7月11日にスタートするTBS系火曜ドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』(毎週火曜22:00~)で、深田恭子と共にW主演を務める福原遥。NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』(22~23)を経て、女優としてひと回り成長した福原は、本作で夢を求めて邁進する18歳の妊婦役に挑む。福原が「今までに演じたことのない役柄」と語る主人公の魅力や本作の撮影秘話と共に、キャリアのターニングポイントとなった作品も含め、子役からこれまでに至る道のりも振り返ってもらった。
福原にとってはTBSドラマ初主演となる本作。福原が演じる仲川有栖は、美術館の学芸員となって海外で活躍できるキュレーターになることを夢見る高校3年生だが、予期せぬ妊娠によって人生が一変する。深田が演じる成瀬瞳子は、もうすぐ40歳になるビジネスパーソンで、アートとビジネスを繋ぐ仕事をしているアートスペシャリスト。2人が出会い、年の差を超えたシスターフッド(=女性の絆)を築いていくなかで、訳あり男子とのラブストーリーも描かれていく。
有栖役について共感した点について尋ねると、福原は「共感という意味では、自分と違うなと思いますが、とても刺激を受けました」と語る。
「有栖の選択にはたくましさや強さなどが感じられ、瞳子さんの支えもあってのことですが、すごくかっこいいと思います。私も何かを諦めるんじゃなくて、全部を頑張ろうとする前向きさや彼女の生き様からすごく刺激をもらえます」
常にソフトな印象を放つ福原は、『舞いあがれ!』の舞役や、『正直不動産』(22)の月下咲良役など、明るく健気で人当たりの良い役柄がフィットしてきたが、今回演じる有栖は、頑固で強い信念を持つという新鮮な役どころとなる。
「今はまだ模索しながらやっている感じです。有栖はいろんな部分を持っている子なので、少しずつそこに近づけていけている感じがすごく楽しいですね。自分にとっても新しい感じがしていますが、もっとそこを感じとれるように、頑張りたいなと思っています」
初共演の深田とW主演を務めることについては「めちゃめちゃ心強いです。深田さんには本当に支えていただいています」と満面の笑みを見せる。
「最初はテレビでずっと見てきた方だなと思って、すごく緊張していたのですが、深田さんのほうからいっぱい話しかけてくださいました。今はいろんなこと話せるようになっています」
まさに役柄と同様に、深田とシスターフッドを築いている福原は「もともと目上の方と話をするのは大好きです。ただ、すごく人見知りなので、最初からあまりぐいぐい自分からいけないタイプですが、話せるようになったらものすごく甘えちゃいます」と言う。
深田については「優しくて柔らかい方です」と語り、「気さくに話しかけてくださいますし、この間は、私が行けなかったロケ先でお土産を買ってきてくださいました。いつも気にかけてくださる優しい先輩です」と感謝する。
また、有栖が住む家の近くにあるボロアパートに住む大学生・黒澤祐馬役を、ドラマ『六本木クラス』(22)や『silent』(22)など話題作に出演してきた鈴鹿央士が演じる。有栖と同じ大学に通う祐馬は、将来プロダンサーになりたいと思っているが、何か訳ありの事情を抱えているという役どころだ。
福原は初共演の鈴鹿について「鈴鹿さんはダンスをするのが初めてだと言われていましたが、本当にすごくかっこよく踊られていて、短期間でここまで踊れるのはすごいなと思いながら見ていました」とダンスの仕上がりぶりに感心したとか。また、「私は見ているだけでしたが、かっこいい決めポーズとかを一緒にして、みんなで写真を撮ったりはしました」とオフショットの交流についても明かした。
そして有栖の先輩で彼氏でもある麻生康介役をFANTASTICSのボーカル・八木勇征が務める。八木については「すごく気さくな方です。現場ではペットの話や、好きなご飯の話とか、本当に他愛もない話をしています」とほっこりするエピソードを語ってくれた。