西流星=日本テレビ提供

「坂本九 38年目の真実 最後の歌に秘められた愛」では、坂本九さんが遺した最後の名曲「心の瞳」を、両国・国技館で、調布市立第五中学校と東村山市立東村山第五中学校の中学生・総勢84人が合唱。指揮は「心の瞳」を全国に広めた指揮者・田中安茂先生で、大西がピアノ演奏で参加した。

1985年8月12日、坂本さんは航空機墜落事故のため43歳でこの世を去った。坂本さんが亡くなった後、柏木の元に中学校の生徒と先生から手紙が。それは「心の瞳」を合唱コンクールで歌っているという内容で、「テレビで一度も歌ってないのにどうしてなのかな」と思った柏木。実は坂本さんはこの楽曲を一度だけラジオの公開収録で歌っており、それを聴いた千葉県の教師が生徒に歌ってもらおうと、録音した音源を何度も聴いて楽譜に起こし、地元の合唱コンクールで披露。そのウワサが広まり、中学校・高校の教科書に掲載され、卒業式に歌う定番曲となったのだ。

大西は、今回の企画にあたり坂本さんの自宅を訪れ柏木を取材。大西も「心の瞳」を「中学生の頃に歌ったことがある」と語った。

また今回、「心の瞳」を作詞した荒木とよひさ氏にも取材。すると、坂本さんから「ラブソングを作って」というリクエストがあり、荒木氏は坂本さんの柏木への思いを「歌で代筆する」という感覚で作ったと明かし、このエピソードに柏木も38年経って「初めて聞いた」と驚いた様子を見せた。

そして柏木は両国・国技館で合唱を見守り、「感動いたしました、ありがとうございます」と語り、ピアノ演奏を行った大西は「これからも、この曲がつながっていくことを願っております」と語った。