中京テレビのドキュメントバラエティ特番『こどもディレクター』の第2弾が、11日(15:55~)に放送される。

  • 『こどもディレクター』に出演する斎藤工(左)とYOU=中京テレビ提供

『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』の北山流川ディレクターが企画・演出を手がけ、『ハイパーハードボイルドグルメリポート』の元テレビ東京・上出遼平氏が監修するこの番組は、ビデオカメラを渡された街の人=“こども”が、自身の親に「聞きたいけど聞けない」疑問を取材した映像を、スタジオの斎藤工とYOUが見守るというもの。

4月30日に放送された第1弾では、三重・志摩市で出会ったみゆきさん(37)が登場。独身の身でみゆきさんを身籠り、出産に当たり両親から猛反対を受けたという母親に、なぜ産むという決断をしたのかを聞くと、母と父の絆、そしてみゆきさんへの愛情にあふれた答えが返ってきた。

また、上出氏に促される形で、北山D自らも“こどもディレクター”として、離婚した両親それぞれを取材し、離婚する前のことを尋ねる展開になった。

スタジオにやす子も加わる今回の第2弾では、名古屋で出会ったひかるさん(22)が登場。愛知・豊川市にある創業78年のお茶屋を継がず、東京で就職したいという思いに対して、父親がどう思っているか気になっているといい、自宅で父親にカメラを向けるが、一向に口を開いてくれない。そこでひかるさんは、お茶屋で働く人たちや、店を手伝っている姉に話を聞くと、自分の知らなかった偉大な父親の姿が見えてくる。そして、ついに重たい口を開いた父親から、家業に対する熱い思いが語られる。

また、東京・上野で絵を描いていた専門学生・健太郎さん(27)は、中学生の時に父親を亡くし、あるとき母親から「他の人がお父さんになったらどう思う?」と聞かれたことがあったという。結局、女手一つで健太郎さんを育ててきた母親だったが、健太郎さんは「お母さんがあの時再婚を考えていたのでは?」と、今でも気になっていた。そこで、福島・会津若松の実家で母・なおみさんを取材。すると、生前はとても厳しく、あまり褒めてくれなかった父親が健太郎さんのことをどう思っていたか、という話題になり、今まで知らなかった父の姿が明らかになる。