アイドルグループ・ふぉ~ゆ~の福田悠太と越岡裕貴が29日、大阪・カンテレで行われた主演舞台『SHOW BOY』(7月28日~30日、大阪・新歌舞伎座)の取材に応じ、意気込みなどを語った。

  • ふぉ~ゆ~の福田悠太(左)と越岡裕貴

「今日、ふぉ~ゆ~4人全員はいませんが、来ていない2人の分も話しますんで!」と冒頭から笑顔で話し、報道陣の笑いを取った2人は「初演から4年分の成長を見てもらえたら」とPR。『SHOW BOY』は、初演の2019年当時のふぉ~ゆ~の4人の苦悩や葛藤を当て書きされ、作られた作品で、福田は「ふぉ~ゆ~の人生を『SHOW BOY』という作品の中にねじ込んだリアルな作品。ハマっていた当時と比べて、4年後の今、やったらどうなるんだろうという化学反応が楽しみ。絶対に面白くなると思う」と自信をのぞかせた。また、越岡も、「等身大の僕たちが見られるはず。見に来て損はさせない。ウソだと思って、一度、見に来てください」と猛烈にアピールした。

実際、舞台を見たKinki Kidsの堂本光一に、「『SHOW BOY』めちゃくちゃ面白いから、ふぉ~ゆ~で続けていったほうがいいよ」とアドバイスされたという越岡は、同時に「俺も出たい。しょこたん(中川翔子)の支配人の役をやりたい!」とアピールされたというエピソードを披露。福田は「乗っ取ろうとしているのかも」と危機感を募らせつつ、「しょこたんは僕のお姉ちゃんの役。入る場合は、お姉ちゃん役で女性役ならいいよ…という条件つきで(笑)。ふぉ~ゆ~主演なのに、光一くんが入ったら光一くん主演になっちゃうんで。でも『俺も4人の男たちの話が同時軸に進む話を作りたかった』と悔しそうな顔をしていたので、本気度は2億%です!」とおちゃめに語った。

最近は個人での活躍が目立つふぉ~ゆ~だが、舞台上に4人がそろう意味を問われると、2人は「僕たちはポンコツの集まりなんです」と謙そん。福田は「僕たちは、4人集まったら、すごいぞというグループではなかったんです。気づいたら、この4人が寄せ集められ、名前にたまたま『ゆう』が4人ついていたので、『ふぉ~ゆ~』という名前をもらった。だからこそ、4人で結束しないと」と意気込み、さらに、「ステージに立って何かをするということに関しては、エンターテイナーとしては、打ち込む熱量は変わらない。その熱量を持つ4人がいるから、さらに自信になる」強調。越岡は「4人でやると。1人でやるより、心のよりどころがあるので、安心感はある。でも、4人のベクトルが合っていないとどこにも勝てない。1つの作品を作る時は、みんなお互い、同じ方向を向いて作ろうとしている」と、今回の4人での主演舞台への決意を語った。

大型カジノ豪華客船が舞台だけに、「ギャンブル」にちなんで、「ギャンブルに出た経験」について問われると、福田は「ふぉ~ゆ~をやってる時点でギャンブル」と自虐的に笑わせつつ、「でも、僕らは充実もしていて楽しいので、『SHOW BOY』にその思いを乗せられたら」と回答。一方の越岡は「僕ら4人で事務所に『(グループの)名前が欲しいです』と言いに行ったとき、ドキドキした。公園で1時間くらい作戦会議をした」というエピソードを語り、そこが賭けだったと明かした。

『SHOW BOY』は3度の上演が実現し、ふぉ~ゆ~にとって「ライフワーク」とも言える作品。越岡は「後輩が演じてくれたらうれしい」と笑顔を見せ、福田も同調しつつ、「ふぉ~ゆ~はなかなか後輩に尊敬されない(笑)。CDデビューもしていないし、歌も歌えない」とまたもや自虐しつつ、演じてほしい後輩に、Hey! Say! JUMPとKing & Princeを挙げ、「尊敬されたいんです!」と切なる胸の内を明かした。

最後にメッセージとして、福田は「ファンには謝らないといけない。テレビとかに比べて、舞台を主戦場にすると、お金がかかってしまう。負担をかけてしまっているので、その分、精進していかなければと思っています。『SHOW BOY』でいまの僕らを見せたいと思っています。本当におもしろい作品で、すでに何回か観た人にも見てほしい。今まで観たことがない以上の観劇体験が劇場でできるはず!」とコメント。越岡は、「来てくれるお客さんに少しでもハッピーになってもらいたい。命がけで舞台に立っているので、そのエネルギーが伝わればと思っています。等身大の僕たちが見られるはず。見に来て損はさせないです! ウソじゃないので、一度、観に来てください!」と笑顔でPRした。

舞台『SHOW BOY』大阪公演のチケット一般発売は、6月4日10時にスタートする。