Amazon オーディブルが28日、都内でプレス向け発表会を行い、文芸評論家の三宅香帆氏が登壇し、“聴く読書”について語った。

  • 三宅香帆氏

    三宅香帆氏

三宅氏は自身が手掛ける『没頭する力』という作品がAudibleオリジナル「オーディオファースト作品」として配信予定である。

「オーディオファースト作品」とは、現在紙媒体で出版されることが一般的となっているが、Audibleのオリジナルコンテンツとして、音声コンテンツが先に読者に届く仕組みだ。

今回の取り組みについて、三宅氏は「自分自身、PodcastやYouTubeなど音声で親しんでくださっている方も多いので、そういう方に『Audible出てるんだ、じゃあ読んでみようかな』と思ってもらえるような作品になればいいなと思って書き下ろしました」と、“聴く読書”と自身の活動の親和性について触れながら、作品への想いを語った。

作品の内容については、「現代の常時接続する世界では“没頭する力”を失いやすいんじゃないか、じゃあ没頭するためにはなにが必要なんだろう?というのをエッセイ調で書き下ろした」と話した。

  • (左から)三宅香帆氏、俳優・桐谷健太、小説家・染井為人氏

    (左から)三宅香帆氏、俳優・桐谷健太、小説家・染井為人氏

文芸評論家として、多くの作品を読み、自身でも著作を手がける三宅氏は、現代人と読書の関係について発信をしている中で、“聴く読書”の価値について聞かれ、「人との会話のきっかけになる」と、コミュニケーションツールとしての価値があると話す。

「友人からはAudibleを聞いて夫婦仲が良くなったと聞きました。なぜかというと、ドライブをしているときにAudibleを聴くと一緒に物語を聴くことができて話のきっかけにもなるので、夫婦仲が向上しているそう。一緒にAudibleを聞いて会話のきっかけにしてもらえたらいいなと思います」と語った。

また、“聴く読書”をどんな方にオススメしたいかという質問に対しては、「スマホとかPCを見ていて目が疲れているような方や、文庫本を読むのがしんどいかも、と思って本から離れてしまっている方にもAudibleを使って本に戻ってきてもらえたらと思います」と、“読書離れ”を解消するひとつのツールとして活用できることを伝えた。